小泉明郎展「空気」 アーティスツ・ギルド企画「キセイノセイキ」展関連トーク「キセイノキセキ」Vol. 01 卯城竜太×小泉明郎[メモ書き]
- misonikomioden
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卯城「キセイノセイキそのプロセスは個人的に聞いてる。その前にDon't Follow the WindのDOMMUNEトーク二次会で自主規制・検閲について二人ですごく話した。それがここに繋がる。
2016-05-05 20:07:24卯城「小泉の聞いた時はまずは嬉しかった。このようなポリティカルな問題についてアーティストとして反応してくれる人が少ない。 検閲・規制が問題である、とそこにリアリティを持ってる人が少ない。ポリティカルの問題は会田やチンポムそして小泉さんも、、
2016-05-05 20:07:56小泉「全てのアーティストが問題とすることでなく、一部のアーティストだけに問題といえるが、彼らにとってそれが常に問題となる。 規制、、、検閲とまではいかなくとも、それに直面する。そこでチンポムに共感する。耐え難きを耐え↑忍び難きを忍ぶ 展、それを見た時にこれだ!と
2016-05-05 20:10:35卯城「小泉さんと自主規制・検閲に対してフラストレーションあるなー、と話してた。それを美術館でやることがすごい。チャレンジだし、会田事件もあった場所だし、そのトライアルに無条件に応援したくなった。アーティストランスペースは規制ないが、美術館という不可能なスペースでいじるのはすごい
2016-05-05 20:11:35小泉「さて、展覧会だけがまずあるだけなのでみなさんと情報を共有したい。プロセス、その結果など。 一年前にアーティストギルドから都現美に声をかけシンポジウムを行った。 それが一年後のMOTアニュアルに繋がる
2016-05-05 20:12:28小泉「アーティストギルド、当時は15人、今は30人。 如何に生活と表現をなりたたせるかはアーティストにとって切実で、、、(以下聞き取れず
2016-05-05 20:13:33卯城「BTレビュー等見て情報収集した。会田事件からアーティストギルドに繋がると思う人もいるが、実はその前からだ、と。 小泉「お金の問題は美術館では難しいとされ、表現の自由を取り扱うことになり、その話し合いの間に会田事件となった。
2016-05-05 20:15:14小泉「話合いの最中に会田事件が起こりまさに問題が現実となったと思いつつ、やりにくくなったともいえる。そこで美術館、つまり担当キュレーターから、検閲でなく、自主規制なら、、と
2016-05-05 20:16:54卯城「そこで検閲に足つっこんでる。検閲と自主規制が一緒くただ。 キュレーターとアーティストの交渉はプランの面白さなどで第三者的に聞き役になってるものだが、それよりも組織的なリスクが交渉に入ってきてしまう。検閲なのか規制なのかわかんない。
2016-05-05 20:17:36小泉「担当キュレーターの立場もあるし、彼がすべて自律的に判断できるわけがない。担当キュレーターの上に上司もおりそれも説得対象だし、でも我々は彼としか交渉できず、、、そうなるとアートの判断でなく、上司にどう説明するかなど考えつつ我々と話すことになる。
2016-05-05 20:19:04小泉「手続き話をどうするか考えず、作品のことだけ考えてたのはナイーブだった。展覧会ディレクターは四人いて、四人で合い一対一な関係が、手続き上は担当キュレーターで、結果的に三体一となり最初から良い関係とならなかったような...
2016-05-05 20:21:21小泉「会田事件直後に耐え難きを耐え↑忍び難きを忍ぶ 展があり、すぐ反応してて、すごく勇気をもらった。全く同じようなことをやってるんだなー、と 卯城「同じこと考えてるなら連鎖的に、小泉は美術館でやろうとしててそれがうれしくて、、、
2016-05-05 20:29:38小泉「展覧会の設定は自己規制。検閲は一つの大きな意思があり主体性を持って規制されるが自主規制は誰がそうしてるかは見えない。議論ずらしたり本人より組織ロジックだったりとやんわりとやりたいことができなくなる。
2016-05-05 20:52:39小泉「その自主規制プロセスはリアルだ。駄目だと断言されることはほとんどない。そのうち空気を読みだしそれを読み解き表現を辞めていく、と。
2016-05-05 20:53:22小泉「その自主規制プロセス自体をみなさんに見えるようにしようと。展覧会で必要だと思われた作品がなぜ必要かそれがダメだったらその理由も見せよう、と。
2016-05-05 20:53:59小泉「自主規制は美術館のみならず社会で様々に起こってるものなのでアーティストのみならず美術館、そしてお客さん、その判断基準をいろいろ見せたいと思った。その規制内面化をみせたい。 卯城「つまり規制事実のみならずそのプロセスをみせたい、と
2016-05-05 20:55:14小泉「アイデアは出すもののなかなか決まらなかった。 卯城「都現美も当事者でいつもよりも高い壁が。 小泉「すごく警戒されつつ作られた。普段なら現場判断で出来たことが全て承認が必要となった。例えば担当キュレーターの上司のokが必要だとか。
2016-05-05 20:57:05小泉「担当キュレーター上司も会田事件から叩かれたこともあったが、それでも今回の展示をやるとした。担当キュレーター上司も説得しないとだめだ
2016-05-05 20:58:31卯城「担当キュレーター上司ですら実は更に上の人を説得する側だ。 小泉「担当キュレーターがやることなので見てないが、上司すらも更に上のの人のはんこが必要であり、実はそれが一番むずかしい
2016-05-05 20:59:29小泉「担当キュレーターは上司の機嫌や出席等のタイミングを見て提案しないといけない。上司が好きでない作品だってあるはずだ。 そのようなプロセスで時間がかかりフラストレーションがたまった。 喧嘩でないが、、、、
2016-05-05 21:00:37小泉「オーラル・ヒストリーは一週間前に決めた。 卯城「最初っからそれがまずかったとか? 小泉「最後まで何も入らないならそれを入れようと考えており、展示コンテキストにはしっかり合ってる 小泉「禁止単行本目録はインスタレーションが決まってからだし、、、
2016-05-05 21:02:09小泉「始まる直前にはパーフォーマンスが問題になった。あの場に設置されるはずだったのに展覧会3~4日前にやめてと、いや、それは検閲で、あの作品は著作権の問題があって。
2016-05-05 21:03:10小泉「あの作品は著作権の問題があって、イメージ自体はウォホールがリプロデュースしたものなのに、あの作品権利はアンディ・ウォホール財団にあって、著作権クリアの必要がある、と。
2016-05-05 21:03:46