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《プリマヴェラ》とマルセイユタロットの関係性に気づいたきっかけについて。2007年学会開催のためフィレンツェに赴き、ウフィツィ美術館に行った。《プリマヴェラ》の前に立って眺めながら、飲み込まれるような気分になり、ふっとマルセイユタロットのカードのイメージが。#プリマヴェラの謎
2016-02-06 17:50:31これがつまりポンセ氏の『ボッティチェリ《プリマヴェラ》の謎』にも書かれている。ロレンツォの選択。フィチーノの選択。鑑賞者の選択。と同時に鑑賞者の存在が絵画を完成させる。#プリマヴェラの謎
2016-02-06 17:54:48マルセイユタロットの『恋人』のカードを、装束からルネッサンス期イタリアの装束と比較して分析。詳しく知りたい人はクリストフ・ポンセ『ボッティチェリ《プリマヴェラ》の謎』を読んでね!#プリマヴェラの謎
2016-02-06 18:06:46ポンセ氏はマルセイユタロットを鍵とすることにより、《プリマヴェラ》を読み解くことに至った。参照したテクストはフィチーノ、ランディーノ、ロレンツォ・ディ・メディチ、そしてそれらの著者が参照したクセノフォンなどの古典テクスト。#プリマヴェラの謎
2016-02-06 18:11:59日本語には心臓と心を同時に表す一語がないのではないか、しかしランディーノは心臓と心を、同時に語っているのではないか、と豊岡さん。#プリマヴェラの謎
2016-02-06 18:19:35academy という一語をどう訳すか、について。フィチーノの著作には、「プラトンのアカデミー」をイメージして、よくこの単語が出てくる。#プリマヴェラの謎
2016-02-06 18:21:51随想。月の不安定・無節操は「信仰」の、水星の欺瞞は「希望」の、金星の淫楽は「慈愛」にとって良からぬもの。「恋人」札は「智慧」の太陽の霊アポロンが上記三つの対神徳の敵に向かって矢を放つ図とも取れる。果たして彼に射られる者は誰か。 pic.twitter.com/jEh9M838G7
2016-02-06 18:25:31フィチーノのアカデミー、つまり知人や弟子のサークル(サロンのようなもの)において、プラトン哲学をより理解させるためにそれを図像化したものが、ゲームのような形で使われたのではないか、それがマルセイユタロットではなかったのだろうか、とポンセ氏。#プリマヴェラの謎
2016-02-06 18:26:41フィチーノとティマイオス。7枚ずつ三層。7つの惑星に対応している。フィチーノは占星学にも詳しかったらしい。フィチーノの哲学では太陽がすべての中心にあり、太陽を反射するものとして隣に月が置かれる。#プリマヴェラの謎
2016-02-06 18:33:34本国イタリアでもフィチーノの名前は知られていないと聞きましたが、少なくとも英語圏ではヒルマン、ムーアのおかげでユング派および占星術家には広く知られています。こちらはムーアのフィチーノへの心理学的コメンタリーの邦訳。 amazon.co.jp/%E5%86%85%E3%8…
2016-02-06 18:42:14いまのところ、ドキュメンタリーは仏語版と英語版のみだそうで、日本でも放送してくれるところを探しています!とのこと。観たい!#プリマヴェラの謎
2016-02-06 18:47:49ポンセさんにヒライ先生のご紹介でお目にかかったおり、ポンセさんはくしくも、15世紀のフィチーノが最初のユンギアンだ、と冗談を言われましたが、ぼくはいやいや、最初のユンギアンはプラトンでしょう?とかぶせツッコミを、、。いや、これはジェイムズ ヒルマンの「南の知」というアイデアです。
2016-02-06 18:48:08