☆山田【ろーぷ】

蒼いの∞妄想部屋（月の間） @daikyury

【ろーぷ 151】 〔絡まったまんまでえぇやん〕 〔仲良うやっていこや〕 楽しげに笑う丸 「ダメ？」 2人でもっとる紐を 俺の手首に足首に首に ぐるぐるとかけられてゆくような そんな錯覚に堕ちる 「誰にも…渡したくないの」 お腹に回された腕 きゅうって絞まる

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【ろーぷ 152】 〔3人で楽しもうや〕 くいっ 引っ張られたような錯覚 ゆらりと丸が立ち上がる 部屋の中にたちこめる甘い匂い 「章大は…何もしなくていいの…」 「私の…傍にいて…」 「章大を飼わせて…」 飼う？俺を？ 〔えぇなぁ…章ちゃん〕 〔モテモテやん〕

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【ろーぷ 153】 何言うてんの？ とりあえず、その甘い匂い 止めてくれへんかな？ クラクラすんねん 丸が近寄って 俺の耳元で囁く 〔章ちゃん、つーかまえたぁ…〕 捕らわれたのは俺 自由なつもりやったのに ちゃうかった 執着しとったんはアイツ 仕掛けたんは丸

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【ろーぷ 154】 かかったんは俺 丸のテリトリーの中 張られた紐の中 繋がれた紐の先を 手にしてたのはアイツ 「逃がさないから…ね」 背中から聞こえる声 えぇよ 俺かて離さへん オマエが気づかんように 緩く縛ったとくで 縺れる紐 騙し騙され 解けない…

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【ろーぷ 155】 狭い路地裏の 安いラブホテル 隠れるように入ってゆく僕 部屋で待つ女 真っ赤な口紅が不似合いで 気分が悪くなる 飼いそびれた男の代わりに 僕は女のご機嫌をとる 〔そのうち連れてきます 待っとってください〕 赤い唇が笑う 章ちゃんは人気者やなぁ…