第三回おそチョロわんこそば

おそチョロ以外も一部あるけどわんこそばネタで一括りにしてあります。
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雪那🎲⛩️ @setuna_matu

【カラトド】釣堀に手紙を垂らしている兄を見て溜息を吐く。そんな事しても魚は釣れないし、なんとかgirlもくる訳ないというのに、この兄はいつまでこんな事を続けるのだろうか。別に、そんなの探さなくてもボクが此処にいるのに。…絶対素直に伝えられないからいっそ、気付いてよ兄さん。

2016-05-14 23:41:13
雪那🎲⛩️ @setuna_matu

【カラトド】鏡ばかり見ているのが気に食わなくて無言で脇をつつく。僕が此処にいるんだから少しくらいこっちを見てくれればいいのに、なんでこの人は二人きりだというのに自分をみているのだろう。誤魔化す為に持っていたスマホを置き頬を膨らませる。「…少しくらい構ってくれてもいいじゃん兄さん」

2016-05-15 01:24:59
吟花@固定で企画宣伝中 @ginka_rin

【カラトド】 「あー、あつい」ぐたりと居間の机に伸びながら、手にしたアイスを口に咥える。咥内が冷える感覚に息を吐けば、隣で鏡を覗いていた兄が顔を近づけてきた。「俺にも一口」えー、と唇を尖らせつつアイスを向けると、流れるような動作で口を塞がれた。「うまいな」ば、ばっかじゃないの?!

2016-05-14 23:59:13
原稿中につき低浮上ありーしゃ @areesha_arsha

【カラトド】もうさ、痛すぎる。ほんっと痛い。だけど…はぁ。安心してしまうのは昔ながらにいるからなのか。それとも…いやいやそれはない。ないだろ。認めない。それは認め…たくはないけど、認めざる得ない。手紙を釣り堀に垂らす兄が痛いけど、それでも見つめてしまう。よりによってこの人なんだ。

2016-05-14 23:45:21

ポタパロ

雪那🎲⛩️ @setuna_matu

【ポタパロ】箒を翻しある物を探す。狙うは金色ただ一つ。真横にはいつ来たのか敵である赤を纏ったアイツ。相変わらず赤が似合ってなんかむかつく。ちらりと視界の端に入った光に素早く反応し同時に箒を動かす。今回は絶対にコイツに勝つ。絶対取って今度こそバタービール奢らせてやるからな!!

2016-05-14 23:51:11
吟花@固定で企画宣伝中 @ginka_rin

【ポタパロ】 「なぁチョロ松、俺にも構えよ」ぐ、とチョロ松のローブを引っ張れば、その細い腕に絡まっていた真っ白な蛇が俺に牙を剥いた。俺とチョロ松が2人きりになると途端にこいつ威嚇してくるよな。「まったく、飼い主そっくりだよお前」「そう?」「ツンデレなのそっくり」はぁ、と肩を→

2016-05-15 00:13:15
吟花@固定で企画宣伝中 @ginka_rin

落として溜息を吐くと、蛇と同じように白い手が俺の頬を包んだ。妖艶に微笑んだその唇から、目が逸らせない。「嫌いじゃないだろ?」ツンデレなお前?あーそうですね、はい、「好きに決まってんだろ」生意気なその唇は、塞いじゃおうな。

2016-05-15 00:13:29
フグパンチきぬさや( '-' @MotimotiSasan

【ポタパロ】寮名を言われた瞬間、胸を撫で下ろしたと同時にそれ以上の虚無感がずしりとのしかかった。(もう、僕は兄さんと敵としてしか会わなくていい)なんと楽な逃避行なんだろう。(苦しい思いなんてもうごめんだ)それでも兄さんを目で追ってしまう僕はなんと愚かなんだろう。

2016-05-15 00:04:24
原稿中につき低浮上ありーしゃ @areesha_arsha

【ポタパロ】魔法を自在に操る。手となり足となり。自分よりすごいってのに。もう僕がなんでこんな…ったく。どうしてくれるんだよ。声を潜め、マントを被り、そーっとそーっと。って思ったのに見つかってしまった。あーあ。この仮は絶対返してもらわないと。そう思いながら必死に逃げる。

2016-05-14 23:59:51

キン執

雪那🎲⛩️ @setuna_matu

【キン執】スプーンを差し出され戸惑う。流石にこの年になって食べさせてもらうのは、と断ろうとするが、目の前の主人兼恋人はそれを譲らない。「殿下、流石にそれは」「今は仕事中じゃないだろ?それに昔俺もやってもらったし?」そう言われると断れず仕方なく口を開けて受け入れるしか出来なかった

