佐藤さんの中学校で流行った男同士のセクシー野球拳の話

佐藤　敏夫 @WhiteSeasoning

中学の頃に男同士で野球拳が流行ったことがあったんですね。脱げなくなったら負けではなく、逃げたら負け、みたいな条件で。最初は負けたりする度にキャーキャー言いながら脱いでたんだけど、段々とスタイリッシュに脱ぐ奴が現れるましてね。上着を潔く脱いで放り投げるの。

佐藤　敏夫 @WhiteSeasoning

あまりに潔い脱ぎっぷりに動揺を隠せない奴も多かったんですが、それも段々と慣れて効果がなくなってきたんですよね。そして、次に編み出されたのが一発目からズボンを脱ぐという荒業でした。脱いだ後も毅然とした態度でジャンケンに臨む姿は周囲を味方につける謎の神々しさがありましたよ。

佐藤　敏夫 @WhiteSeasoning

二度の敗北はない、という不退転の決意と共にズボンが脱ぎ捨てられ、一切の躊躇もなく次の勝負へ臨む。そんな覚悟と共に挑まれ、万が一にも敗北してしまえば同じくズボンを脱がざるを得ない。ジャンケンに勝って、野球拳に負けるという状況が続出しました。

佐藤　敏夫 @WhiteSeasoning

ただ覚悟を決めた相手の場合には、それも通用しません。結果的には、パンツ丸出しで向かい合い、次に突き出す拳に己の運命を委ねる修羅が生まれ、数多の悲劇が生まれただけでした。

佐藤　敏夫 @WhiteSeasoning

屍の山を築き、血塗られた剛の道を歩んだ野球拳に、ついに菩薩の拳とも言うべき技が生まれました。そう……脱衣を相手に委ねたのです。無抵抗の意を示し、「脱がせて？」とねだりました。

佐藤　敏夫 @WhiteSeasoning

効果は絶大でした。これを期に様々な技が編み出され、中には口上と共に艶っぽく脱ぐ者も現れました。しかし、この野球拳の多様性も長くは続きませんでした。

佐藤　敏夫 @WhiteSeasoning

脱衣している最中を先生に見られたのです。パンツ丸出しのまま説明をする野郎二人を見て、以降、徐々に野球拳は衰退していきました。

佐藤　敏夫 @WhiteSeasoning

結論として中学の男子はロクな事を考えないし、一瞬の輝きのために社会的な地位なんてドブに捨てるんですよ。そのうち学習するんで、今は生暖かい目で見守ってやってください。

龍のな＠リョナRPG開発中！！ @ry_nona

@WhiteSeasoning ちょっと私専用にトゥギャりたいくらい素敵なお話なのでなんかこう脱がす描写とかをもう少し詳しくですね

佐藤　敏夫 @WhiteSeasoning

@ry_nona 脱がせて貰うオネダリの仕方なんですけどね、まず制服の一番上のボタンを開けます。この時はやや躊躇いがちにボタンに指を掛け、落ち着かない様子で周囲を見ましょう。注意するのは羞恥心をアピールすることなので、基本的に誰とも目を合わせないことです。

佐藤　敏夫 @WhiteSeasoning

@ry_nona やがて意を決したら、上目遣いに相手の目を見てボタンを一つだけ開けます。その後はすぐに目を伏せて「なぁ……　ちょっと、この部屋、熱くないか？」などと言い、脱ぎたいアピールをします。 やや間を置いてから「脱がせて、くれない？」と首を傾げつつ相手の目を見ます。

佐藤　敏夫 @WhiteSeasoning

@ry_nona 脱がせてくれなかったら、「お前が……　脱げって言ったんだろ…？　どうして、脱がせてくれないんだよ……」とか「焦らすなよ……」とか言います。 ……黒歴史を思い出して手が震えてきました。

龍のな＠リョナRPG開発中！！ @ry_nona

@WhiteSeasoning ありがとうございますありがとうございますありがとうございますトゥギャらせてください

佐藤　敏夫 @WhiteSeasoning

@ry_nona トゥギャった結果で俺のフォロワーが30人以上増えたら、僕と一緒に野球拳しようね！（目のハイライトオフ