- fussoo_moe
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将校下士官はともかく、徴兵制での兵士の練度に期待できないのは、だいたいどこの国でも変わるまい。また、彼等が「統制されて自主的に動かない指示待ちの軍隊」にいるなら、そんなに問題にもならないだろう
2016-04-12 01:41:03ただ、彼らが「統制の十分に効かない、あるいは集権的な統制を行わない」軍隊に放り込まれると、いろいろと問題になる。厳しい戦闘が行われている場合であれば、彼らの生命は非常に大きなコストになるだろう
2016-04-12 01:43:36@seibihei 徴兵云々とするでもなく、平時から治安任務についてる警官はどこの国でも基本的に志願制であることから自明ですよね。一方で警察組織が軍事的な領域にまで踏み込んでくるのも志願制であるが故の質の高さや即応性から、立ち上がりの遅い徴兵軍を補完できるのかなと考えたり
2016-04-12 01:52:11@jingey 警察組織は国内に対する暴力の執行機関であって、その正統性について疑問を抱くことがないということはあるかもしれません。軍隊は、特に国内戦や治安戦の場合、暴力行使の正統性が必ずしもあるとは限らない。
2016-04-12 02:17:02そもそもの人材の能力と、それに加える教育のことを考えると、人間一人のコストと能力の高い先進国では、通常は分権できるような軍隊にする方が効率的ではある。 twitter.com/tsukasafumio/s…
2016-04-12 01:48:16@seibihei 人材と教育に投入するリソースを案分すると、先進国と後進国の格差は当面は埋まりそうにないですね。部隊が戦闘に勝つことと戦争に勝つことは、別の問題ですが。
2016-04-12 01:38:38ただ、もちろんそう言い切れない場合もある。すなわち、組織的暴力という代替性が効かない能力を急に必要とされる可能性がある場合である。こういう場合に備えて、あるいは必要に迫られて、戦闘効率に劣る徴兵制をとる場合はないわけではなかろう
2016-04-12 01:50:57近代的軍隊の存在意義とは「暴力の効率的使用」と「暴力の合法的使用」である。集権的指揮にせよ分権的指揮にせよ、練度の高い軍隊とは、これらを両立させている軍隊である。
2016-04-12 01:53:45もちろんこれらは近代的な分業制に基づいて、暴力を国家が独占する近代国家という大前提に基づいているわけだが、そうでない社会に住みたい人というのは、例えば日本ではどれだけいるのであろうか。
2016-04-12 01:56:11ISを支えている(というか背後にいる)旧イラク軍将校の軍事思想というのは、考える必要があるかもしれないなあ。湾岸戦争とイラク戦争における正規戦で徹底して敗れたのちにテロルを主とした非正規戦に転じたわけで。
2016-04-12 01:49:44@tsukasafumio 軍事行動としての非正規戦は基本的に正規戦の補助であり、毛沢東的に言えば農村から都市を包囲するという形になるんじゃないですかね。中央の統制が及びにくい地方で経済と人的リソースを得て、軍事力養い、最終的には正規軍を立ち上げ革命を成し遂げる
2016-04-12 01:55:41朝鮮戦争以降の戦争は、人的コストの高い軍隊と低い軍隊が、鉄と血のトレードオフの均衡点を争った歴史にも見えます。人的物量を上回る火力と、火力では償いえない出血とのせめぎあい。
2016-04-12 01:57:17リソースが限られている中において、「暴力組織の規模」と「暴力組織の規律・練度」は、相当程度にトレードオフの関係にある。どちらに重点が置かれるかはその国の情勢の緊迫度によるものの、いわゆる先進国であれば大体練度の方を採りそうではある。
2016-04-12 02:02:54ただ湾岸戦争以後、火力が単に砲弾爆弾をばらまくことではなく、精密な誘導に向かったあたりから、ひとつの変化が起きたように思う。後進国やゲリラも電子技術を駆使するようになったからだ。
2016-04-12 02:04:50あるいは、今現在先進国の軍隊で問題になるのは、戦闘効率よりも規律なのかもしれない。こちらも広範囲に分散して行動する治安戦などでは、大変に重要になる点ではある。そして、これもまた、徹底するのに時間がかかる。
2016-04-12 02:08:00軍を安く小規模にしたいだけなら傭兵でもええよな。暴力の独占が主眼にないのであれば。それがいいかどうかは判らないけれどもボクは眠いのでパトラッシュだ。
2016-04-12 01:58:27非正規軍がインターネットで世界規模で連絡し、Googleの衛星写真で目標の解析を試み、ロボット化された爆弾を使用する状態。これは20世紀の非対称戦の単純な技術的延長に過ぎないのだろうか。それとも軍事思想に及ぶ変革なのだろうか。
2016-04-12 02:18:04@tsukasafumio 目標解析している非正規軍のエージェントが未成年の民間人で、それを阻止するために正規軍の特殊部隊が突入して射殺したりですね(現在のところ、国際法上では合法です)
2016-04-12 02:21:09@seibihei 電子情報や電子インフラの即時性が高まった現在、従来の「戦闘」では区分できない事態が起きるわけですよね。世界の裏側から操縦したドローンによる攻撃みたいなのも起きるわけで。
2016-04-12 02:24:16@tsukasafumio 軍隊の方がそれに適応したとしても、国民の方が適応できない場合が多くなりそうです。しかし民主主義国家では国民に対する説明責任が生じる。
2016-04-12 02:26:23@tsukasafumio ゲリラ戦の国際的展開は70年代ごろに活動の場を失い国外に拠点を移して闘争を継続しようとした、日本赤軍やバーデルマインホフなどの極左集団に端を発するものではないでしょうかね。イスラム過激派も共産主義動と同じというわけではないですが超国家的な思想ですし
2016-04-12 02:22:46@jingey 以前の運動は政治的なものであっても、行動面では個別のゲリラ攻撃でしたから。超国家的運動に実効性のあるC3Iを与えてしまったところはありますね。
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