Togetter/min.tを安心してお使い頂くためのガイドラインを公開しました。
2016年4月24日

じゃむ猫(‏jamnekodd)氏による大和沈没報についてのおはなし

戦闘詳報や電文の背景を紐解いたもの
4
じゃむ猫 @jamnekodd

(0) 大和沈没に立ち会った駆逐艦における一挿話。 4月7日に合わせてと思ったけれども、二水戦の天一号作戦戦闘詳報と照合してて時機を逸した。

2016-04-11 15:47:09
じゃむ猫 @jamnekodd

(1) 大和爆沈。 巨砲が空中高く舞い上がりバラバラの鉄塊と化して海中に落下する様子を冬月艦橋から目にした航海士は、ただ茫然とした。 敵機の様子に明らかな変化が見られた。次第に数を減じていき、未だ上空で旋回を続ける機にももはや雷爆撃の気配はない。 海空戦は終息したのだ。

2016-04-11 15:47:33
じゃむ猫 @jamnekodd

(2) 航海士は、41駆司令・吉田正義大佐からGF長官宛の電文を起案するように指示された。急ぎだ。 「敵艦載機1千機と交戦、大和沈没」との文面を示す。 吉田司令は一瞥すると自ら加筆した。 「生存者を救助し、再起を図らんとす」

2016-04-11 15:50:46
じゃむ猫 @jamnekodd

(3) 電文を受け取った航海士は追加された一文に思い至らなかったことを悔いながら、暗号に組んで送信させた。 戦闘詳報は同電文は17駆司令が発信したものと記録しており、食い違う。 だが戦闘可能な艦にあって指揮を執る最先任の指揮官は吉田司令だけであるのも確かだ。

2016-04-11 15:50:58
じゃむ猫 @jamnekodd

(4) また同戦闘詳報に綴じられている41駆合戦図の原図は、この航海士が佐世保帰投後に書いたものだ。 佐世保までの間、ジャイロを失い敵潜の影に脅かされ、航海士は艦橋にあって気を弛めることは出来なかった。 電文1つ戦闘詳報1つと言えど、背景にはいろいろな要素が渦巻いている。 (了)

2016-04-11 16:06:18

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?