漫画家は自転車操業～漫画家と漫画アシスタントの賃金事情を受けて

松田未来　コミティア146 C50b 「翼駆人アラン 第Ⅵ章」 @macchiMC72

アシスタントさんの給料については、予算オーバーなんてしょっちゅうです。月刊連載二本やってる時は、一本分の原稿料がまるごと人件費で消えてましたorz もう一本の原稿料から生活費を引くといくらも残らない。あとは単行本の印税だけが頼りです。

こがしゅうと @kogasyuto

@macchiMC72 コミックを描く行程で人を使ったことがないものでして、何とも衝撃的な教訓をありがとうございます。

ヘリックス @Helix_00

@macchiMC72 そんなに漫画業界って厳しいんですか？

松田未来　コミティア146 C50b 「翼駆人アラン 第Ⅵ章」 @macchiMC72

@Helix_00 @kogasyuto 個人差はあります。やり方次第で人件費を抑えることも出来ますし、描いている漫画の絵柄やネタによってもずいぶん変わってきます。

松田未来　コミティア146 C50b 「翼駆人アラン 第Ⅵ章」 @macchiMC72

今出版社側に提示している原稿料は、そういった事情を考慮に入れたギリの数字です。でも、相手によっては難色を示すところも当然あります。酷いところになると、自分の相場の半額近くで描いてくれと言われたこともありました。さすがに交渉して、いつもの額の８割足らずで妥協しましたが…。

松田未来　コミティア146 C50b 「翼駆人アラン 第Ⅵ章」 @macchiMC72

この業界では、原稿にかかる手間にはお金は支払われません。まる二日かけて描いた見開きの摩天楼だろうが、サインペンでガシガシ描いた原稿だろうが、同じ額であることも普通です。コストパフォーマンスという概念は、原稿には適用されません。

松田未来　コミティア146 C50b 「翼駆人アラン 第Ⅵ章」 @macchiMC72

作家側がいい絵を描こうとして投資する額は、出版側から見れば全く関係ないのです。もちろん例外もあって、極稀に凝った絵を描く作家さんに配慮して、原稿料に色をつけてくれる場合もありますが、それは担当氏の配慮という範囲に限られています。

鍋島雅治 漫画研究所 @SANNDAIME29

昔の編集さんには原稿料だけでなくなにくれとなく、そういう個人的な配慮をしてくれる風土がありました。作家はそれを恩義に感じるのだと思います。キャバに連れていってくれる事ではなく。RT @macchiMC72: 原稿料に色をつけてくれる場合もありますが、それは担当氏の配慮という範囲。

松田未来　コミティア146 C50b 「翼駆人アラン 第Ⅵ章」 @macchiMC72

@SANNDAIME29 自分の元担当はそういった風土を体現している昔気質の人でした。今の担当さんでもそういった配慮をしてくれる人はいます。だからこそ何とかやっているわけで（＾＾；

松田未来　コミティア146 C50b 「翼駆人アラン 第Ⅵ章」 @macchiMC72

原稿全て自力で描く方もおられますが、それでも仕上げは人を雇うという場合がほとんどです。週刊にいたっては一人で描くことなどありえません。今のペースで、今の相場で描く限りアシスタントさんにどれだけ払えるかという限界は先ほど一色先生がおっしゃった数字がリアルです。

松田未来　コミティア146 C50b 「翼駆人アラン 第Ⅵ章」 @macchiMC72

ちなみにアシスタントさんの給料以外に結構な額になるのが、「食費」です。人数を雇えば一日に消費される食事代はかなりの額になります。大体これは作家さんの負担になりますから、給料に加えてこの額が大きくのしかかります。

石田⚾敦子 @ishida_atsuko

食費は全額負担なのであとで１ヶ月分計算して驚愕します。交通費も・・RT @ishikitokihiko: そうなんです RT @macchiMC72: ちなみにアシスタントさんの給料以外に結構な額になるのが、「食費」です。人数を雇えば一日に消費される食事代はかなりの額になります。

睡眠不足さん @nemudesu

@ishida_atsuko 美味しい物を食べさせて、がっつり働いてもらうためですね☆

石田⚾敦子 @ishida_atsuko

出前なので程度メニューが決まってしまうんですけどね・・・。５店くらいをぐるぐるしています。 RT @nemudesu: @ishida_atsuko 美味しい物を食べさせて、がっつり働いてもらうためですね☆

