【実況】▲劇場版・得度機兵ブッシャリオン▲ブッシャリオンVSブッシャリオンG ~星から来た空海~(上)
- tasobussharima1
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「待て。ブッシャリオンは修理中だぞ」 駆け出すガンジーをミラルパは呼び止める。クーカイはトレーニング中、ガラシャはまだ学校だ。 「何も出来ねぇのかよ」 「防衛軍に連絡をして……」 ミラルパ博士がそう言い掛けた時。徳エネルギー研究所の曲面ガラス窓に影が差す。
2016-04-01 00:28:00それは、巨大なマニ円盤だった。 「まさか……クーカイ星人か!」 円盤から獣めいた機械……クーカイ獣が投下され、今まさに研究所を襲わんとしたその時。 『ドーン・ソード!』 クーカイ獣が両断され、爆発。その向こうから姿を現すのは、黒いブッシャリオン。 「ダンジャリオン……だと!?」
2016-04-01 00:32:08「アイツは、俺達が倒した筈!」 『弐号機だ』 「生きてやがったのか、田中ブッダ男爵!」 ダンジャリオンから姿を現す、半仏の怪人。それを複雑な面持ちで見つめるミラルパ。 『久しいな、と言わせて貰おうか。ラマ・ミラルパ。我が弟子よ』 「……何をしようと言うのですか」
2016-04-01 00:36:03「……知り合いなのか!?」 『無論、アレを叩き落とすのよ。否やはあるまい、ブッシャリオンのパイロット』 田中ブッダは上空の円盤を見、それからガンジーを見遣る。 「勿論、やってやる」 「ブッシャリオンの修理は、80%しか終わっとらん!パイロットも一人では……」 「上等だ!」
2016-04-01 00:40:08制止も虚しく、ブッシャリオンは発進。そして、 「ブッダ・ゴー!ブッシャリ・オン!」『ダンジャリ・オン!』 二機のブッシャリオンが並び立つ。 「……てめぇと背中合わせで戦うとは、妙な気分だ」『こちらもだ』 襲い来る無数のクーカイ獣。それを、二人はなぎ払い続ける。
2016-04-01 00:44:01ミラルパ博士はちゃんとパイロットを複数雇ってる(?)けど田中ブッダ男爵はわざわざ自分でダンジャリオンに乗り込んで操縦してるんだな……師弟間、一体どこで差が付いたのか #そういう問題ではない #徳パンク
2016-04-01 00:44:04「……これが、地球の得度機兵か。玩具にしてはよくやる」 円盤の上部から、僧侶姿の男のホログラフが現れる。だが、その姿は…… 「クーカイ……!?そんな所で何をしてんだ!」 ガンジーの相棒。クーカイに瓜二つであった。 「如何にも、我が名はクーカイ13号。クーカイ星の戦士」
2016-04-01 00:48:05「違うだろ!お前は!」 ガンジーは叫ぶ。だが、クーカイ13号は意に介さない。クーカイ13号の操る円盤の攻撃がブッシャリオンを襲う! 『下がれ、ブッシャリオン!』 それをダンジャリオンが身を挺して防いだ。 「……遅かったか!」「ごめん!部活が長引いて……」 「クーカイ、ガラシャ!」
2016-04-01 00:52:01そこへブッシャリオンへ駆け寄る、クーカイとガラシャの姿。だが、 「隙だらけだぞ!」 マニ円盤の攻撃を受け止めながら、ガンジーは混乱する。 「……いや待て、クーカイが二人!?」 攻撃のショックで、ブッシャリオンの出力が低下を始める。修復は完全ではなかったのだ。
2016-04-01 00:56:02