「少子高齢化は悪、出生率上げねば…」vs「生物が生殖しない時代に生きられるなんてそれもなかなか楽しいんじゃない?」

@chibanoiniesta さんからの問いかけ(orお返事)を受けての話です。
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千葉のイニエスタ @chibanoiniesta

@heis101 「負の側面」というのは、「少子高齢化dis&出生率上げねば」と考えている人たちにとっての、ということです。自分は「生物が生殖しない時代に生きられるなんてそれもなかなか楽しいんじゃない?」というスタンスです。

2009-11-19 01:00:17
heis101 @heis101

RT @chibanoiniesta: @heis101 「負の側面」というのは、「少子高齢化dis&出生率上げねば」と考えている人たちにとっての、ということです。自分は「生物が生殖しない時代に生きられるなんてそれもなかなか楽しいんじゃない?」というスタンスです。

2009-11-19 05:34:15
heis101 @heis101

. @chibanoiniesta 人類の絶滅も視野に入れるなら、それも有りです。ただ、現実的には極めて困難です。なぜなら、そういう世界では人々は生きることに希望が持てないからです。

2009-11-19 05:36:26
heis101 @heis101

「人口調整」と「希望の維持」というのは主要なファクターです。かつてのように、病死率や戦死率が高い社会(←社会に備わる「人口調整」機能)においては、子どもの育成に猛烈な希望を燃やすくらいでちょうど良かったのですが(←人々が抱く「希望」の機能)、

2009-11-19 05:40:43
heis101 @heis101

病死率・戦死率が低下し、「人口調整」機能がバージョンアップすることによって、人々が抱く「希望」機能のほうもバージョンアップしないといけない時期が来ているのですが、なかなかそれが、どういうかたちになるのか、イメージがわかないというのがおそらく今日的な問題でしょう。

2009-11-19 05:42:46
heis101 @heis101

「絶滅に向かう」というのと、「人口が増える」というのと、「人口が一定数のまま維持される」というのは、全部異なると思います。今日的な制約条件は「人口が増える」の否定でありますから、そこからただちに「絶滅しなくちゃいけない」というわけではないわけです。

2009-11-19 05:45:05
heis101 @heis101

昔から「子宝」というくらいですし、「寿」という字が長寿を意味することからも分かるように、かつては幸福といえば長寿のことを指していたのだと思います。そして、少なくとも私は、そのことの伝統的価値を否定する権利がおのれにあるなどということは、なかなか思うことができずにいます。

2009-11-19 05:51:55
heis101 @heis101

「祭り」のなかに生きる権利を人々から剥奪することは、伝統的価値を否定することに対する危惧から、或いはまた、俯瞰的視野を正義だと思い上がることに対する危惧から、二重にためらわれるのです。

2009-11-19 05:59:20
heis101 @heis101

これは形式的には「階級の肯定」と解釈され得ますが、だからといってこのためらいを無視すると、こんどは「暴力の肯定」という指摘を受け得ます。

2009-11-19 05:59:46
heis101 @heis101

「本人がそれでいいって言ってるんだからそれでいいじゃないの」という「階級の肯定」を否定し、なおかつ、「俺たちは正義だ。だから奴らをしつける権利がある」という「暴力の肯定」をも同時に否定することは、果たしてできるのでしょうか。。

2009-11-19 06:04:29
heis101 @heis101

私たちはこのことが傲慢に聞こえないために、「私もまた、ある種の「祭り」のなかに生きる一人だ」ということを忘れてはならないと思います。そしてそこから開かれる視点は、「階級」から「上下」を捨象して、「思想の差異」という、道義的な安全な審級に降ろすことではないかと思うのです。

2009-11-19 06:13:58
heis101 @heis101

むろんこのことは、「子宝」に酔う村の人たちに、「一つの村のことだけではなく、日本の或いは全世界のことをも同時に考えてください」とお願いしにいって了承をいただくということを、避けて通ることができません。しかしながら、これが明日にも遂行できそうだとはとても思えません。

2009-11-19 06:16:59
heis101 @heis101

そこで、「税金」であるとか「エコ」であるとか、「村の中に居ながら、わりかし簡便な動作で、日本或いは全世界のことを考えたことになるような仕組みを導入する」ということが、おそらく最も現実的ですが、よほどうまくしないと、詐欺まがいの業者が涌く温床になるというのもまた歴史に教える所です。

2009-11-19 06:20:18
heis101 @heis101

いま私は「うまくしないと」と言いましたが、そもそもそのような、事前設計的な手法で、詐欺まがいの業者を駆逐できるのか、ということも考えねばなりませんし(社会工学の不可能性)、

2009-11-19 06:21:54
heis101 @heis101

詐欺まがいの業者はほんとうに社会の悪なのか、彼らがいることによって間接的に恩恵を受けている善良な市民というのはほんとうにいないのか、ということも、検討されねばならないでしょう。

2009-11-19 06:22:08
heis101 @heis101

「うまく~する」というような、「理解」のあとには「制御」が後続することを前提とするような社会設計のありかたそのものが、或いは見直されなければならないのかもしれません。「制御」によって「うまく~する」を実現しようと試みるのは、ともすれば最も原始的で野蛮であるとも考えられます。

2009-11-19 06:24:36
heis101 @heis101

おそらくは、「村の中に居ながら、わりかし簡便な動作で、日本或いは全世界のことを考えたことになるような仕組み」そのものがとてもシンプルであれば、少なくとも詐欺まがいの業者は掃滅できるような気がします。むろんそれが回り回ってどのような禍福をもたらすのか、私には分かりませんが。

2009-11-19 06:28:23