こいしちゃんに殺されるゲームブック

続編は永久に発売日未定です
1
うぃんこさん @koiflachuchu

ゲームブック【地霊殿に幻想入り】

2016-04-01 19:50:39
うぃんこさん @koiflachuchu

【1】 あなたが目覚めたのはベッドの上であった。周囲は薄暗く、全貌は定かでは無い。少なくとも分かるのは、ここが自分の知る所では無いと言うことだけだ。あなたはナイフで手首を切ったはずだったが傷は無い。ナイフはどうだ。確かに血まみれだ。それが自分のものかは判別がつかない。 【2へ】

2016-04-01 19:53:41
うぃんこさん @koiflachuchu

【2-1】 あなたがベッドから身を起こそうとしたその時、ドアの開く音が聞こえる。音の方を見ると、ぼんやりと人影が見える。明かりが灯る。部屋の全景が映し出された。レトロな調度品がそこら中に飾られている。それなりに広い。

2016-04-01 19:55:35
うぃんこさん @koiflachuchu

【2-2】 人影の正体もはっきりと分かる。小柄な少女だ。紫色の髪にハートをあしらったカチューシャ。まるで園児服のような水色の服と淡いピンクのスカート。スリッパ。そして心臓の位置には目のようなものが浮遊している。その目からは無数のコードが伸び、身体中にまとわりついている。

2016-04-01 19:56:42
うぃんこさん @koiflachuchu

【2-3】 その少女はあなたを注視した後、逃げた。あなたは・・・ ・少女を追いかける【3へ】 ・この場に留まる【4へ】 ・「こいしちゃん!」と叫ぶ【514へ】

2016-04-01 19:58:52
うぃんこさん @koiflachuchu

【3】 すぐさま走って追いつき、少女の肩を掴む。追い付いた先は長い廊下だ。同じような扉が等間隔で配置されている。「嫌!触らないで!」あなたは・・・ ・危害を加えるつもりはないと弁解する【5へ】 ・慌てて手を離し、適当な部屋へ逃げ込む【6へ】 ・押し倒す【7へ】

2016-04-01 20:07:36
うぃんこさん @koiflachuchu

【4-1】 訳もわからずしばらく待っていると、一匹の黒猫があなたの足元に近寄ってくる。不吉だなと思いながらも黒猫を目で追う。「あれ?お兄さん死体じゃなかったの?・・・猫が喋った。「御免よ、あたいが間違えたみたいだ。お兄さんには悪いことをしたね」

2016-04-01 20:12:01
うぃんこさん @koiflachuchu

【4-2】 あなたは黒猫の話を聞いた。要するに自分は倒れていたところを死体と間違えられてこの猫に持っていかれるところだったようだ。「どうする?よければ地上に送り返してあげるけど?」あなたは・・・ ・地上に帰る【8へ】 ・ここに留まる【9へ】

2016-04-01 20:15:45
うぃんこさん @koiflachuchu

【5-1】 あなたは危害を加えるつもりは無いと弁解し、自分が置かれている状況を一切理解していないため少女に説明を求めた「そうやって騙して私の体を好き放題なんかするつもりでしょう!?外界の薄い本のように!」話を無視して少女は暴れる。それでもあなたは質問し続ける。その時だ。

2016-04-01 20:19:32
うぃんこさん @koiflachuchu

【5-2】 「さとり様から離れろ!」後ろから声が聞こえる。振り向くと、ゾンビの格好をした妖精があなたに殺到して来ていた。あなたはとっさに防御するが、少女を掴む手が引き剥がされるだけで傷は無い。少女は妖精が飛来した方へと走っていく。その方には猫の耳を生やした赤髪の少女がいた。

2016-04-01 20:22:46
うぃんこさん @koiflachuchu

【5-3】 赤髪の少女は紫髪の少女を庇うようにして守る。しかし、赤髪の少女はあなたを見るなり吃驚した。「あれ?あんた死体だと思って運んできた・・・」「気をつけなさいお燐!この男は読心に何らかのプロテクトをかけています!何をするかわかったもんじゃありませんよ!」

2016-04-01 20:25:24
うぃんこさん @koiflachuchu

【5-4】 「さとり様の人間不信も大概だねえ・・・って心が読めない?」どうやら紫髪の方はさとり、赤髪の方はお燐という名前らしい。二人とも自分の心が読めないことを不思議がっているようだが、さて・・・ ・死んだふりをする【9へ】 ・自分の境遇を説明する【10へ】

