続 村上部長 ー旅行編ー

クラゲ @04kurage

#26 【村上部長と初めての旅行】 [彼女side]① 仕事中にチラッと見える信五さんの時計 それだけでニタニタしてしまう それを見つけられると後で 「また笑っとったやろ」 って家で突っ込まれるから我慢だけど書類の影で顔を隠す でも結局バレて通りしなに頭をコツンと叩かれる

クラゲ @04kurage

#26 [彼女side]② 家に帰ったら信五さんの帰りを待って 一緒にご飯を食べたり 休みの日には買い物に出掛けたり ドライブに出掛けたり すごく幸せだと思う けど仕事が忙しいから休日のどちらかは仕事に出掛けたり 家でも夜遅くまでパソコンに向かう日々が続く信五さん

クラゲ @04kurage

#26 [彼女side]③ 愛されて眠った後 不意に目が覚めると隣には居なくて また書斎で仕事をしていて 身体を壊さないか心配になる 6月は祝日がないからって会社が作ったお休みが合って 3連休だし何処か遠くに行きたいなって思って買った旅行雑誌を見えない所に隠す

クラゲ @04kurage

#26 [彼女side]④ そしてその前の週末 珍しく定時で上がった信五さん ずっとくっついて離れてくれない 『折角早く帰って来たんですからサッカーでも見ないんですか？録画溜まってますよ？』 「ええねん。こうしたいねん」 と言ってさらにキツく腰に手を回してくる

クラゲ @04kurage

#26 [彼女side]⑤ 『食器落としちゃいます！』 「なら早よ終わらせろや」 何て無茶を言う 「あ、そや。明日からの休み空いてるよな？」 『何も予定は無いですけど』 「ほなら」 と言ってリビングに行く信五さん ゴソゴソと戸棚を漁る ヤバイ…そこには旅行雑誌がって思って焦る

クラゲ @04kurage

#26 [彼女side]⑥ 「あった」 と手にしたのはその雑誌で 再びキッチンに戻ってきて 「ここ予約したから」 と私が行きたいと思って折り目を付けたページを開く 『な、何で⁈』 「お前これ隠したやろ。まぁ隠した所ですでに予約済みやったけどな。ほやで明日行くから」

クラゲ @04kurage

#26 [彼女side]⑦ そうサラッと言った信五さん 「この休み確保するんにどんだけ仕事終わらせたか」 連日の残業に深夜の事を思い浮かべる 「早よ準備するで」 とニタッと笑う信五さん 「部屋に露天風呂やでなぁ。俺頑張ったしなぁ」 とずっと言ってる 『一緒に入ります…』

クラゲ @04kurage

#26 [信五side]⑧ ここに暮らしてすぐに置かれた旅行雑誌 でもなんだかんだ忙しくて中々休みが取れなくて 結局2人で泊りに何処かには彼女の実家に行く前の日に近くのホテルに行ったくらいで 丁寧に折り目の付いたページが数カ所 買い物に出掛けたり ドライブに出掛けたり

クラゲ @04kurage

#26 [信五side]⑨ そういうデートだけでは物足りんのは当たり前か… だから必死に仕事をこなして 6月の連休だけは休めるようにした 準備する彼女に 「部屋に露天風呂やでなぁ。俺頑張ったしなぁ」 とアピールしたら 『一緒に入ります…』 と渋々言った彼女 俄然楽しみになった

クラゲ @04kurage

#26 [信五side]①⓪ 車で2時間ちょっとの所の温泉地 宿って言うくらいの客室しかなくて 仲居さんがお出迎えしてくれるような所で思っていたよりすごい所で彼女はめっちゃ気に入ったみたい 部屋に入ると海が一望出来て 『すごい！綺麗！』 と大喜び そのバルコニーにある露天風呂

クラゲ @04kurage

#26 [信五side]①① めっちゃ目が行くけど夜までは嫌って言われたしな… ちゃんと観光もせんと本間に触らせてももらえんかもしれんし… グッと堪えて観光に出る パワースポットの大きな楠を見たり 海沿いを歩いたりする 終始楽しそうな彼女見るだけで連れて来てよかったって思う

クラゲ @04kurage

#26 [信五side]①② 部屋で夕食を食べるのまで感動しとった 夕食後のんびりと過ごす めっちゃお酒進めて来る彼女 明らかに酔わせようとしとるのが見え見え やけどそうはさせんとばかりに隣に座る 「なぁ。風呂」 耳元でそういうと真っ赤になる彼女 もうここで襲ってしまいたい

クラゲ @04kurage

#26 [彼女side]①③ 部屋に入った時にバルコニーにあった露天風呂 信五さんは何も言わず約束通りに観光に出てくれる 2人で一緒にこうして居られるだけで幸せだと思う 夕食までお部屋でだったし こんな豪華な旅行はもちろん初めてで でも 夕食を終えて2人でのんびり過ごす時間

