【胸熱】もがプロさんによる『人物叢書 最上義光』の内容と感動のつぶやき達

僭越ながら、胸に迫るものがあったのでまとめさせて頂きました。
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最上義光プロジェクト @mogapro
こんばんは、もがプロ中の人ツイ担当です。ネット書店にて人物叢書『最上義光』ゲットしました。 pic.twitter.com/jEgWzyavDH
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読み終わりましたので、日頃のなりきりツイートではなく、まじめに感想を書いてみようかと思います。
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まず買うべきか、という点です。ちなみに先日のアンケート結果ではこのようになりました。 pic.twitter.com/o0njLcK1yB
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結論から言いますと、最上義光好き、東北戦国史に興味があるならば買いです。髭切り兄さんで創作しようかな?という向きにもお勧め。コスパは非常に高いです。
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ではなぜ本書がこれほど売れたのか、考察したいと思います。需要に対して供給が少なかったということかと思います。近年ネットを中心に最上義光人気はじわじわとあがっています。しかし、そのひととなりや生涯をたどるには、情報が少なかったのです pic.twitter.com/Hlo2CVBqMO
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以前もこのようなまとめを作ったことがありましたが、最上義光が一冊でわかる本は入手困難でした。これ一冊で(だいたい)わかる最上義光の本をください! - Togetterまとめ togetter.com/li/523282 @togetter_jpさんから
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あるにはありますが、どれも手が届きにくかったのです。『山形県史』や各種市町村史は県外からは入手しにくい(ちなみにツイ担当者は国会図書館で探しました)。最上義光歴史館発行書籍は一般書店にはなく、かつ部数も僅少。お持ちの方は大事にしてくださいね。
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古本で購入できる伝記は研究が古いという問題点以上に、あるバイアスがかかっているのでまったくおすすめできません(詳細は後述)。
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入手が簡単なものとして小説がありましたが、義光がいかに悪いか自業自得かをえんえんと書き連ねてあったり、タイトルは義光なのに中身の大半が伊達政宗の記述だったり、義姫が極悪非道だったり、むしろ義光好きはSAN値がガンガン下がるという悲惨きわまりない作品ばかり。
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義光をあつかったネット小説もあったりしましたが消えたりして。最近出た天野純希先生の『北天に楽土あり』まで、大変つらい状況が続きました。
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このように義光を知りたいのに、紙媒体で手に入れられるものは少なかった。一方でオンライン、ネット上では「戦国ちょっといい話・悪い話」、小僧丸氏(@4SX9iJDihw) の力作やる夫スレ、アンサイクロペディア、ニコニコ大百科などが徐々に盛り上がっていきました。
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ネットの間口で「義光っていいな!」と思ったのに紙媒体がない。それが最上義光を取り巻く状況でした。そうこうしているうちに、刀ゲーでは髭切も実装。「義光がほしいよ!欲しいんだ!」というユーザのニーズに紙媒体は応えられない状態が続いていたのです。
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そんな高まるネット発の需要に、人物叢書は直撃しました。これ一冊で最上義光がだいたい把握できるぞー!というのは大きいんです。
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まえおきはこのあたりにして。人物叢書の中身についてです。従来の市町村史から最新の研究まで取り入れ、義光の生涯から人柄、最上家改易までの流れ、死後の扱いまで、すっきりと一冊にまとめてあります。
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最上家改易までの流れは、実は最上義光歴史館の書籍や展示でも物足りない部分はありますので、ここも非常に大事だと思います。
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知らないとややこしい最上義光の名前の呼び方、花押、印章の変遷もあるので、創作系のみなさんはこれ抜きではもはや出来ないレベルかもしれません。
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最新研究との兼ね合いの一例としては『鮭延越前守聞書』の扱いです。取り上げつつも、他の史料と比較して年代について吟味を加えるというかたちをとっています。本書は史料を複数比較しつつ、著者が妥当だと思ったものを示し、他の説も併記するスタンスが基本です。
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このように、諸説ある場合併記して切り捨てないところが大変親切です。
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そして本作で個人的にありがたかったのが、砂をかむような顔をせず読み進められたことです。というのも、古めの義光本は「残虐な」「追従外交」といった、筆者の主観が入ったネガティブワードが満載なので、とてもつらい気持ちになるからです。
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「なんで義光について知りたいだけなのに、こんな勝手な決めつけでボロカス言われているのを読む羽目になるんだろう…」と頭を抱えた経験をふりかると、本書のクリアな語り口は本当にありがたいのです。
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最上義光歴史館の書籍はそうした反動もあってか、また顕彰目的のせいか、ちょっと熱いファンムック的な部分があって。義光ファンならうれしいけど、そうでなければちょっとファン目線だよな、と思うかもしれません。本書はどちらのバイアスもない。ゆえにこそ万人に勧められると言えるでしょう。
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ただ、本書はあくまでスターターキットであることも忘れないでください。より深く知りたい場合、本書の末尾にある参考文献や論文を読むことも大切です。ただし、そこまでしなければならないのは、よほどの義光マニアや史学科の方でしょうね。
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それでは最上義光歴史館の発行物はもういいの?とはなりません。本書は人物叢書ですので図版は控えめです。美麗なカラー図版入りの義光書籍が欲しいのであれば、最上義光歴史館に行きましょう!!(取り寄せもいいよ!)

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