『崩壊朝日新聞』長谷川煕著(2015)より

http://www.amazon.co.jp/%E5%B4%A9%E5%A3%8A-%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E-%E9%95%B7%E8%B0%B7%E5%B7%9D%E7%86%99/dp/4898314430 を読みながらのツイートです。 元読者です。朝日新聞の地元密着面はとても良いと思います。
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s_matashiro @glasscatfish

なかなか濃い本を買ってしまった。 長年朝日新聞の記者で、水俣病報道などで活躍した方が、退職して書いた本 pic.twitter.com/kzvBTgf0LQ

2016-03-17 21:46:41
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s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish 本書で繰り返し批判されているのは、朝日新聞は吉田証言を長年繰り返し持ち上げて報道に用いながら、済州島での現地取材をしていないこと (日本の担当部局・責任部局。ソウル支局は行っているらしい)。このことだけでも「朝日の報道は死んだ」と著者は述べている。

2016-03-17 22:06:58
s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish 「元・中の人」らしい視点が、社内派閥とリンクした人事と責任の取り方。 KY珊瑚事件と吉田証言事件では、ともに社長が引責辞任しながら、責任部局の長が昇進。 ビックリポンや。

2016-03-17 22:17:12
s_matashiro @glasscatfish

マスコミに勤める知人が、 「やっぱり朝日だよ。しっかりしてるから」 と、意外なこと言うから、業界人見るとそうなのか?と聞いたら、 「うん。資本の盤石さが全然違う」 と。意外に、その辺りがエリート意識の源なのかもしれない twitter.com/takuramix/stat…

2016-03-17 22:27:56
タクラミックス @takuramix

朝日新聞には、 昔から変なエリート意識がすけて見える。 最近はそれが特にひどい 天声人語書き写しノートなんて、あれ、なんですかね? 正直言って 天声人語に 書き写すほどの価値はないでしょ。名文が多いとされた時期も、それほど長くは無かった。何を思い上がってるのかしら?と、思いますね

2016-03-17 20:41:58
s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish 『崩壊 朝日新聞』は、過去の記事は言うに及ばず、現役・OBへの直接取材や回顧録の精査を元にしている。著者が「報道とは真実ではなく『事実』を伝える」を是としているから、当然ではあるけど、戦前のゾルゲ・尾崎事件まで遡ってそれを行っている。

2016-03-19 02:28:04
s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish 長谷川氏が、ある意味大胆な推測をしているのが、支那事変後の収束を図ったトラウマトン調停の失敗に尾崎ら朝日の「昭和研究会」(近衛文麿のシンクタンク)メンバーが果たした役割。この調停はその重要度に反して不思議なくらい報道で取り上げられていない。

2016-03-19 02:40:26
s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish 朝日新聞が支那撃滅論を唱え、日米開戦を煽ったのはよく指摘されているが、それは当局におもねったのではないと長谷川氏は指摘する。 尾崎ら朝日のマルクス主義者の目的は、日中・日米英開戦による国力の疲弊とそれに続く共産主義革命。 この点で国家主義者と共闘成立

2016-03-19 02:49:27
s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish 「国民の覚悟はできている。ひじきの塩漬けで国難に処せんとする決意はすでに立っている。待つところは『進め』の大号令のみ。1億の大和民族、渾然として一つの火の玉とならねばならぬ」(東條内閣組閣時の朝日新聞)

2016-03-19 02:54:03
s_matashiro @glasscatfish

誰かが「私の一番好きな本」と紹介するような本は、無条件で読みたくなるね 『人類の星の時間』、その時世界史は動いた!<br>~ビサンチン陥落の原因は門の閉め忘れ!? business.nikkeibp.co.jp/article/life/2… #日経ビジネスオンライン

2016-03-19 19:08:43

↑著者の長谷川煕さんが一番好きな本、だそうです↑

s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish 読了。 意外に最近の話の分量より、戦前からの朝日の体質的な部分を掘り起こしたところがメイン。 朝日新聞は「大義好き」と断じ、それに合えば裏付けの無い記事・乏しい記事を書いたり、当然の報道すらしないと批判。後者の代表は、文革時の中国報道

2016-03-19 21:28:18
s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish 『崩壊 朝日新聞』で長谷川氏は、こうした体質を歴代の主筆や社長の人物と方針から解いている。 慰安婦報道の失態を招いた直接原因と目しているのは、文革時の林彪事件などの対中迎合報道の姿勢。ほぼ事実の隠蔽のようになってしまったのに、誰も責任を取らず仕舞い

2016-03-19 21:46:14
s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish 当時の中国指導部の異変を記事にした週刊朝日の編集長は、「クビにしてやる」と恫喝を受け、実際に職を解かれたそう。 この時代に「事実を報道する」というスタンスに立ち返ることが出来ていれば、慰安婦報道の失態も、吉田調書の捏造報道も、NHKとの泥沼も無かったか

2016-03-19 21:54:05
s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish ニ・二六事件で朝日新聞は反乱軍の襲撃を受けている。これは朝日新聞が「反戦」であったのが理由のように言及されることがある。実際は、反ソ色の強い皇道派を朝日は嫌い、統制派を支持する報道をしていたのが原因。 反戦どころか対中侵略に反対していた山県有朋を大批判

2016-03-19 22:05:49
s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish 終戦後の11月に朝日新聞が出した「国民と共に立たん」という宣言では、「幾多の制約があったとはいえ、真実の報道、厳正なる批判の重責を十分に果たし得ず、またこの制約打破に微力」と述べている。ここには戦意鼓舞の大義に燃えていた当事者の視点がすっぽり欠落

2016-03-19 22:18:39
s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish これでは「米英撃滅」という大義が「民主主義」に変わっただけで、報道の基本である「事実の確認」を重視する姿勢が見られない。どこか他人事。この急ごしらえの一文を奉ったまま、『大義』のプロパガンダ的な報道が容認されることとなってしまった。

2016-03-19 22:31:33
s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish この本では多くの記者や経営者が実名で登場する。中には取材拒否のOBも何人か。 「そもそもは創業者が経営者として有能すぎて、共産主義的なものをインテリに受ける商品として売ったのが原因」(大意)というのがちょいウケ。

2016-03-19 22:37:18