村上部長② 【それから】

村上部長のお話 第2話 初めての…♡♡
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クラゲの秘密のお部屋 @04_kurage

【それから ①】 部長は忙しい ほぼ毎日残業だし 土日も出勤したり取引先から急に呼び出されたり… デートの予定が何回キャンセルになったか 職場では一緒 でも何もない 一度だけあのお店でご飯を食べた でもそのまま 次の日も予定があった部長

2015-09-05 21:42:22
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【それから ②】 あの日 オフィスで何回もキスして それだけ 「連れて帰りたいけど…お前の合コンのせいで仕事終わらへん」 何て言われて 結局1人で帰ってきた そして今日 “飯でも行かんか?” って来た連絡に浮かれて 待ち遠しかったけれど “すまん。取引先に…”

2015-09-05 21:42:42
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【それから ③】 わかってる お仕事が大事 明日もどうなるかもわからないよね… メールしてみようかな… まだお仕事かな… 電話してもいいかな… 会いたいな… そう思ってるのは私だけ? デートしたいとか言っていいのかわからない いろんな感情がぐるぐる回ってる

2015-09-05 21:43:06
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【それから ④】 ご飯を食べても美味しくないし お風呂に浸かってもスッキリしない コンビニで買った缶ビールを開けてみた グッと一口飲み干す 涙が溢れそうになってもう一口 部長は私でいいのかな… 結局3缶も飲んで ソファの上で眠ってしまった

2015-09-05 21:43:30
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【それから ⑤】 pull…pull… 遠くで鳴るケータイの着信で気づく 1時間位眠っていたらしい ディスプレーの名前を見て慌てて通話ボタンを押す 『はいっ…』 「寝てたか?」 『いえっちょっと…』 「ほならゆっくり…」 『だっ、大丈夫ですっ!』 部長が向こうで笑った

2015-09-05 21:43:48
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【それから ⑥】 「ならええけど。今日…すまんな」 『いえ…あの…お仕事ですから…』 「せやけど…」 『あの…大丈夫ですから…あの…』 我慢したのに溢れてくる涙 「泣くなや。泣くぐらいなら我慢するなって」 慌ててる部長 大丈夫って伝えたいのに伝えられない

2015-09-05 21:44:19
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【それから ⑦】 「あーもう!」 そう部長が言ったと同時に鳴ったチャイム 「開けろ」 扉を開けると隙間から雪崩れ込んできた部長に抱きしめられる 「俺も会いたいって思ってるからもう限界」 そう言ってキスされる 涙が止まらなくて それでもしっかりと部長に抱きついた

2015-09-05 21:55:53
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【それから ⑧】 泣き止むまでキスされて 泣き止んだことを確認して 涙の跡を拭いてくれる 「ビールの味がした」 って笑われて 恥ずかしくて慌てて口を抑える リビングに案内して 空いた空き缶をみてまた笑われた 『お、お茶淹れてきます』 ってキッチンに逃げる

2015-09-05 21:56:17
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【それから ⑨】 ソファに部長が寛いでるのが不思議で少し嬉しいけど恥ずかしい ちょっと隙間を開けて座ったら 「なんでちょっと空けてんねん」 ってその距離を詰める 『いや、あの、その…』 かなり近い距離にうるさくなる心臓 顔が熱くなってその頬に触れられた手

2015-09-05 21:56:44
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【それから ①⓪】 「キスしてええ?」 さっきは聞かなかったのに 答える前に触れられた唇 『んっ…ふっ…』 思わず漏れる声 「ずっとこうしたかった」 やっと離された唇 ギュッと抱きしめられて耳元で話す部長の声にドキドキが止まらない私 『あの、私もです…』

2015-09-05 21:57:05
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【それから ①①】 「なら良かった。会社ではちゃんと部下しててデートやって結局してないし…我慢さしたな」 『全然…今こうして会いに来てくれたから…好きですっ部長』 ちゃんと目を見て言えた 「お前…今のは反則やぞ」 と言われて激しいキスされて でもすごく優しい

2015-09-05 21:57:31
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【それから ①②】 とろけるように甘くてもっとって強請りたくなる しばらくキスして ギュッと抱きしめられて 動かない部長 「今日は帰るわ…明日、出れる?」 『え?あ、はい…あの…』 部長は立ち上がって上着を取った 「じゃあまた後で明日の事連絡するわ」

