読書と感想

まとめました。
takemootoo 2593view 7コメント
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  • 竹本健治 @takemootoo 2014-06-13 10:28:54
    ロ-トレアモン『マルドロールの歌』読了。今なら究極の厨二病と言うべきか。少なくとも高2あたりの自分が思い出されて少々気恥ずかしかったり。善悪とは神にとって何なのか、むしろ神にとってこそすべてがフラットであることを執拗に暴き立てようとする、その身振りの健気までの懸命さ。
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-06-13 16:21:38
    →ただ、神との格闘も真っ向勝負ではなく、スカシやウッチャリや猫ダマシの駆使ぶりが見どころで、それらの<技>の数々、さらにはそうした戦略自体の(こんな戦い方があったんだという)独創あってこそ、後世への影響も多大だったのだと思う。『マルドロールの歌』
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-06-13 16:36:49
    それにしても、長い詩を読むのは小説よりしんどい。
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-07-01 23:35:25
    喜国さんちで突然麻耶君が僕に「昔読んだんですが、犬が喋るマンガって何でしょう」と。わずかな手がかりは「楳図かずおかなあ」という曖昧な記憶。で、あれこれ探りを入れつつ辿り着いたのはつのだじろうの「うしろの百太郎」。検索してみると、どうやらビンゴ。スッキリ解決して気持ちよかった一幕。
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-07-02 01:54:12
    エオン・エキス『強姦の形而上学』読了。強姦の聖性を縦横に論じ、強姦の実践指南まで説く本書は、論証にトマス・アクィナス等を繰り返し援用するなど、もちろん大マジメな論理ゲームとして書かれたに違いないが、論理をつきつめることによって論理というもの自体の危うさを炙り出す痛快さは無類。
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-07-02 17:34:01
    昔、ラジオの「チャチャヤング」という番組に「眉村卓のショートショートコーナー」というのがあって、それに1回こっきり応募した僕の原稿が選ばれ、眉村さんに朗読してもらったのが、僕のひそやかな初デビュー。「眉村さんへ」というタイトルのタイムパラドックスものだった。
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-07-02 17:40:12
    後年、その眉村さんと推協囲碁同好会で初めてお会いし、碁まで打つという不思議さ。まさしく奇妙なタイムパラドックスのなかに取りこまれたようなおかしな気分だった。
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-07-02 17:57:44
    僕がそのコーナーに応募したのは知人である常連投稿者の和田宜久さんの影響で、眉村さんは1回こっきりの僕のことはもちろん憶えていらっしゃらなかったが、和田さんのことは今でもはっきりご記憶だった。
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-07-02 18:17:19
    その和田さんの存在は番組を介して芦辺拓さんの記憶にも鮮明だったらしく、後年、和田さんの作品「忘れるのが恐い」が鮎川哲也・芦辺拓編『ふしぎ文学館 妖異百物語 第一夜』に収録されることになったのだった。
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-07-18 21:19:23
    遅ればせながら黒岩涙香のオリジナル探偵小説とされる「無惨」と「六人の死骸」読了。「無惨」は確かに本格っぽいロジック小説だが、「六人の死骸」は最後にとってつけたように探偵が登場するものの、実質は文楽か歌舞伎の世話物を下敷きにしたような報復譚。
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-07-19 12:49:58
    黒岩涙香の「六人の死骸」は、どうも国言詢音頭(くにことばくどきおんど)や伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)のイメージを混ぜあわせて書いたような気が。
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-07-26 12:19:10
    セリーヌ『なしくずしの死』読了。著者と同名の<フェルディナン>の少年時代の回想。ひたすら悲惨陰惨が蜿蜒と続くのでこりゃあ辛いなと思っていたら、3分の1のイギリス留学からどんどん弾みがつき、後半の発明家クールシアルの登場からは凄いことに。恐るべき狂躁と破綻の永久運動。底なしの呪詛。
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-07-27 00:39:21
