- hiroko05096
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文句を言っても「んー……」って長谷部の顔見て上機嫌ににやにやしたままの光忠にピンときて「……実際ベッドではネコだ、なんてくだらん事を言ったら殴り倒すからな」って睨みつける長谷部…「そうやって怒るだろうと思ったから黙っておいたのに、自分で言っちゃったね」って笑う光忠……
2015-12-08 15:36:05「口で言わずともそのだらしない顔で何を考えているかは分かる、図に乗るな馬鹿が、今直ぐお前を抱いてネコにしてやったって良いんだぞ」って光忠を叩いたり爪を立てたり髪を引っ張ったりする長谷部の腕を掴んでやんわり制しながら「それもまぁ悪く無いかなぁとは思うんだけどまた今度ね」っていう光忠
2015-12-08 15:44:15「いたた、引っ掻かないでよ長谷部くん、ほらやっぱり君の方がそういうところも猫っぽ……あいた、待って髪はやめてよ後で整えるの苦労するんだから」「煩い黙れ死ね!」とかくだらない事言い合いながらベッドインして下さい燭へし…お幸せにな……もちろん毛玉ちゃんは寝室から追い出されます………
2015-12-08 15:48:08でも光忠に撫でられるのは正直気持ち良くて好きな長谷部が、同じように光忠に撫でられて骨抜きになってる毛玉を見てふと「俺もあんな締まりの無い顔をしてしまっていたらどうしよう」って思うの下さい……実際そういう顔してるから可愛くて光忠は長谷部を撫でるのやめられないやつ……
2015-12-08 15:54:19無駄な物は一切部屋に置かない主義の、何でも必要がなければ切り捨てるべきだと思ってる潔い性格な長谷部と、そんな長谷部にいつかきっと自分は捨てられるだろう、って予感していたし、実際捨てられた時は縋りたい気持ち押さえ込んで受け入れてあげた光忠がヨリを戻すまでのお話下さい
2015-12-09 17:02:05これ以上一緒にいたらみっともなく縋って別れたくないって泣いてしまいそうだったから、「僕のものは全部捨ててくれて良いから」とだけ言って長谷部の部屋を後にする光忠。長谷部の部屋には光忠が無理を言って置いてもらってた服やら私物やらがあちこちに散らばってる。
2015-12-09 17:10:00別れてからも職場では全然変わりなく過ごしてる長谷部に、ああやっぱり僕は彼にとっては必要のない物だったんだ、いつか捨てられるって分かってただろう、ってぐるぐる考えてしまう光忠。1年程たったある日、飲み会ですっかり潰れた長谷部を家まで送る事になってしまう。
2015-12-09 17:13:06眠りこけて全く反応が無い長谷部を何とか引きずりながらマンションの部屋の前まで送るけど、久し振りに感じる長谷部の香りや1年前と変わらず家の鍵を黒革製のキーケースに入れて尻側のポケットに突っ込んでる事に何度も泣き出しそうになって拷問のような時間を味わう光忠
2015-12-09 17:16:41何とか寝室まで運び込んでベッドに寝かせたけど、揺すっても頬を軽く叩いてもぼうっとしたまま覚醒しきらない長谷部に仕方なくもう少しだけ世話を焼く事にして、スーツのジェケットを脱がせて、それを掛けようとクローゼットうぃ開けてみれば、1年前と変わらず光忠の服が。
2015-12-09 17:21:07生活に必要ない物は何でもスッパリ捨ててしまう長谷部のクローゼットに、1年前"要らない物"になった筈の自分の服が残されてることに驚いて呆然としてたら、そんな光忠に気付いた長谷部が慌てて足を縺れさせながらクローゼットの扉を閉めて光忠から隠すように間に立ちはだかって
2015-12-09 17:24:17「違う、これは違うんだ、光忠」「捨てられなかった…捨てられない、お前の残していったもの全部、何度も捨てようとしたのに、出来なかった」「こうなってしまうのが怖くて、こうならないために、お前と別れると決めたのに」って顔を覆いながら懺悔するように泣いてぽつぽつ零していく長谷部
