ワイルドさんの「知識経営☓デザイン」その2

KDIの"Wild Architect"こと荒井恭一氏がつぶやく、知識経営×デザイン。その2は「知識創造を促進するルール」について。
1
Kyoichi ARAI (荒井 恭一) @wild_architect

ポツポツ、昨日の続きをボヤきます。

2011-02-03 07:53:57
Kyoichi ARAI (荒井 恭一) @wild_architect

知識創造を阻害するルールについては、簡単に述べた。では、知識創造を促進するルールってなんだろうか。そんなものがあるのか?

2011-02-03 07:58:10
Kyoichi ARAI (荒井 恭一) @wild_architect

とにかく、現場に行かせる。そしてそこで見たこと感じたこと、見つけたこと、気づいたことを、ひたすら言語化して伝えてみる、なんていうルールがあったとしたら、これはまさにその類いだ。知的鍛錬とでも言おうか。暗黙知を豊かにし、これを形式知化する。知識創造界(?)の読み書きソロバンだ。

2011-02-03 08:05:58
Kyoichi ARAI (荒井 恭一) @wild_architect

この手の良き鍛錬は、想いのあるリーダーの裁量の中で、粛々と行われていることが多い。これを「全社一斉」とか、レポートを週に一度提出などと基準化した途端に、もとのもくあみ。知識創造を阻害する側に変貌する。これを、「ルールが悪玉化した」という。知的鍛錬を善玉のまま保つ工夫が求められる。

2011-02-03 08:17:51
Kyoichi ARAI (荒井 恭一) @wild_architect

知的鍛錬を善玉のまま保つには、リーダーがシンプルに繰り返し繰り返し、口酸っぱく言い続けることより他はない。鍛錬の方法をやたらと増やしたり、とっかえひっかえしたりしては、気が入らない。悪玉化していないことだけを冷静に見極めつつ、とにかく継続することで次第に知力が高まる。

2011-02-03 08:47:03
Kyoichi ARAI (荒井 恭一) @wild_architect

全体を整理。知識経営×デザイン。デザインの本質は、化粧ではなくむしろ余計なものを削ぎ落としていく行為。経営でいうところの効率化、スリム化に近い。しかし今の効率化は、「悪いことが起こらない」ための効率化である。今求められるのは、「良いことがたくさん起こる」ための効率化ではないか。

2011-02-03 08:56:19
Kyoichi ARAI (荒井 恭一) @wild_architect

やるべきことは単純だ。良いことが起こりやすくするためには邪魔になりそうなルールがあったら、これを丹念に調べ、外せるものを外していく。この作業を例えるなら、爆弾の起爆装置を無効化するようなものだ。不用意にやるとドッカ〜ンである。そして最後に、善玉のシンプルな知的鍛錬を加える。

2011-02-03 09:13:43