2016-05-14 23:59:30
吟花@固定で企画宣伝中 @ginka_rin

【キン執】 気怠い雰囲気を纏わせたチョロ松のシャツのボタンを留め、緑のリボンタイを結ぶ。ぼんやりしているその唇に吸い付いて、そこを触れ合わせたまま笑った。「昔は俺がこうしてもらってたのにな?」「キスまでは、していません」逸らされる瞳に、ますます笑みが深くなる。あーくそ、可愛いな。

2016-05-15 00:24:19
フグパンチきぬさや( '-' @MotimotiSasan

【キン執】ぷちぷちとボタンを外していくと、さっきまでの饒舌はどこへやら。耳を真っ赤にさせて俯くもんだから、「昔は俺がこうしてもらってたのにな。お前に着せ替え人形されてさ」そう言って熟れた林檎みたいに美味しそうな耳を食むと、「っ、いつのときの話してんだ馬鹿…!」思わずいつもの敬語が

2016-05-15 00:17:35
原稿中につき低浮上ありーしゃ @areesha_arsha

【キン執】いつのまに大きくなったんだろうか。まあそうだよな、僕がこう歳を重ねるのと同じように、もとい王たるおそ松も歳を重ねるわけだけど。だなんて感傷に浸るだなんて歳を重ねた証拠か。「昔は俺がこうしてもらったのに」あぁ、そうだな。その頃が懐かしい。ってそれをされてるなんてな。

2016-05-15 00:04:00

デビめが

雪那🎲⛩️ @setuna_matu

【デビめが】泉の上から花を落とされ怪訝な顔を向ける。「…なんですかこれは」「え、綺麗だったから!」そう悪気なく笑う彼を見れば文句も言う気も失せてしまい深く溜息を吐く。どうも強く言えない。というか言っても聞かないから言うだけ無駄。…でも構ってくれるのは嬉しいんですよね。

2016-05-15 00:04:29
吟花@固定で企画宣伝中 @ginka_rin

【デビめが】 「なんですか、これは?」「チョコレート。知らない?」泉から出られない女神様にそれを差し出してみれば、興味津々に俺の手元を覗き込んできた。「甘いのですか?」「甘いよ。食べてみる?」にぃ、と唇を歪めて笑い、チョコレートを口に放り込んだ俺をきょとりと見つめる女神様の→

2016-05-15 00:47:39
吟花@固定で企画宣伝中 @ginka_rin

首をぐっと引き寄せた。薄く開いた唇を塞いで舌を絡めると、咥内で溶けたチョコレートが女神様の首筋をつたう。「な、何をするんですか!」真っ赤になって怒る女神様からふわりと甘い匂いが漂って。あー、今の女神様、「めっちゃうまそう」

2016-05-15 00:47:59
フグパンチきぬさや( '-' @MotimotiSasan

【デビめが】「女神様今日も寝てるかな」夜にしか行動できない悪魔は女神様とは根本的に生活リズムが違う。それなのに、毎夜湖面で揺らめく女神様を見ながら夜を過ごすというのは我ながら馬鹿なことだと思う。月に照らされて微睡む女神様は本当に美しくてーー叶わぬ恋なんてするもんじゃないな本当。

2016-05-15 01:22:41
原稿中につき低浮上ありーしゃ @areesha_arsha

【デビめが】ぽつんと佇む。遠くから見ていると寂しそうで、切なくて。だけど触れては行けない。そういう関係だから。…ってそんなの俺らしくないな。押してなんぼ。悪魔と女神。だからなんだっていうんだ。興味があるならいけばいい。あわよくば女神の魂を。悪魔らしく、にやりと笑う。

2016-05-15 00:07:58

雪那🎲⛩️ @setuna_matu

【海】他の兄弟が沖に向かうのを見送って浮き輪の空気を入れる。空気が入りさて行くかと振り向けば真正面に兄さんがいて思わずぶつかってしまう。「わ」「あ、わり」驚いて浮き輪を落としてしまったので拾おうとすれば手を取られる。「な、二人だけで泳ごうぜ」そんな事言われたら…断れる訳ないだろ

2016-05-15 00:08:13
吟花@固定で企画宣伝中 @ginka_rin

【海】 「海だー!!」「子供か」打ち寄せる波の音を聞きながら叫べば、隣でチョロ松が呆れたように肩を落とした。早く泳ごうとポンポン服を脱ぎ捨てると、くいっと腕を引かれる。「ね、ねぇ、」「ん?」「ぬ、塗ってくんない?」手渡された日焼け止めと晒された白い肌に、思わず眩暈が起きた。

2016-05-15 00:55:58
フグパンチきぬさや( '-' @MotimotiSasan

【海】「海だー!」「こんな季節外れに行くもんじゃないだろ…」「なに言ってんの、それがいいんじゃん」「はあ?」人っ子ひとりいない寂しい海岸。砂浜には自分たちの二人の足跡しかない。「ここならさあ!」波音に負けじと声を張る。「ふたりっきりだから思う存分甘えてほしいんだけど!」

2016-05-15 01:06:35
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