春眠醒める前に

藤澤ぴっ @pi_ttonn

眠れないので企画します。 #春眠醒める前に をつけてぽえぽえしてください。6日本日中、一緒に遊ぼ？みんながぽえぽえしてくれるの待ってます。たぶんまとめます。

藤澤ぴっ @pi_ttonn

ひらり舞う淡紅に過ぎ去った時間を想う。秒速5センチメートルで花弁が墜ちるのなら、私たちはどれくらいの速さで生きていかねばならないのだろう。始まりを予感させる日差しの中なら、赦せる気がした。許したいと思った、春。 #春眠醒める前に

藤澤ぴっ @pi_ttonn

桜が終わると安心する、けれどそんな自分が嫌いだと彼女は言った。人も嫌い？と僕は聞いた。 #春眠醒める前に

藤澤ぴっ @pi_ttonn

春の雨は嫌い、桜を落としてしまうから。 #春眠醒める前に

雨宮真水 @sucretic

ほたり、落ちた、淡色 の。 微睡む、記憶を、抱いた。 何が芽吹くというのだろう。ほどけるのを待つばかりの胸元に埋まる種は、やわらかく疼いて目蓋を開ける。代わりにと僕は目を閉じて。浮かぶのは、艶、三日月。残された面影が舞うから、もう、このままで。 #春眠醒める前に

諦 @RAIN_CAGE

#春眠醒める前に 君を深みへと落として、落として。桜の雨の目隠しで、本当のことは塞いでしまって。白く染まる道にふたり、手をつないで、ずっといっしょにいようね、なんて。浅はかなまじないを繰り返す。嗚呼、どうか醒めないで、花曇りの夢。僕だけを置いていかないでね。

穴井秋乃 @AnaiAkino

#春眠醒める前に 珈琲を淹れておいて その香りに包まれて微睡んでいたいの 夢の縁で朝日が差し込む窓を覗くのよ あら、もう朝なのねって微笑むからね 甘いパンケーキを焼いてちょうだいよ そうしたら、眠りから醒めてあげるわ

ウミウミという猫 @aoki_umiumi

桜も蕾が開いた花々も柔らかな陽だまりも、全てこのままでいて。永く思われた長い冬を堪えた私たちに、やっと下さった恵みですもの。私はこの春の祭典が大変愛しい、全てが全てを優しく包む静かな祭り・・。あぁ、小鳥よ朝のさえずりはやめて。もう少しこの夢に浸らせておくれ。 #春眠醒める前に

愁夢 @s_shumu

#春眠醒める前に ひとひらの夢を見ていた 再びを約して終わりを見送るひとの 背を透かして花は風に拐われる 儚いから愛すのなら 二度など求めないでください 一度きりの夢を見ていたのは夜、紅色 薄れる前の花弁を食んで息を吐く 冬を手放せない夢が白く濁し 散るはひと瞬き、瞼が押し流した

藤澤ぴっ @pi_ttonn

お別れなんて来る前に、ねえふたり、息をとめるの。 #春眠醒める前に @RAIN_CAGE

春森しゆう @junju_usako

#春眠醒める前に せかせかと動き回る。 拭いても拭いても汚れる床。 泣き声が遠く聞こえる。 猫に似た人に似たなにかに似た泣き声が。 懐かしい人びとは春に去っていったから かわるがわる登場する。 忘れてはいけないよ。 忘れてはあなたが消えるよ。 夢の中では生きている。 （糸結）

春森しゆう @junju_usako

降る降る降る 桜の雨を 全身で受け止めて 散るために咲くこともまた 羨ましいとみあげる 澄んでも曇っても似合う空を 背景にして 泣きながら目覚める前に 隣りにいてほしい （糸結） #春眠醒める前に #twpoem

藤澤ぴっ @pi_ttonn

#春眠醒める前に さよならでなくまたと告げた 酷く残酷な優しさでした 今という時間がどんなにか儚いか 知らないあなたではないのだから 再び巡り会うその時に思いを馳せ 生を揺蕩う私は箱舟 捨てられない希望を胸に ひらり、消えるの @s_shumu

