通行量を増やせば商店街は活性化出来るか?

多くの商店街が「通行量の増加」を目標に事業に取り組んでいますが、通行量が増えると本当に街は活性化するのか?
4
地場商業、商店街再生への道 @quolaidbot

商店街活性化が失敗し続けている最大の原因は、街のにぎわいの根幹=各個店の「得意客」がさまざまの理由で減少して陥った「空洞化スパイラル」からの脱出が、「通行量の増加」で可能と考えていること。 得意客の減少は通行量の増加で解決出来る、という恐るべき誤解を正さないと活性化は不可能です。

2016-03-02 15:04:53
地場商業、商店街再生への道 @quolaidbot

活性化が必要な商店街で減っているのは各個店の得意客、通行量が減っているのはお得意さんが減った結果です。ごく当たり前の理解に立てば、「通行量を増やせば街は活性化する」という藻谷浩介流が素人談義であることが分かります。 取り組むべき課題は通行量増加では無く、個店の【店づくり】です。

2016-03-02 15:12:33
地場商業、商店街再生への道 @quolaidbot

商店街では「街に人を呼び込むのは組合の仕事、集まった人をお客にするのは個店の仕事」と言われてきました。プロだから出来て当たり前、とも言われました。本当にそうでしょうか?全国の商店街が「通行量増加」に取り組んでいますが、結果として個店の得意客を増やせた成功事例があるでしょうか?

2016-03-02 15:19:48
地場商業、商店街再生への道 @quolaidbot

商店街活性化で取り組まれている「通行量の増加」の本当の目的は、「通行量を個店に入店させ得意客にする」ことです。通行量を増やすのはお金も掛かり、人手も必要、個店では出来無いから組織が対応する、増えた通行量をお客にするのは個店のしごと。通行量=最終ゴールでは無い。よろしいですね。

2016-03-02 15:48:09
地場商業、商店街再生への道 @quolaidbot

キモの問題は、果たして個々のお店がイベント来街者などで増えた「店前通行量」を自店の入店客―得意客に変える技術を持っているだろうか? ということです。これは「持っていない」ことが既に明らかになっていると思います。持っているとすれば、何年も取り組まれて来た集客イベントにおいて来街者

2016-03-02 16:49:49
地場商業、商店街再生への道 @quolaidbot

から個店の得意客になる人が増え、街は活性化に近づいているはず、しかし実際はそうはなっていませんから、個店にはそういう力は備わっていないと判断されます。全国的に実現出来ていないところです。 問題は、実現出来ないことが分かっているのに、イベントは組合、集まった人をお客にするのは個店

2016-03-02 16:55:45
地場商業、商店街再生への道 @quolaidbot

という「役割分担」が可能であるかのように「立て前」が語られていること。 しかし、実際には通行量をお客に転換する技術が無いとするなら、その技術を早急に装備しなければならない。そうしないと通行量の増加を活性化に結び付けられない。 いま、全国多くの商店街の状況はこうなっているはずです。

2016-03-02 16:59:31
地場商業、商店街再生への道 @quolaidbot

しかし、「通行量を得意客に転化する技術」は本当に存在するのでしょうか? その技術を使えば、本当に店前通行量が得意客に変化してくれる? そんな技術があるわけがありません。 結局、商店街はあるはずの無い技術を前提に「通行量増加→商店街活性化の実現」というシナリオを描いているのです。

2016-03-02 17:04:31
地場商業、商店街再生への道 @quolaidbot

商店街を活性化する、という目標を掲げている商店街は今何をなすべきか? 街のにぎわいの基礎である個店の繁盛を実現すること、これに尽きるのではないでしょうか。個店は、現状から反転、繁盛を実現していく方法を持っていません。商店街は、組織の総力を挙げてこの問題に取り組むべきです。

2016-03-02 17:37:35