忍者スレイヤー劇場版
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ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
◇「バカなーッ！？」KRAAAASH！風魔胸部装甲が吹き飛び、風魔コアが露出！今や三人は高速回転のあまり一つに交じり合い、分かち難かった。風魔大将軍は見た。己と同じ背丈の赤黒の忍者オーラが、処刑めいて拳を構える姿を。「イイイイヤアアーッ！」天魔奈落直拳！「サヨナラ！」爆発四散！◇
2016-04-10 23:53:14
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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◇風魔大将軍が、風魔天守閣が、風魔城が、粉々に砕けて散る中、徐々に現世が重なり始める。「ケンジ君」小梅が手を取り、静かに言った。「サヨナラ」「何だと」「現世で致命傷を負った私を生かしてくれた力はこの空間でのみ永らえられる性質のもの。だから」「藤木戸。俺様が一肌脱ごう」「奈落？」◇
2016-04-11 00:00:00
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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◇「風魔の滅びを見届けた今、俺様の力が必要とされる時はそう近い日でもあるまい。百年後、あるいは二百年後。ならばそれまで、力の持ち腐れもよいところ。貸してやるゆえ、せいぜい有効に使うがいい、小娘！」「嗚呼！」小梅の身体が一瞬、赤黒に、銀に輝いた。豪覧賀！豪覧賀！闇……そして光！◇
2016-04-11 00:03:39
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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◇……藤木戸……藤木戸！「ウワーッ！」藤木戸ケンジは回転ジャンプで跳ね起き、木の枝に頭をぶつけて落ち葉の上に落下した。「痛てェ！」「やれやれ」片倉フジオは呆れる。忍者ベインの装甲は激しく損傷しているが、彼自身は無事だ。「ケンジ君！」小梅が駆け寄り、抱きついた。「ケンジ君ーッ！」◇
2016-04-11 00:06:36
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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◇風に樹が揺れ、本物の桜が舞い散る。世界は傷ついたが、致命傷ではない。それは徐々に癒えていく事だろう。戦士たちも今は休み、新たな敵に立ち向かう力を蓄える事だろう……。「あれは」ケンジが樹上の影を見上げた。マキモジュールだ。枝が揺れ、ケンジの頭の上に落ちてきた。「痛てェ！」◇
2016-04-11 00:09:25
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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◇それはもはや力の失せた巻物に過ぎない。ケンジは巻物を紐解き、ゆっくり開いた。小梅とフジオが覗き込んだ。そこには力強い書道で記されていた。◇
2016-04-11 00:11:06
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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◇（客電）◇作・演出：ダイハードテイルズ出版局、ニンジャスレイヤー翻訳チーム◇「忍者スレイヤー」は、当アカウントでやっているニンジャスレイヤーとは設定上の繋がりは一切ありません。おうちのひとが、きをつけてね◇おやすみなさい◇
2016-04-11 00:16:08