雑感❕ @mimi_4567

いらないもの、詰まりも全て掃除してしまえばきっと楽になると。一度溢れたものは駄目だった。濡れた場所は薄く染み込んでしまった。新しい場所に行けないのならより良い新しいものを手に入れる。もう一人きりでは駄目だった。夢の中、新しい柔らかな笑顔を探す。 #春眠醒める前に

こひもともひこ @kohimon

ねむたいね めむたいめ たっぷりねむったというのに ねむたいめ めむたいね はらはら へりへり ごはんへむかえ へらへら はりはり うごめきせのばせ！ #春眠醒める前に

蒲公英 @haruka_tanpopo

眠る君の唇が、微笑みの形をつくる 昨晩告げた「ごめんね」を思い出す前に スーツケースを運び出す僕 いつか帰る 必ず戻る 期限のない約束なんて、成立しない だから待っていてとは頼めない 鍵はテーブルの上に置いていくよ #春眠醒める前に

しい @____ppp

たとえば今 車窓から眺める夕暮れのように 散りはじめた 桜のように 刹那的だからこそ 美しいものがあって #春眠醒める前に だから きみに伝えたかった

文月 @__pla

世界のいちばん端の夜に桜の花びらの砂糖漬けを作った。甘くて可愛らしくて貴女のようなそれに、私はそっと口付けた。朽ちていく記憶を呪ながら小さな海を作って、静かに流した。溶けて無くならないようにきちんと記憶と一緒に試験管に入れてね。もうすぐ夜が開ける。瞞しの春。#春眠醒める前に

晴海優桜@記憶探しシトラス @C1trus_h0pe

長く浅い夢に微睡んで、いつまでもそのままで居たいと願った。ずっとこうしてたいと思った。 あと少しだけ、少しだけでいいから終わらない少しだけを祈っていた。 #春眠醒める前に 叩き起こす足音はわたしに猶予を与えない

あさみ(朝水) @i_nociw

@tos するりと解けたきみへと続く道筋 足跡辿れども もう行き着くことはできなくて 記憶を頼れども もう思い描くことはできなくて #春眠醒める前に せめてもう一度だけ指先に触れたくて ぼくはまた不透明の向こうを追うのです

あさみ(朝水) @i_nociw

@tos 朝が来ればさよならだから こっそり鍵を隠して 切符をなくして どこにも行かないでって言えればよかった 最後についた精一杯のつよがりを どうかいつまでも気付かずにいて #春眠醒める前に

がらすだま @Hurt1994

桜吹雪のように散るだけの運命なら、僕も一緒に連れて行って。 行き着く先が踏み付けられる地獄でも、流れるだけの写世でも、共に朽ちていけるのならば。 溶けるように甘い蜜事も、柔らかく染まる桃色も要らないから。僕を一緒に眠らせて。 #春眠醒める前に

そると @iluvucuzuareu

「わたしはあなたを愛せない」 自らにかけた呪いを指でなぞる。 やさしくいられたらよかった? あなたを愛せたらよかった? 何度問いかけても答えは出ない。 夢ならばどうか醒めないで。 あなたを愛せないことこそが 紛れもなく愛なのだと わたしはまだ知りたくないの。 #春眠醒める前に

晴 @a_ma_ga_e_ru_

夢を、見ていたのだと。 柔らかく、涙に似た。 溢れては止めどない。 夢のような夢を。 一片溶けて、一枚散りゆく。 あの頃の私は、もう。 唇は、渇いてしまった。 血はそれでも、巡っているのに。 明日など分からぬまま。 全てが、零れていく。 ひらひらと、ひらひらと。 #春眠醒める前に

れんや @renya_to

「君が忘れたその指切りも、僕にとっては確かに大切だった」 #春眠醒める前に 悲しい真実より、優しい嘘を。懐かしんだって、過去を生きるなんてできっこないのさ。舞った桜と踏まれた花弁。風よ吹いて、まだ踊らせて（おやすみ）