【アンコール】

安田さんとのお話
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りえこ @eighter_rieko83

【アンコール】 1 『あー、楽しかったぁ~♪』 誕生日会の帰り道、一緒に出席した彼女はテンションが高いまま。 家の近くのコンビニ前でタクシー降りて、ちょっと買い物してマンションまで並んで歩く。 『横山くん、全然35に見えないよね。お肌も白くてキレイだし!羨ましい!』

2016-05-15 00:19:21
りえこ @eighter_rieko83

2 「おまえもキレイやって。」 『……そんなことないよ……///』 褒められるのが苦手なとこがカワイイ。 『あー飲みすぎちゃったかなぁ…。』 彼女がこんなにもテンション高いのは、お酒飲みすぎたからやない。 ここんとこ残業続きで疲れとったから。

2016-05-15 00:19:28
りえこ @eighter_rieko83

3 全然飲み過ぎちゃうかったもん。 酒に強い彼女があれくらいで、そんなに酔うはずないねん。 俺はちゃんと知ってんねん。 少し距離を空けて歩く彼女にそっと近付いてって、指を絡ませた。 びっくりして、繋がれた手を見てから俺を見た。 『パパラッチされても知らんよー。』

2016-05-15 00:19:34
りえこ @eighter_rieko83

4 前向いて、人事みたいな言い方。 「えぇよ。おまえとやったら写真撮られても、誰に見つかっても構へんもん。」 これはもちろん本心。 『ふーん…』なんて言うてるけど、照れてんのバレバレやからな? 「なーあー?」 『んー?』 「今週仕事しんどかったなぁ?」

2016-05-15 00:19:40
りえこ @eighter_rieko83

5 『……うん……。』 あれ、素直。 「あれやん?俺帰ったら、おまえ爆睡しとってさ、いつもみたいに甘える時間もなかったやん?」 『だって……眠かったし、章ちゃんだって忙しかったんだから、しょうがないよ…。』 「ちゃうやん、俺は朝遅かったもん。」

2016-05-15 00:19:46
りえこ @eighter_rieko83

6 『でも絶対章ちゃんの方がいっぱい働いてるもん…だから…あたしだって大丈夫…。』 ムリしてぇ……。 「……明日は休みやろ?」 『うん。』 「ほんなら帰ったら2人でゆっくりしよな?」 『章ちゃんは明日も仕事でしょ?』 「そやけど、昼ぐらいに出るから全然大丈夫やで?」

2016-05-15 00:19:55
りえこ @eighter_rieko83

7 『ほんと……?』 「嘘ついてどないすんねん。せやから、今日はいっぱい甘えてえーよ?」 『……へへ……///』 あー、めっちゃうれしそう…良かった♪ そして帰り着いた自宅。 玄関入って靴脱いだ瞬間、彼女が俺の背中に飛び乗ってきた。 「ぅわっ!!ちょ危ないってぇ~。」

2016-05-15 00:20:01
りえこ @eighter_rieko83

8 『だって甘えていいって言ったもーん!』 「あははっ、せやけどさぁ~!」 俺も甘えられんの、嬉しいけどさー。 やって、イチャイチャすんの、久しぶりやし。 離れる気配ないから、ちゃんとおんぶしてあげる。 そしたらまたうれしそうに、ほっぺたにほっぺたくっつけてきた。

2016-05-15 00:20:10
りえこ @eighter_rieko83

9 「ほんなら出発しますよぉ~。」 おんぶで部屋に向かう。 『章ちゃーん、まだ飲みたーい!飲み足りなーい!』 「おーえぇよぉ?付き合うで?」 『じゃあ、冷蔵庫駅に停車願いまーす!』 「はい、了解致しましたー!」 そのままキッチンに入る。

2016-05-15 00:20:15
りえこ @eighter_rieko83

10 両手塞がった俺の代わりに、彼女が冷蔵庫の扉を開ける。 ビンに入ったお酒に手を伸ばす彼女。 『章ちゃんはー?』 「俺はぁー……あ、それっ!」 『これ?』 「おん、それ~♪」 ビンを2本取り出して、扉を閉める。 『ドア締まりまーす。』 「はい、発車~♪」

2016-05-15 00:20:25
りえこ @eighter_rieko83

11 ソファーの前に彼女を降ろす。 「終点でーす!ご乗車ありがとうございましたー!」 『ありがとうございましたー!乗車代でーす……ちゅっ♡』 なんて、キスしてくる彼女。 「あーっ、それじゃ足りませんよー!」 『えぇーっ?』 「冷蔵庫駅に寄ったので、追加料金かかります!」

2016-05-15 00:20:39
りえこ @eighter_rieko83

12 そして、今度は俺からチュッとした。 「じゃ、飲も♪」 先にソファーに座ったら、すぐ隣に座ってくる。 そして、こっち向いて俺の太腿の上に自分の足乗せて、ほっぺたに彼女のオデコがくっつく。 絵に書いたようにベッタリ…(笑) まぁ、うれしいけど。

2016-05-15 00:20:50
りえこ @eighter_rieko83

13 彼女が両手に酒持ったままやったから、俺が蓋を空けて、そのうち1本を受け取った。 「じゃあ、飲も。はい、カンパーイ。」 『カンパーイ♪……んー、おいしい♡』 「あはは、もぉ家やから、酔っぱらっても大丈夫やで?好きなだけ飲んでえーよ?」 『んー♡』

2016-05-15 00:20:57
りえこ @eighter_rieko83

14 「こっちも飲む?」 『飲むー♡』 自分のを彼女にも飲ませてあげる。 『あ、おいしー!』 「俺にもそっちの飲まして?」 言ったら、ビン傾けて飲ましてくれた。 「んー、そっちもおいしぃなぁ?」 ニコッと笑って、それから首んとこにオデコをぐりぐりしてくる。

2016-05-15 00:21:07
りえこ @eighter_rieko83

15 「あはは、もぉーなーんー?」 『……しょおーちゃーん……。』 「ん~?」 『…………。』 「…………?」 『しょおたくーん。』 「なによぉー?」 『…………。』 「…………。」 『しょおたー。』 「はぁいー?」 『…………。』 「…………ふふ。」

2016-05-15 00:21:14
りえこ @eighter_rieko83

16 『しょおたさーん。』 「おぁっ、それえぇなぁ。」 『…………。』 「今度からそぉ呼んでや?」 『……やだ。』 「えぇ~?イヤなぁん?」 『うん、やだ。』 「なんでぇー?」 『やだもん。』 「そんなら、しