アコースティックギターの話　J45編

漢字読めない/紺野 哲生 @kanjiyomenai8

さてさて、懲りずに楽器の話をしましょうか。今回はアコースティックギター。それもマニアックに、“ギブソンのアコギは何故かっこいいのか” について語ろうと思います。

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アコースティックギターの大御所は、まずマーチン、そしてギブソン。これは間違いない。テイラーは…、ちょっと分かんねっす…。色んなモデルがあるけど、まずマーチンを買っておけば絶対に間違いない。丁寧な造り。きらびやかな高音と味のある余韻。クラプトンや福山雅治が愛用してる理由があるよね。

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じゃあ何で今回マーチンではなくギブソンのアコギについて語るのか？理由は簡単。かっこいいから。「えー？それだけー⁉︎」って思うかもしれないけど、ギブソンのアコギってかっこいいんだよ！ 写真は“ダブ”というモデルだけど、かっこいいだろ？ pic.twitter.com/59NU3FPx2W

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でもギブソンのギター全部を語ろうとすると、これは一冊の本になってしまうから、ギブソンの代名詞のギター、“J45”というモデルを中心に話そう。写真がそのJ45。 pic.twitter.com/g52AZgFNld

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このJ45。よくマーチンのD28というモデルと比較される。写真はD28。大きさは同じくらいで、大型ギターに分類されるね。よくD45と間違われるけど、マーチンのD45は80万円するから混同しないように気をつけて！ pic.twitter.com/gTgzlhXqEI

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今の相場だと、ギブソンのJ45が20万円くらい。マーチンのD28は30万円くらいが相場かな。昔はもっと差があって、J45が45ドルなのに対して、D28は120ドルもしたんだ。ちなみにJ45の名前の由来は、J=ジャンボ、45=45ドルって意味。もうそのまんま。

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このJ45。ある意味ギタリストのステイタス感がある。だからヤフー知恵袋で「J45は鳴らない」という意見が沢山あるね。たしかにJ45をサウンド面でみると、とてもきれいとは言えない。マーチンがシャラランと鳴るなら、J45はジャリジャリ、ジャキジャキと、はっきりいって汚い。

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あと何ていうのかな。個体によっては当たり外れがある。だから楽器屋に行ってJ45を買うときは、よく試し弾きして判断することをお勧めするよ。 でもさすがギブソンというのは、J45は何もセットアップしなくてもジャーンと弾けること。J45のいいところはまだまだあるよ！

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普通、アコギっていうのは弦が劣化（死ぬ）とすぐわかるんだよね。だいたい1カ月くらいで弦交換するんだけど、J45は違う。弦が死ぬことはわかるんだけど、もともとが汚い音だから死んだら死んだなりに様になるんだよね。

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さらにJ45は弦を張り替えた瞬間、どのギターにも勝てないほど迫力のパンチの効いた音がバーン！ と出る。これはぜひ試して欲しいなあ。ちょー気持ちから。「J45は鳴らない…」というあなた。それは違うよ！ J45の甘美的な破壊力を得たいなら、まず弦交換をしよう。

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さらにJ45はピックアップがついていて、シールドを繋げるだけでエレアコに早変わり！ 出力調整スイッチはないけど、実践向きのギターだね。 ちなみに写真は僕のJ45カスタム。普通のJ45と違うのは色が紺色というのと軽さかな。 pic.twitter.com/wShY5lRmFX

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アコギのいいところって、弾けば弾くほどいい音になるっていうこと。ギブソンのギターに総じて言えることだけど、初めは大したことないけど、伸びしろが広いんだ。思いっきりジャキジャキ弾いて、自分好みの音に仕上げて欲しいね。