柿谷浩一先生の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』考察ツイートまとめ。

2016年1月18日から3月21日まで毎週月曜日21:00 - 21:54に、フジテレビ系の「月9」枠で放送された有村架純・高良健吾主演、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』を考察した柿谷浩一先生(@prince9093)のツイートをまとめました。
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  • 放送前

  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2015-11-19 07:48:54
    次の月9『いつかこの恋〜』が発表されましたね。『SUMMER NUDE』を手がけたプロデューサーが『太陽と海の教室』(2008)に続き、脚本家・坂元裕二とタッグを組む作品。月9ブームの原点を作った坂元氏が『東京ラブストーリー』から25年目にどんな物語を作るか、目が離せません。
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2015-11-19 08:00:49
    【坂元裕二の過去の月9作品】 ・同・級・生(89) ・東京ラブストーリー(91) ・二十歳の約束(92) ・翼をください!(96) ・愛し君へ(04) ・ラストクリスマス(04) ・西遊記(06) ・トップキャスター(06) ・太陽と海の教室(08) #坂元裕二 #月9
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2015-12-14 23:31:48
    そして、次の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の予告も流れましたね。重く、暗く、胸キュンとは間反対のラブストーリーの世界観がちらっと見えました。『SUMMER NUDE』から『信長協奏曲』と月9に新しい風を吹き込み続ける村瀬プロデューサーの新作、楽しみです。 #いつ恋
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-01-18 06:42:50
    東京は雪で真っ白です。今日は月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」スタートの日。敬愛する「SUMMER NUDE」のプロデューサーの新作、楽しみだ。奇しくも物語に相応しい〈雪〉の初回放送は、嫌でも私たちの記憶に強く残って、忘れられない日になりそうだ…。 #いつ恋
  • 1月18日:第1話「失くした手紙が繋いだ奇跡…二人は出逢った」

  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-01-18 23:17:27
    【いつ恋①】かつて期待した〈皆が湖を残し町から逃げる〉物語と逆転するかのように、今度は〈一人だけが町を残し湖から逃げる〉。雨にずぶ濡れになりながら逃避する音(有村架純)の姿は、想像の湖に沈んでいた本当の自分「杉原音」が湖水から這い上がり、再生するイメージそのものだった。 #いつ恋
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-01-18 23:48:45
    【いつ恋①】とにかく坂元裕二作品では私達視聴者が一体何を〈追体験〉させられているかを問うのが重要。母の手紙の音読。内容以上に大事なのはあの時間で、それは決して長いのでなく、反対に〈短い〉のだ。これまで音が繰り返し手紙を読んだ時間を私達は知らないし、越えることも出来ない。 #いつ恋
  • 1月25日:第2話「東京編スタート 都会の現実、募る想い…もう一度会いたい」

  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-01-25 23:01:39
    【いつ恋②】練に「20万」の弁償代を貸す「20万」のコートを着た木穂子。二人の格差は小さな場面に〈切なく〉凝縮されていた。練のお茶代「30円貸して下さい」。お金に不便ない彼女は小銭を持たず貸せない。物理的には同じ30円が〈ない〉という状況の中に、二人の溝が悲しく現れる。 #いつ恋
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-01-25 23:20:54
    【いつ恋】そしてこの反復された「20万」は今ある〈練/木穂子〉の現実をこえ、遠く故郷にリンクする表現でもあった。取られた農地を買い戻すべく練が稼ぎに上京したのが「20歳」。お金を〈持つ者/持たざる者〉を巡る社会と人間の運命が「20」の数字のもとに鮮やかに主題化していた。 #いつ恋
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-01-25 23:33:55
    【いつ恋②】じいちゃんへの電話。大事なのは電話先にある、じいちゃんの〈声・言葉〉は一切描かれていないということ。あるのは何度も「うん」と相槌しながら応える練の言葉だけ。それはそのまま音が〈聴いたもの〉でもある。会話の内容=意味でなく、電話=人と繋がる意味を問うたシーン。 #いつ恋
  • 2月1日:第3話「突然のキス、幸せな1日」

