@LY7dUCDTNo4U3h1 @puri55301 私の悪い癖よ……。 pic.twitter.com/GeiQ1vzyx3
2016-05-15 12:41:19@puri55301 そう……。 メイクの時間はゆっくりと進む。 雨宮は、恐怖のあまり逆に目を閉じれず、レオナの指示に逆らうことができなかった。 「ふふ……とってもかわいいよ……雨宮くん……」 レオナの雨宮を見る顔は、雨宮がみれぃに対する表情よりも、明らかに違った。
2016-05-15 12:50:44@puri55301 メイクが終わると、レオナは黙りながら、メイク道具の片付けを始め、手鏡を取り出す。 「雨宮くん…とってもかわいいよ…」 雨宮はレオナの手鏡を見て、驚愕した。自分でも、顔は可愛い顔をしていると思っていた。だが…鏡に映る自分は、自分の知る自分ではなかった。
2016-05-15 12:59:02@puri55301 そこには、1人の女の子がいた。 鏡の中の女の子はひどく怯えていた。 これは……自分だ。 雨宮は確信したが、信じられなかった。 「雨宮くん……雨宮くんにもプリチケ……届いたら……2人でライブできるね」 届くわけがない。 口には出せなかった。 レオナは手鏡を
2016-05-15 13:07:15@puri55301 丁寧にしまい、恐怖で口を開けっ放しの雨宮に迫り、口ずけ……キスをした。 雨宮は自分の口に入ってきたレオナの舌を吐き出すことができなかった。 雨宮はみれぃに対して、思いを抱いていた。だが、それはある意味純粋で、このような行動を考えたことはなかった。
2016-05-15 13:11:02@puri55301 想像も体験もしたことのないキスに、雨宮の頭はパニックと言葉にできない背徳感に満たされつつあった。 (苦しい……何も……考えられ……) 口の中はもう、涙と雨宮、レオナの唾液が混ざり合い、味覚は麻痺し始め、レオナに支配されていった。 何時間たっただろうか。
2016-05-15 13:15:41@puri55301 舌を動かず、気絶した雨宮の口から、レオナはそっと自分の口を離した。 「雨宮くんには刺激が強すぎたかな……」 レオナは、黒い笑顔で、プリパスに雨宮の写真を撮る。 「雨宮くん……もっと、教えてあげる……ふふ」 そして……部屋の上からひらりと、何かが落ちて……
2016-05-15 13:20:28@puri55301 気がつくと、彼はパプリカ学園の校舎裏の庭にいた。 「夢…?」 雨宮はとてつもない疲労感を感じていた。 「怖い夢だったな…」 彼は、ある事に気づき、声をあげる。 「そういえば、今日は、南委員長に怒られたから南記念日! そしてーー」 彼は自分のスクールバック
2016-05-15 13:24:11@puri55301 を開け、手帳のカレンダーのページを開いた。 いつもの彼なら、すぐに手帳に記録しただろう。だが、できなかった。 「……ッ!」 カレンダーのページには、自分には来るはずもないプリチケがあった。 雨宮は手帳を地面に落とし、尻餅をつく。 「嘘だ…まさか、あれは…」
2016-05-15 13:27:59@puri55301 プリチケの他にクマの可愛らしい便箋が一枚入っていた。 『雨宮くん……プリパラで待っているよ』 レオナ END
2016-05-15 13:30:02