クラゲ @04kurage

#26 [彼女side]①④ 隣に座ってきた信五さんが耳元で 「なぁ。風呂」って言ったから一気にドキドキする 今日は何も無しにはしてくれなさそう… 『後から来てください』 そう言って先に湯船に浸かる すぐに入ってくる信五さん 端にいたらグイッと引き寄せられて足の間に入れられる

クラゲ @04kurage

#26 [彼女side]①⑤ 腰にしっかり手を回されてるから動けない 「楽しかった？」 『はい。ありがとうございます』 「またもっと遠い所今度行くか」 と2人で海を眺めながら行きたい場所を言い合う 「ふふ。緊張してるやろ？」 そう言って首筋にチュッとされる 『恥ずかしいです』

クラゲ @04kurage

#26 [彼女side]①⑥ 透明のお湯で丸見えな状態に 見つめられるだけで身体の体温が上がってしまいそう 緊張を解くためにゆっくりキスしてくれる でも逃げられないように後頭部と腰をガッチリ押さえられてる 『んっ…ふっ…』 「あんま大きい声やとバレるで」

クラゲ @04kurage

#26 [彼女side]①⑦ そう言いながら胸を触ってくる キスも段々降りて言って 声が出そうになるのを必死に我慢するのに思わず向かい合う形をとって信五さんの肩に手を置く 胸の突起をチュッとしたり厭らしく舐めたりする 絶対面白がってる信五さん 口角が少し上がってるから

クラゲ @04kurage

#26 [信五side]①⑧ 声が出せへん状況に必死な顔してる彼女 肩におく手が感じる旅にギュって握ってて ついついいじめたくなって胸で遊ぶ やけど正直こんな感じてる彼女見てたら俺も限界や 下に手を伸ばすとそこはもう濡れとって 少し刺激すると更に濡れてくる 指もすぐに入る

クラゲ @04kurage

#26 [信五side]①⑨ 『んっ…あっ…』 彼女も限界みたいで声が我慢できなくなってる 彼女を上に来させてゆっくり腰を落とさせる すぐに動くと 『はっ…んっ…』 と感じてる彼女 顔を仰け反る感じとかいつもとは違ってめっちゃ色っぽいし 『んっ…ダメっ…あっ…』

クラゲ @04kurage

#26 [信五side]②⓪ もう声が我慢出来てへんし 『信五…さんっ…ダメっ…』 「イってええよ」 『一緒がいいっ…』 何て言うから更に激しく突く 「ほな一緒にイこか」 『うんっ…あっ…んっ』 彼女を引き寄せ抱きしめる 「どうやった？」 『なっ何がですか⁈もうっ…』

クラゲ @04kurage

#26 [信五side]②① また顔を赤くする彼女 「まだまだ夜は長いで」 そう言うと 『信五さんの変態っ』 何て言って湯船から上がって行く彼女 当然この後も楽しみはある訳で 初めて見る浴衣姿とか まぁ結局はそれをどう脱がすか何て考えてる俺は変態やわ end…

クラゲ @04kurage

#30 【続 村上部長と始めての旅行】 [部長side]① 彼女が出てすぐに 『良いって言うまで上がって来ないで下さい』 何て言った彼女 ガラガラ 『きゃっ。まだ良いって言ってませんよ』 と慌てて前を隠す彼女 「これ以上入っとったら逆上せてまうわ」 と言ってバスタオルを取る

クラゲ @04kurage

#30 [信五side]② 急いで浴衣を着様とするけど辛回ってる彼女 「慌てすぎやて」 浴衣の前を合わせて帯を腰に回す それを結んで 「はい。出来たぞ」 『あ、ありがとうございます』 「着んでも良かったけど脱がす楽しみもあるでな」 と言うと 『やっぱり変態！』 と出て行った

クラゲ @04kurage

#30 [彼女side]③ 毎日一緒に寝ているけど部屋とは違うしそれだけで緊張してしまう 何時もと違うだけでおかしくなって お風呂で凄く感じてしまった なのに 「まだまだ夜はこれからやでな」 何て言われて逃げて来た でも浴衣に慣れて無くてグズグズしてたら信五さんが上がってきた

クラゲ @04kurage

#30 [彼女side]④ 早く着たいのに着れない そうしたら信五さんが着せてくれた けれど 「着んでも良かったけど脱がす楽しみもあるでな」 って 信五さんはこういう所に過去にも来たのかな… 浴衣着せるのも慣れてたし… 幸せで何も不満とか無いけれど 信五さんの過去に嫉妬する…