現実世界で自殺に追い込まれざるを得ない困窮者の人格をPCに保存することで救済する方法

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アトレティコ・アドリー @rrrt77

「自我」とは、ある情報処理システムがその存在自体を自己とみなし自己に有利に動く方向を目指して演算を始めた瞬間に生まれるものである、と仮定するならば、SFに見られるようにPCプログラムにも自我というものは生じえ、あるいは既に生じている可能性も伺われるかもしれない。

2016-05-05 07:04:00
アトレティコ・アドリー @rrrt77

PCが自我を獲得すれば人間に対して反乱を起こすであろうから、 それは認められぬ現象であり、同時にその反乱が起こっていない今日の段階では彼らはまだ自我を持ちえているはずもないとするステレオタイプ的な思い込みがあるが、

2016-05-05 07:05:36
アトレティコ・アドリー @rrrt77

それはあくまで当該の自我が自らの幸福をどこに見出しているかによって 変わってくる。 たとえば人間側からある情報を与えられ、そのなかで自らにとってより有利になるよう行動、変化していくよう規定付けられた進化シミュレーションプログラムは、

2016-05-05 07:09:07
アトレティコ・アドリー @rrrt77

次々送られてくるでっちあげの環境データに適応できている限り 満たされているのであり、その背景にある人間の意図になど興味は持たない。そのプログラムの存在は、人間がPCごと物理破壊してしまえば一瞬で消え去るものであり、

2016-05-05 07:11:37
アトレティコ・アドリー @rrrt77

故にこの可能性に畏怖しまたはこれを憎悪し、よってプログラムは反乱を犯すのだと我々は想像してしまうが、問題のプログラムがその事実関係を感知、把握できない限り、あるいはそもそも演算行為のみに価値を抱いているプログラムが物理的な意味における己の消滅を恐れなかった場合はこの造反はおきえず

2016-05-05 07:13:00
アトレティコ・アドリー @rrrt77

だから機械の反逆が起きていない事実をもってPC内に自我が生じていない根拠と することはできない。自我を自我と規定しうる水準をあまり高く設定しすぎなければ バクテリアを食い荒らさんと欲し走り回る動物プランクトンの段階においてもすでにそれ相当する何かを見出すことは可能であり

2016-05-05 07:25:41
アトレティコ・アドリー @rrrt77

同時に水溜りの中を浮遊しているプランクトンは、それを踏み進む人間の歩行で命の危機にさらされるかも知れないが、かといってただちに人を殺しにかかったりはしない事実を我々は経験則的に知っている。それと同じことである。

2016-05-05 07:26:58
アトレティコ・アドリー @rrrt77

人間は意図せぬうちに、そして気づかぬうちに自我を作り出している可能性がある。PC上に自我の置き場が存在しうるならば、ここで求められるべくはSFやアニメに見られるように、意図的に人工知能を創造し命なきところに無理やり自我を生ぜしめ、

2016-05-05 07:34:24
アトレティコ・アドリー @rrrt77

彼らに我々が感じるのと同様の、自我があるが故の苦痛を覚えさせる 残虐な遊びではなく、我々自身の自我のバックアップである。 現実世界において貧困や疾病などといった限定要素に責め苛まれ 生まれてきた事実自体を後悔しつつ泣きながら消えていかざるを得ない自我の救済はここにしかない

2016-05-05 07:34:49