  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-02-01 23:03:42
    【いつ恋③】プラネタリウムチケット(夜空を2人で見る)の未遂→チケットなく鑑賞したピアノコンサート(高所=空から降る音楽を2人で聴く)。このチケットを巧みに用いた2つの叶わなかった/叶った〈空と二人〉の構図があって、ラストの音の「一人で見た」雪空の悲哀が痛いほど刺さる。 #いつ恋
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-02-01 23:19:37
    【いつ恋③】練が木穂子に告白するシーンの手前には、小さくだがはっきりと花々がフレームに捉えられている。言うまでもなく、それは、大きな都会で、音と練が偶然同時に見つけ、写メを見せ合う、路に咲く〈小さな花〉へと接続している。花の前で展開する、都会に生きる人間の幸と不幸…。 #いつ恋
  • 2月8日:第4話「あなたを好きになりました」

  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-02-08 22:23:54
    【いつ恋④】庭の水やりの水に始まり、音の暖房のない寒い部屋、ストーブ、熱々のたこ焼、「今日まで冷たくしてごめんなさい」「明日からまた同じことします」という練の暖かさ/冷たさが同居したあまりに切ない告白。そしてラストの音が泣き顔を洗う冷水。見事な〈冷温の物語〉の回だった。 #いつ恋
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-02-08 22:41:37
    【いつ恋④】主題の〈暖かさ〉〈冷たさ〉が、モノや空間の温度という水準から、次第に、ふれあいや優しさといった人間の〈温もり〉へ、あるいは逆に都会における自己本位で疎遠な〈冷やかな〉人間関係へと展開し折り重なってゆくその構図は、東京における《生》を鮮やかに描出していた。 #いつ恋
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-02-08 22:56:58
    【いつ恋④】たこ焼を作りながら練が話すじいちゃんと故郷の話。そこには一切回顧シーンがなく、延々続く言葉から、視聴者は映像を〈再現=想像〉するしかない。坂元裕二得意の方法だが、徹底したリアルな会話追求の一方、私達は〈聴く〉方にばかり意識が取られている点も考えねばならない。 #いつ恋
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-02-08 23:08:23
    【いつ恋④】たこ焼の会話シーン、ずっと鉄板の焼ける音が鳴り響いている。だがカメラが庭の外に移って、ジューっと焼ける音が後景し、会話がにわかに強調される箇所が一回ある。そしてまた室内に戻る。この一時に、私たちは練の言葉に意識を集中する音の《内面》に寄り添う感覚を強くする。 #いつ恋
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-02-08 23:27:20
    【いつ恋④】音が転ぶバスシーン。胸に迫ったのは単にそれがリアルだったからだけではない。車内で煙たがられた〈赤ん坊の鳴き声〉は「生きる者」の自然かつ自由な声(の象徴)。それに対し、乗客の誰も(私たちの多く)が真反対を向いてしまっている非人間的な現実を構図で突きつけていた。 #いつ恋
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-02-08 23:58:24
    【いつ恋】現時点だけど、音に〈友人〉らしき人物は一人も出てきていない。その点、練の無視や冷たい態度は、即〈孤独〉を意味する。救いようのない孤独を…。ちなみに私もびっくりするほど友達がいない。だからどうした?って言わないでくれ。心の柔らかい所で呟きたいこともある。 #いつ恋
  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-02-15 09:54:28
    練の使っている携帯は、ドコモのD702(色は違うが)。2006年発売の機種。物語の冒頭【1話】が「2009年秋」で、前回【4話】が「2011年2月」だから、約5年間使い続けている可能性がある。さぁこの先、どうなるか。 #いつ恋 pic.twitter.com/LHcgLZTnBQ
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  • 2月15日:第5話「第一部・完結編 突然のさよなら…訪れた運命の日」

  • 柿谷浩一(kaki) @prince9093 2016-02-15 22:24:01
    【いつ恋⑤】芋煮会の時点で小夏が放ったのは〈恋愛〉をめぐる言葉でしかない。だが目の前にいる好きな人に「好き」と言うこと、本当のことを話すこと…それらのメッセージは、物語が〈描かなかった〉3・11へ強く接続しているし、またそうでなければいけない。その《想像力》を問うた回。 #いつ恋

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