2015-09-05 21:57:56
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【それから ①③】 折角会えたのに物足りなさが襲う 玄関まで向かう部長を追いかけて咄嗟に腕を掴んだ 『良かったら…泊まって行きませんか?』 言ったはいいけど恥ずかしくて下を向く 「お前な…」 ふぅーとため息をついた部長 「今泊まっても何もせん余裕ないぞ」

2015-09-05 21:58:21
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【それから ①④】 そう言われて益々赤くなる顔 『それでもいいです…』 「ったく、大人な対応しようと思ったのに」 私の顔を見た部長 『きゃっ…部長?!』 「お前には敵わんわ」 私を抱き上げた 「覚悟しろよ。誘ったんわお前やからな」 とベッドに運ばれる

2015-09-05 21:59:14
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【それから ①⑤】 『部長っ…』 あちこちにキスをしながら私の衣服を剥がして行く 『あっ…ぶ、部長…』 「今は部長やない」 上から見下ろす部長 『しっ…信五さん』 そう言うとゆっくり近づいてきた唇 初めて繋がった夜の事…

2015-09-05 21:59:44
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【それから sideM ①】 俺の胸に頭乗せて 穏やかな寝息を立ててる彼女 少し狭いベッドは自然とくっつくしかないねんけど 俺にとっては拷問でしかない なのにぐっすり寝とる彼女の鼻を少し摘んでみた すこし苦しそうな顔したけどすぐにまた穏やかな顔に変わる

2015-09-06 23:42:45
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【それから sideM ②】 思い出したらあかんって思いつつ さっきの彼女を思い出してしまう 肌もモチモチでスベスベで 触れるところ触れるところ全てに反応して 遠慮がちに喘いで 顔隠すの何度もこっち向かせてキスして… あかんにやけてしまう

2015-09-06 23:43:04
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【それから sideM ③】 来たら飲んでたみたいやし 寝起きやったし 1回果てたらすぐに眠ってしまった彼女 正直本音を言うと ちょっとイチャイチャしてもう一回… いやあと二回… それくらいやけど… 「気持ちよさそうに寝とるし…」 その寝顔もまた可愛いねん…

2015-09-06 23:43:29
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【それから sideM ④】 あかん もう襲ったろかな でも最初からこんながっついて嫌われたらな… 正味の若い子はどうしたらええかわからへん ってか俺もこんなん初めてや 大事にしたいって ほんまに思うから なんや俺気持ち悪いな… 『んーっ…』

2015-09-06 23:43:47
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【それから sideM ⑤】 彼女が更にくっついてきて 胸が当たってる… 「おいおい…あかんって…」 余計な事考えたらあかんって思えば思うほど 意識してしまう おい、これどうするねん…

2015-09-06 23:44:04
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【それから sideM ⑥】 ①朝まで頑張って耐えて起きるのを待つ ②一旦ベッドから離れてみる ③寝込みを襲う 三択問題に自問自答してる俺 ベッドから離れるには彼女の頭どうにかせんとあかんけど そんな事してたら起きてしまいそうで 朝まで耐えられる忍耐ないな…

2015-09-06 23:44:21
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【それから sideM ⑦】 『んー…』 彼女が薄っすら目を開けた 『部長…?』 あ、起きてしもた 『あっ、ごめんなさい体重をかけてて』 「全然どうもない。気にすんな」 離れようとするから引き寄せる 『あのっ、服を…』 恥ずかしいのかごっそり布団の中に入る彼女

2015-09-06 23:44:52
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【それから sideM ⑧】 彼女が壁側にいるから俺を越えんと服には辿りつかへん 起きたからにはなぁ 「服はまだあと」 組み敷くとびっくりした顔をする彼女 『えっ?あのっ…部長…』 「部長ちゃうわ」 『あ、すみません…でも…』 「うるさいわ」

2015-09-06 23:45:08
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【それから sideM ⑨】 そう言って口を塞いだ ちょっと力入ってるけど 段々キスを深くすると抜けてく力 唇を離して見つめる 「そんな顔煽ってる様にしか見えへん」 『違っ…あっ…』 身体を撫でて首筋に舌を這わす 耳朶弱いねん パクってしたら甘い声でるねん

2015-09-06 23:45:25
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【それから sideM ①⓪】 『はぁっ…ンッ…そこっばかりっ…』 「あかんのか?」 胸触りながらずっと舐めてる 『ダメっ…』 なんやこいつ 無意識でそんな可愛いの 反則や もうどうなっても知らんぞ 「しゃーないなー」 首筋から降りて胸に

2015-09-06 23:45:42