2015-12-09 17:31:21まぁ長谷部は自分の中で光忠の存在が大きくなることと、光忠がいなくちゃ生きられなくなりそうだったことが怖くて別れを切り出したとかそういうよくあるネタ。最高に萌え。ください。
2015-12-09 17:33:45クローゼットの衣類、キッチンの料理道具、洗面所の整髪料、全部自分には扱えないし捨ててしまおうって何度も思うのに踏ん切りがつかなくて、幾つもの思い出に押しつぶされそうになりながら1年間ひとりの部屋で過ごした長谷部だよ。
2015-12-09 17:36:51猫を飼う長谷部はなんかもう小説家でいいかなぁ………家に篭りがちになるから必然的に猫と過ごす時間は増えるわけで………長谷部が猫飼うのに反対して触れるのも見るのもおっかなびっくりって感じだったから心配してたのに家に帰ってみたらいつの間にか猫と仲良くにゃんにゃんしてて拍子抜け光忠
2015-12-12 08:57:25にゃんこちゃんは玄関までのお見送りとお迎えって多分しないよね?でもご主人様が帰ってくる時の音には反応したりする??ダメだ私は犬のことしか分からん、ただ犬は玄関より数メートル先の時点で足音に気付いて顔上げて耳ぴくっ!ってするし勢いよく玄関まで走ってきてお迎えしてくれる
2015-12-12 09:00:18最近家に帰ると長谷部が猫を撫でたり膝に乗せたりしてることが多くて、一時は本気で心配したけど随分仲良くなってくれたみたいで良かった、と思ってた光忠がある日帰宅して玄関の扉を開けようとしたらそれより先に内側から開けられて、迎えた長谷部が「お帰り」って
2015-12-12 09:04:31「どうして僕が帰って来たのが分かったんだい?そんなに足音大きかったかな」って言ったら「毛玉が教えてくれたからな。」って悪戯が成功した子供みたいな顔で笑う長谷部。ソファに寝たままの毛玉に目をやって「なぁ?毛玉。」って長谷部が言うと小さい鳴き声の返事がかえってくるのとか可愛い。
2015-12-12 09:08:05嬉しいけどあの動物嫌いだった長谷部くんを一体どうやったらここまで手懐けられるんだろう、まーちゃん君何したんだい、って複雑な気持ちの光忠。光忠が会社に行ってる間に長谷部と猫がどう過ごしているのかは謎。長谷部に聞いても教えてくれないし毛玉に聞いてもにぃ〜って鳴かれる。
2015-12-12 09:11:42毛玉用に、って猫ベッドかクッションかを買って日当たりのいい場所に置いてやったら毛玉がそこでばかり寝るようになってしまって、膝の上が寂しくなった長谷部がちょっとムスッとしながら「…買わなければよかった」って後悔するの下さい
2015-12-12 09:18:21「怖くないよ、大丈夫大人しい子だから。触ってごらん。逃げないよ。」って散々光忠に言われてやっと毛玉と向き合った長谷部は最初絶対掌広げた状態で上から触ろうとしちゃう、動物慣れしてない人がやっちゃうNGな触り方、んで毛玉にちょっと頭避けられてしまって光忠に「逃げたじゃないか嘘つき」
2015-12-12 09:23:52毛玉ちゃんの毛並みをいたく気に入ってその後ちょいちょい自分から寄って行って撫でるようになる長谷部、「動物の毛がこんなに手触りがいいとは思っていなかった」って言うから今までどんな動物触ってきたのって聞いたら「小学校の遠足で行った牧場の馬と牛とヤギ。」って
2015-12-12 09:31:58毛玉ちゃんと仲良くなってから、長谷部がソファで寛いでるとき毛玉ちゃんが膝やら腹やらに乗ってきたらそのまま動けずつい一緒に昼寝を……って事があったら可愛い。光忠に起こされた長谷部が慌てて一行も進んでない小説の原稿を見て青ざめる
2015-12-12 11:47:08冬になって炬燵を出したら長谷部と毛玉がそこから動かなくなってしまって、一緒に炬燵に入りながら寛いでた光忠が「ほんと、普段の君からは想像もつかないぐらい緩みきった姿だね」って苦笑して言ったら「ここには俺を堕落させる天才が揃っているからな。炬燵と、毛玉と……それからお前と」って
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