小泉明郎展「空気」 アーティスツ・ギルド企画「キセイノセイキ」展関連トーク「キセイノキセキ」Vol. 02 沢山遼×小泉明郎[メモ書き]
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小泉「批評は批判的であり、我々も展覧会始まった過程で、伝えきれて無いことも多くそれを伝えるとともに、しかしあの展覧会で何が起き何が問題か的確に書いており、その内容を教えてもらうとともに、「空気」と展覧会についてどうするかポジティブな議論をする材料としたい。
2016-05-14 16:47:08小泉「私は作家としてもキュレーターとしても展示企画へ入っており、制御できるものもあれば制御出来ない規制もありそれを整理していきたい。
2016-05-14 16:47:30沢山「事務的なことだが、twitter実況、twitterの限界があり… 小泉「前回twitterでトーク内容書いてる人がおり話された言葉が人々に伝わったが、あれを読むと、こんな感じか?と。この場で言ったことが伝わるので、その後火消しもあり、歪みもあり、、、、
2016-05-14 16:49:27小泉「録音録画は遠慮されるとともに、twitterやるのであればご自分の言葉としてやってもらいたい。ある程度はしょうがないが。 沢山「実況自体は規制しない。正確に実況できるならばと自己規制をかけてほしい。 小泉「後々資料を制作しちゃんとお伝えしたい。
2016-05-14 16:50:16沢山「美術手帖5月号でキセイノセイキ展評を書いておりそれに関して。 本日の構成としては、三時過ぎに出る必要があり小泉と話したいが皆様の意見も聞きたい。三時以降でなくトーク時間内に質疑応答をもうけたい。
2016-05-14 16:51:32沢山「こういう展覧会は議論があって当然、巻き起こるのが重要で、美術手帖で記事を書いた。キセイノセイキ始まってから2日目(?)に見に行き、それで急いで書いた。美術手帖レビューは自分で選ぶというより依頼があったから書くもの。
2016-05-14 16:53:15沢山「また僕ですか?MOTアニュアル「風が吹けば桶屋が儲かる 」でもレビュー書いて批判的なことを書いたのでけっこううんざりしたこともあり…
2016-05-14 16:55:16沢山「今回も書いてくださいとあり…あんまり書きたくないなーって…それで展覧会見に行った。展示でなされてることは後続に与える影響が大きいと思った。編集部はこの展覧会を取り上げる必要はあるが、僕が取り上げる必要があるかはわからない。
2016-05-14 16:57:04沢山「後続への影響が強いがその割には色々戦略ミスが有る、と。簡潔に問題点指摘できると思い批評した。批評にはリスクがある。本当に書くのは大変だ。
2016-05-14 16:57:35沢山「展覧会は展示構成が徐々に変わるし、情報公開のレベルも変わってきている。ホント初期の段階のプリミティブな段階の批評で、その妥当性が今やどれだけあるかわからず、規制・検閲というのがどれだけテーマか…タイトル見ればわかるが…
2016-05-14 16:59:58沢山「無人島プロダクションの展示「空気」、美術館会場ではキャプションにはキャンバス・アクリル・空気と記述され、小泉がこんな展示するのかと不可解だった。なんらかの検閲があったのだろうと思ったが蚊帳の外なので分からず、空気を作品化した展示についての問題点もあり…(以下聞き取れず
2016-05-14 17:02:07沢山「一石を投じるつもりで書いた批評で、いろんな議論がなされるべきだと思い書いたが、SNS等を見ての手応えだが、僕の書いたことが受け入れられすぎてた。同じ感想を持った人が結構居た。ぼくのまわりにも。
2016-05-14 17:02:49沢山「アクチュアリティがある展示で、会期中でろくでなし子判決もあったし、今年やらないといけない展示だ。僕の書いたことが、違うオブジェクションがあるとはいえ、ある程度同意されてしまった。
2016-05-14 17:03:37沢山「結局、失敗とは言えないにしても戦略ミスで終わったらもったいない、と。今回小泉さんと話すことで掘り下げないといけないと感じた。
2016-05-14 17:04:14小泉「展示は情報だけでなく作品も増えた。企画展示の意図を伝える情報すらなかった。なので沢山の批評はそのとおりだ、と。こちらは色々体験してるがそれを伝えられてない。
2016-05-14 17:07:11小泉「その後情報は増えていて、ちゃんとした解説も配られたり、コラムもおかれたり。我々も展示について声を出し始めてる。「空気」という作品も無人島プロダクションで展示可能となっている。情報が伝わり見え方も変わってきている。
2016-05-14 17:08:04小泉「最初の沢山批評、これは的確だ。戦略ミス… キセイノセイキというタイトル、どっすりと行くか、やんわりかで討論があった。当初はやんわり路線だったが、昨年末から年始からストレートに行くことになり、これになった。
2016-05-14 17:09:36引用)様々な規制や摩擦が、作者の意図とは裏腹に作品が密かに欲望するところのものであると見なされるようになってしまえば、それは結果的に作者の主権を著しく損なうことになるだろう。(引用終
2016-05-14 17:12:31沢山「私は美術批評が仕事だが、作品について書いてる事多い。その前提は作者意図が作品十全として出ていることはないからだ。作品思考と作者思考は別で作品で実現していることがあり、本人が考えてる以上に作品で実現されてる。それが一番面白い。意図以上に出てるからこそ分析しがいがある。
2016-05-14 17:15:26沢山「文章は作品に比べれば明晰だ。自分でこれを書いたが、意図してないことを読者が明晰に汲み取る事はある。それは常々感じる。 作者の主権と権利、作品の欲望は分離すべきだろう、と。その前提であの文章となった。
2016-05-14 17:16:58