手塚夏子「15年の実験履歴」の感想まとめ

焼鳥山 @yakitori_yamada

日本人だからなのかわからないけど、ヨナ抜き音階は、ああいう強い強度で歌われると、身体が反応してしまうところがある。落ち着くし。

武藤大祐 @muto_daisuke

ぼくはあそこは単なる「ナショナリストの演劇」に見えて白けてしまうんですよね。怒りの発作の中に自然と民謡の節回しが出てくるなんて、そんなわけないじゃん、と思います twitter.com/yakitori_yamad…

焼鳥山 @yakitori_yamada

叫び声が、節めいてきて、かすかに民謡風のうたに変わるところ、確かにおもしろかった。この現在の怒りは、昔からある日本人の身体から出てきたものだ、という解釈も可能だと思うし、すごく大事だと思う。その方向性でやっている人は、寡聞にして、いないのではないかと思うから。

2016-02-18 08:23:53

焼鳥山 @yakitori_yamada

@muto_daisuke 「自然と」ではなかったと思います。叫び声が徐々に変わっていくことが感じられました。異質なものを意図的に結合しているはずです。その変化を見せているのだと思いますし、確かに、ある意図のある「演劇」だと思います。

武藤大祐 @muto_daisuke

@yakitori_yamada 演劇ですよね。そこら辺の危うさは手塚夏子が常に抱えていたものですけど、いよいよ無視できなくなって来ている

武藤大祐 @muto_daisuke

@yakitori_yamada 評価の問題というより、手塚夏子自身の方法論の問題として、曲りなりにも「身体の自然」というか「生理」を探っていた（と思いますが）ところから、とりあえず何をどうとでも描ける演劇へと移行してしまうのは、あまりにも危険な飛躍だなあと思うわけです

焼鳥山 @yakitori_yamada

@muto_daisuke なるほど。しかし、１人の表現者のなかには、そういうブレはあるのではないでしょうか。目的が手段になるということも含め。

林慶一 @hayashikeiich

「何をどうとでも描けるダンス」というのもあって、、というかそういうものが大勢で、「身体の自然」なり、身体的な状態について、を軸に据えた表現というのは最近の舞台表現の文脈ではなかなか語りずらいよなあ、と改めて感じた次第です twitter.com/muto_daisuke/s…

林慶一 @hayashikeiich

追及される類の自然さとか現実感みたいなものに表現としての可能性は感じられなくて、自然とか現実(リアリティ)はむしろ過剰なほどの不自然(日常的な意味においてのそれ)の向こう側に仮定しないと僕には辻褄が合わない。この身体が普通に自然でない、ならだけど。

林慶一 @hayashikeiich

@hayashikeiich それでも晴れやかに「演劇」しているものには目を背けたくなることが多いのも正直そうで、「演技」することの無批判な信頼には白けるどころかよくわからない痛みを感じる。ダンスの場合はもう少し救いがある

natsuko tezuka @tezunatsu

「１５年の実験履歴　〜私的な感謝状として〜」においでいただいたみなさま、本当にありがとうござました。響きを響きとして受け止めてくださったたくさんの方から、言葉や声や表情でたくさんの何かが響いてきて胸がいっぱいです。また、個別の作品と比較すれば（続く）

natsuko tezuka @tezunatsu

個別の作品と比較すれば何かリアリティーに欠けるように感じた方もいたと思うし、最後のシーンに乗れない人も、違和感を感じた人も、不快を感じた人もいたと思います。それぞれの感じ方、受け取り方があって、それらを通したコミュニケーションの可能性があると思っています。（続く）

natsuko tezuka @tezunatsu

私は不器用なので、一つの問いをしつこく繰り返しこのシリーズが変遷していき、この作品にたどり着きました。作り終えてみてはじめて、また違ったやり方を模索することができるように感じています。憑き物が取れたかのように（笑）。いろんな人とのコミュニケーションがここから始まったらうれしいです