卓ゲのインストのやりかた

結論:文章を作ってそれを読むこと、質問されたら書いてある部分を教えること 近日未経験者向けに鵺鏡をインストして卓をするのでその為の纏めという意味もある。
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何故これを深夜にTLに流したかと言われれば確か似たような講座の1ツイートに対して猛烈な違和感を持ったからだと思うが何に違和感を持っていたのかを思い出すには時がたち過ぎた。

序論

ハシダ シュンスケ @cometofrom

卓上ゲームクラスタのぼっち諸君、或いは意欲的な新兵諸君がGMをするうえでとりあえず差し掛かる問題点としてインストの問題がある。さて、ルール説明と考えて君は何からするべきと考える? ちゃんと解説する内容は理解できるか、あるいは説明の手順は整えてあるだろうか。

2016-02-29 02:02:43
ハシダ シュンスケ @cometofrom

手段と内容を整えればインストは驚くほど簡単になる。重要な事は流れの把握、前準備、情報の精査の3点である。という訳でこのインスト講座は以下の目的において行う。 ・初めてインストをする人への指南 ・何時もインストをする人への確認

2016-02-29 02:08:55

本論

ハシダ シュンスケ @cometofrom

インストをするためには当然「ゲームの内容を理解する」事が必要である。インストを行う際にはシステムへの一定度の理解が必要である。具体的には「システムの質問をされた際にルールを記載されたページを探すことができる」程度に理解している事が望ましいといえる。

2016-02-29 02:22:06
ハシダ シュンスケ @cometofrom

インストの目的である理解度は所謂「質問が出た場合、ルルブを持っているなら「ルールを記載されたページを探すことができる」程度である。故に教える為に必要程度な内容は自分でも理解しておくとよい、手軽なのは紙媒体のルールブックなら付箋を付けるか索引をメモにしておくとよい。

2016-02-29 02:24:12
ハシダ シュンスケ @cometofrom

何を伝えるかを見分けることは大切な事だ、1から100までルールを教えている時間はないしページを参加者に読ませる時間はない。故にインストを行う場合はシナリオを回す時のようにインストの流れの把握を行う事が重要である。これは事前にインストの資料を用意しておく事が必要ということでもある。

2016-02-29 02:28:24
ハシダ シュンスケ @cometofrom

資料なしのインストは資料ありのインストと比べて非常に困難である。また、ルールブックを持っていないプレイヤーに対してルールブックの回し読みが出来ない状況において事前に作成した資料を持ちいることは時間削減という目標、理解の促進という意味でもとても大きな意味を持っている。

2016-02-29 02:30:33
ハシダ シュンスケ @cometofrom

では早速、インストの流れを考えつつ資料を用意しよう。 1.前提:ゲームの前提 2.進行:進行の為のルール 3.キャラクター:自身の使うキャラの理解 4.その他のルール:頻出する特例のルール解説

2016-02-29 02:36:31

1.前提

ハシダ シュンスケ @cometofrom

1.前提 全てのプレイヤーが卓に付きゲームを始める準備を始まった瞬間、インストが始まる。まずする事はゲームの前提を話す事、オフセなら配った配布物に抜けが無いかを確認した後、早速ゲームの前提に付いて話す必要がある。前提の定義としては「システムにおいてルールに関係ないもの」とする。

2016-02-29 02:39:21
ハシダ シュンスケ @cometofrom

1.前提 前提では卓上ゲームには大抵前設定がある。それを読みあげるとよい。間違ってもTRPGとは何かから話す必要はない。この際内容を5W1H程度に纏めたり、或いは勝手なレッテルをルールに張る事で即物的に前提を説明できる。

2016-02-29 02:44:28

2.
進行

ハシダ シュンスケ @cometofrom

2.進行 ルール以外の事を解説したら次はゲームの進行について説明する。これを「進行ルール」と定義する。この時点で説明しなくていいのはキャラクターのデータに関係する部分である。もしもデータが判定に関係するルールならばこの時点で説明する必要はない。

2016-02-29 02:57:06
ハシダ シュンスケ @cometofrom

2.進行 逆にいえばキャラクターシートがない卓上ゲームは世界観と流れを説明して後は実プレイで適宜解説していけばよい。

2016-02-29 02:59:29

3.キャラクター

ハシダ シュンスケ @cometofrom

3.キャラクター この時点でキャラクターに関わる話を始める。キャラクターシートを配る為に必要な解説含めて此処でしてしまうこと。サンプルキャラを使う場合でもHOの解説を行う必要がある事に留意するとよい。まずはキャラクターシートを全体に行きわたらせること。

2016-02-29 03:16:28
ハシダ シュンスケ @cometofrom

3.キャラクター その後、キャラクターシートを確認しつつ『項目』の解説を行う事。職業、主能力値、副能力値、スキル、アイテム、関係、開設の順番はキャラクターシートの上から下に見ていくとよい。この際、データの改定、新造をさせるなら各項目の開設後に分けて行う事が望ましい。

2016-02-29 03:22:04

4.その他のルール

ハシダ シュンスケ @cometofrom

4.その他のルール この時点で解説しなければならないと思ったルールがある場合、この時点で説明してもよい。例えば判定ルールを説明する場合、戦闘ルールを説明する場合は此処になる。実際のインストでは此処を開設する必要はない。戦闘ルールなんて戦闘が開始してから解説すればよいのである。

2016-02-29 03:36:47
ハシダ シュンスケ @cometofrom

4.その他のルール ただし資料には判定方法、ゲームの流れ、戦闘ルールについても記載しておくこと。GMはその部分に関して一言、残りの細かいルールはゲームを開始してから開始する旨を述べるとよい。「ルールを記載されたページを探すことができる」程度とは実際この程度の理解度を刺す。

2016-02-29 03:40:10

上記を元にしたインスト例

ハシダ シュンスケ @cometofrom

例.アヤカさんは平安幻想夜話 鵺鏡を身内で遊ぶ為にルールの解説を行う事にした。コンベンションが開始されプレイヤーが皆着席したので配布物を配り、抜けが無いかをチェックしてもらう。今回はルルブが1冊の為にサマリー原稿と道標(ハンドアウト)を各プレイヤーに配った。

2016-02-29 02:42:31
ハシダ シュンスケ @cometofrom

1.前提 アヤカさんはプレイヤーに「鵺鏡」を「平安時代」の「京都」を舞台として「喪失を持つ強者達」が「己の目的の為」に「問題を解決する」ゲームである。言うなれば「くろいゆうこや」であり「キャラクターの目的と演出を繋げて物語を作るゲーム」であると解説した。

2016-02-29 02:51:44