松田未来　コミティア146 C50b 「翼駆人アラン 第Ⅵ章」 @macchiMC72

毎日の食事は士気に大いに関わりますから、そのあたりをおろそかにすると人が寄り付かなくなります。これは自分のアシスタント時代の切実な体験からそうしていることですが。定額で雇えない以上、フリーのアシさんに居続けてもらうための費用は惜しめません。

一色登希彦 @ishikitokihiko

ハゲ同 RT @macchiMC72: 毎日の食事は士気に大いに関わりますから、そのあたりをおろそかにすると人が寄り付かなくなります。これは自分のアシスタント時代の切実な体験からそうしていることですが。定額で雇えない以上、フリーのアシさんに居続けてもらうための費用は惜しめません。

松田未来　コミティア146 C50b 「翼駆人アラン 第Ⅵ章」 @macchiMC72

すみません、途中ではありますが締め切り前なんで仕事に戻ります（＾＾ノ　アシ代以外にも色々お金がかかるということを知っていただければ。基本漫画家って自転車操業なのです。漕ぐのを（連載を）やめたら倒れます。

みしまえりこ→アカウント移行します！ @misimaeriko

@ishikitokihiko 横からスイマセン。普通のバイトとかだとお昼は自腹でコンビニに買いに行ったりしてましたが、漫画業界では食事付きがデフォルトなのが不思議ですよね・・・。とはいえ私も三●庵の出前にはかなりお世話になりましたが(笑)

一色登希彦 @ishikitokihiko

みしまさん @misimaeriko におかれましてはアシ環境の思い出共有なのでわかるかも知れませんが、アシ時代の食事は士気に関わりますね。ゆえに雇う作家側から見るとスタッフの食事代の累計に驚くわけですが。というか・・・続く @macchiMC72 @ishida_atsuko

一色登希彦 @ishikitokihiko

というか食事って感情の充足の過不足と密接で、アシ時代の「自己実現出来ていない不満」を満足な（気がする）食事で埋めていた感じが、今ならわかります。今はむしろ太り過ぎない眠くならない（出来れば質の良い）少なめな食事を望むばかりなのですが、アシ時代は恨み晴らすように先生のお金で食べてた

一色登希彦 @ishikitokihiko

…あれ？ そんな不埒者は僕だけですか？スミマセン。とにかくでもアシスタントを脱して自分で描いたものでお金を得て生活出来るようにならないとどんどんダメになっていったなあ…お師匠スミマセンでした。アシ時代には小児喘息以来復活して困っていた喘息が、アシ辞めるなりパタッと治まったし。

みしまえりこ→アカウント移行します！ @misimaeriko

@ishikitokihiko あはははははこれ凄い解ります！！引き出しの一番下にお菓子ごっそり入ってました！！そして二年間で１０キロ太り・・・(笑)←健康のため１０キロ痩せたり。連載始まったら小食になりましたね～。

みしまえりこ→アカウント移行します！ @misimaeriko

@ishikitokihiko 体調不良の事もそうですね、アシ時代はよく風邪をひきました。暴飲暴食であんなに太るとは思わなくて・・・。やっぱり自己実現出来てないやり場のない衝動だったんでしょうか(笑)ある日『連載勝ち取る前にまず痩せる！！』って頑張りましたねえ。

一色登希彦 @ishikitokihiko

@misimaeriko 僕もアシ時代に「この不健康はヤバい」と思って運動や節制を心がけ始めましたが、でもそれをしない人もいる。自分がブログで「アシ時代に太ることが止まらないなら終わる」という暴論を書いたのはまあそんな理由です。今なら何がどうダメなことになるのか、少しはわかる。

野間美由紀 @rose_m

今私はデジタルに移行して一人で描いてるけど、アシスタントさんを5人くらいお願いしていたときは仕事場の家賃+光熱費（含・固定電話代）+食費+アシスタント料で原稿料なんて全て吹っ飛んでました。それを考えたらMacにつぎ込むお金なんて微々たるもの。全然惜しくないわ。