2016-04-01 20:29:52
うぃんこさん @koiflachuchu

【6】 あなたは少女から慌てて離れ、適当な部屋へ逃げ込む。防犯ブザーを鳴らされたり警察を呼ばれたら一巻の終わりだ。ノーロリータ・ノータッチ。この原則を忘れてはいけない。あなたは部屋を見渡す。が、数秒後すぐに後悔する。部屋に飾られているのは、人間の死体。【514へ】

2016-04-01 20:32:50
うぃんこさん @koiflachuchu

【7】 あなたは少女を押し倒した。ついでに口を塞ぐ。さらに衣服のあらゆる所を探り、防犯ブザーや携帯電話の類いが無いか確認する。見知らぬ所で目覚めて目の前には幼女が一人。これはもうやるしかないと思った。あなたはまごうことなきロリコンであった。社会のクズであった。【514へ】

2016-04-01 20:38:17
うぃんこさん @koiflachuchu

【8-1】 「そうかい、じゃあさっさと行くよ。ここは地上の人間にはちときついからね」あなたは一輪車めいた押し車に乗せられた。数刻揺られた後、太陽の光が見える。どうやら先程までいた所は地底だったようだ。あなたは押し車から降りて猫にお礼する。

2016-04-01 20:42:28
うぃんこさん @koiflachuchu

【8-2】 「いいっていいって。それよりお兄さんも気をつけて帰りなよ。本当に死んであたいに拾われたいようにね」猫は押し車と共に地底へ帰っていった。あなたは振り向く。しかし、目の前は真っ暗になっていた。「あなたは食べていい人類?」声がした瞬間あなたは頭から食べられた。【14へ】

2016-04-01 20:46:05
うぃんこさん @koiflachuchu

【9】 「なんだ、やっぱり死体だったか」あなたは何かに乗せられ、運ばれていく。数分後、あまりの暑さに目を開く。そこには羽を生やした少女と紅く燃える穴。「お空、燃料入れるから調整宜しく」「あいよー」足場が傾く。あなたは落ちた。最後に見えたのは眼前に迫る真っ赤な溶岩だった。【14へ】

2016-04-01 20:52:35
うぃんこさん @koiflachuchu

【10-1】 なんとか分かってもらい、自分の今の状況を知る。ここは地獄だったところで今は妖怪達の棲み家として再利用されているらしい。地獄だったころの跡地を管理しているのがこの地霊殿であり、さとりなのだと言う。彼女は妖怪覚であり心が読めるらしいが、何故かあなたには効かないという。

2016-04-01 20:58:57
うぃんこさん @koiflachuchu

【10-2】 自害したのだから地獄行きは当然だ。あなたはそう考えた。しかし、さとりが服の袖を引っ張る。「待ちなさい、あなたには一宿一飯の恩義を返してもらいます」あなたは飯を食った覚えはないと反論する。「だったら一宿だけでいいです。あなたには妹の監視をして貰います」

2016-04-01 21:02:40
うぃんこさん @koiflachuchu

【10-3】 あなたを無視してさとりは続ける。「妹・・・こいしは・・・心を閉ざした覚なのです。それ故誰にも認識されず、無意識にフラフラ飛び回ってしまうのです。今は部屋で大人しくしている筈なのでコンタクトは取れるはずです。心の読めない者同士、なんとか出来るかもしれないはずなので」

2016-04-01 21:04:42
うぃんこさん @koiflachuchu

【10-4】あなたはどうする? ・「分かった。案内してくれ」【11へ】 ・「嫌だ。俺は帰る」【8へ】

2016-04-01 21:07:12
うぃんこさん @koiflachuchu

【11-1】 「あっさりですね。まあいいですけど。では、こちらとなります」さとりはあなたがいた部屋の向かいの扉を指す。あまりの近さにあなたは驚愕する。「ここら一帯は私たちの部屋です。空き部屋が多いのが難点でして。来客もありませんし」「お兄さんが最初の客なんじゃないかな」

2016-04-01 21:11:35
うぃんこさん @koiflachuchu

【11-2】 「恐らくそうでしょうね。こいし、入りますよ」 ドアをノックし、数秒経った後開ける。中には黄色の服と緑のスカートに身を包んだ緑髪の少女がベッドにだらしなく転がっていた。さとりと同じような目とコードこそあるものの、その目は縫い付けられている。

2016-04-01 21:12:43
うぃんこさん @koiflachuchu

【11-3】 「あっお姉ちゃん!」こいしはさとりを見つけるなり一直線に飛んで行き、抱きつく。「やめなさい、こいし。それより、貴女を監視する新しいペットを連れてきたわ」「へ?ペット・・・?どれ?」さとりはあなたの方を指差す。の読めない人間よ。どう?珍しいでしょう」

2016-04-01 21:14:49