    この半年間の読書でのベスト3はミルボーの『責苦の庭』、ブルガーコフの『巨匠とマルガリータ』、セリーヌの『なしくずしの死』。順位はつけにくいが、偏愛しているのは『責苦の庭』かな。こんなにも美しい小説が世の中にあったのか、奇蹟を見る感じ。
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-08-08 02:10:21
    いいだもも『探偵実話黒岩涙香』読了。いいだももはこれが初読だが、どうしてこんなことまでという恐るべき量の知識が自由自在、縦横無尽に繋がりあい、綾織をなしていくスタイルにちょっとびっくり。おカタイ一方の幸徳秋水ではなく、聖俗多面体の涙香だからこそ格闘をそそられたというのも意外。
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-08-09 14:06:52
    中山典之『昭和囲碁風雲録』読了。いつもながらの中山節は快調。歴史的な流れは既におおかた頭にはいっているが、下巻の名人戦を巡る読売・朝日・棋院の三者間に吹き荒れた大騒動は、僕も朧にしか知らなかったので大変興味深かった。そうか。こんなにもドロドロした血なまぐさい暗闘があったのか。
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-08-25 01:13:53
    ベックフォード『ヴァテック』読了。訳者の矢野目源一をして「千夜一夜物語の面白味を一巻に凝集したような」と言わしめているが、まさに然り。著者は「英国の最も富裕な公子」と謳われ、23、4の頃にこれ1冊のみ残し、生涯独身のまま、富にまかせて蒐集した書物を読み暮らしたという。羨ましいぞ。
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-09-15 00:01:32
    「ドグラ・マグラ銅版画展 〜ドグラ・マグラの血脈 夢野久作とグリーン・ファーザー〜」@博多の立石ガクブチ店にトモナリ君を誘って行ってきた。 aki-remains.com/kyusaku/
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-09-15 00:02:33
    東京でも行なわれたのだが、博多での目玉は杉山3代(杉山茂丸、夢野久作、杉山龍丸)に関する資料・遺品の展示。しかも初日の今日はオープニングレセプションと久作の孫の満丸氏による「語り部会」があるとのことで、これが目当て。
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-09-15 00:04:04
    「ドグラ・マグラ」の初期原稿や、杉山家に代々伝わり、例の「……ブウウ―――ンンン……」のモデルになったであろう時計に、おおっ。久作愛用のテニス・ラケットなんかもあったりして。 満丸氏の講演でもいろいろ興味深い話が聞けた。
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-09-15 00:57:37
    これが「……ブウウ―――ンンン……」の時計。 一見新しそうに見えるが、老舗時計店によると明治期の逸品だそうな。 pic.twitter.com/LVDr9k28DA
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-09-15 01:37:06
    ウラジーミル・ナボコフ「ディフェンス」読了。チェスという名の《魔》に取り憑かれるべくして取り憑かれた男の、常人には酌み取り難い栄光と悲惨のかたち。訳者の若島正さんの本ミス大賞授賞式で、氏が出題した詰将棋を解いた景品として頂戴した本。12年の積読くらい、僕にとっては全然マシなほうw
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-09-29 22:56:59
    幽鬼の塔よ首吊りは 風に揺られてざわと鳴る 骨転げ落ち変位も得 沼を怪しめ末ぞ見む (いうきのたふよくひつりは かせにゆられてさわとなる ほねころけおちへんゐもえ ぬまをあやしめすゑそみむ) 旧仮名いろはOp.137。 #IRH48
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-10-08 23:40:46
    そういえば昨日、カーナビに「今日はミステリーの日です」と言われたんだった。いま調べてみると、エドガー・アラン・ポーの命日だったのね。
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-10-11 18:43:18
    コナン・ドイルのホームズは 滝に落ちても復活さ 悪事を狙う部屋潜み 訳読めぬ故理路迫れ (こなんといるのほーむすは たきにおちてもふっかつさ あくしをねらうへやひそみ わけよめぬゆえりろせまれ) 新仮名いろはOp.13。 #kiz48
  • 竹本健治 @takemootoo 2014-10-12 23:53:39
    ホオムズ真似てワトソンは 燃ゆる館へ忍びこみ 智恵を授けよ目に奇影 籠絡不慣れ焦り居ぬ (ほおむすまねてわとそんは もゆるやかたへしのひこみ ちゑをさつけよめにきえい ろうらくふなれあせりゐぬ 旧仮名いろはop.140。 #IRH48

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