- kasen_ensei
- 867
- 1
- 0
- 0
歌仙:ちなみに印仏と摺仏(すりぼとけ)の差についてだが何個か資料を当たったのを纏めると、 大きさ 印仏<摺仏 印仏は紙に版を押し当てる→スタンプ 摺仏は版に紙をあてて上からこする→版画 こういうことらしい。展示には書いていなかったと思うから、このことを覚えて見に行ってくれ。
2016-04-10 00:29:47歌:さて、最後の資料を印刷してこようか 鶴:……行ったな。 まぁこういうことに全力で当たってしまうのが歌仙の良い所であり、悪い所だからな……もし聞いている縁者さんがいるようだったら、終わった後で感想を言ってやってくれないか?……驚きには仕込みが必要だろ?じゃ、頼んだぞ!
2016-04-10 00:34:33歌:そもそも人はなぜ神を頼るのか 鶴:弱いからだな 歌:そうなのだけれど……もう少し具体的に 鶴:肉の体を持っているからな。いくら心を強く持った所で身体が傷つけば動けなくなる。 歌:僕の質問の意図を汲み取ってくれ!頼むからっ! 鶴:歌仙こそ、もう少しましな振り方をしてくれ。
2016-04-10 00:39:24歌:人間が神を頼るとき、それは自分の力ではどうにもならないときだ 鶴:大抵自分の力ではどうにもならないと『思っている』ときだぜ 歌:水をささないでくれ! まぁ、その代表が『病』だったというわけだ。特に治療法の分かっていない病は、もはや神にすがるしかないだろうね。
2016-04-10 00:43:18疱瘡絵「金太郎、春駒、うさぎ」 printing-museum.org/collection/loo… 鶴:疱瘡、今で言う『天然痘』の歴史は古くから続いていてな、例え治ったとしても痘痕(あばた)が残る恐ろしい病だったんだぜ。 歌仙:現代では撲滅されたが……バイオテロの創作小説の題材には丁度いい病気だね
2016-04-10 00:45:53歌仙:牛痘という画期的な予防方法が伝わる前は致死率も高い病だったからね、病にかかった者は病魔を払うとされた『赤色』の衣服を身につけたりした……。この疱瘡絵が『赤絵』と言われるように赤で印刷されているのもそのためだ。
2016-04-10 00:50:02鶴丸:他にも麻疹絵や鯰絵……柱に貼付けておくと『地震』で家が崩れないという版画があったな…このあたりは歴史の教科書でもおなじみだろうが、本物をじっくり見ることができるという機会はなかったからな。 歌仙:動かせる椅子があって、展示物を座ってじっくり見れるというのも有り難かったね。
2016-04-10 00:52:22鶴丸:こういう病魔や地震を避ける札を玄関などに貼るという習慣は、今の日本では一般的ではなくなったが、中国では『年画』という、年越しの時に玄関などに貼る縁起の良い絵というのが今でもあるんだぜ 歌仙:けれど、だんだん廃れつつあるらしい……奇しくも日本も年賀状が廃れつつあるのに重なるよ
2016-04-10 00:55:01鶴丸:病気についての歴史も気になったんだが、さすがに歌仙と主からストップがかかってだな……俺みたいな縁者さんはこちらのホームページを読んでくれ! くすりの博物館 もうひとつの学芸員室 病まざるものなし〜日本人を苦しめた感染症〜 eisai.co.jp/museum/curator…
2016-04-10 00:56:58〜質疑応答など〜 歌仙:さて、今回の報告はここまでかな。ご清聴感謝するよ 鶴丸:これでメモ帳5ページのうち1ページ半の解説が終わったな 歌仙:資料の下書きに三時間、打ち込みに1時間、ワード編集に三時間……これがあと三回分…… 鶴丸:おっ、感想・質問・要望があったらここだぜ!
2016-04-10 01:02:53〜クロージングという名の反省会〜 歌:資料が固すぎた…… 鶴:まぁ、固かったな 歌:もう少し余談を加えた方がよかったかな…… 鶴:今ですら二時間も語ってるぞ。そんな暇なんぞないな! 歌:……まぁ、この話をきっかけに印刷博物館へ行く人が増えてくれれば…… 鶴:どうだろうな
2016-04-10 01:27:18歌:……けれど、資料を纏めて自分の勉強になったからね。改善点は多いが、僕個人としては楽しかったよ。 鶴:俺も中々読まない資料を広げて驚きが多かったが……何より、甘味を二時間も語らない歌仙が驚きだったぜ 歌:そこかいっ!?
2016-04-10 01:32:01とまぁ、こんな感じだけれど、君たちが少しでも楽しんでくれたのならば、僕や鶴丸も嬉しい限りだ……。 では聞いてくれてありがとう……そして語尾をこれ以後変更するよ……はぁ。
2016-04-10 01:34:27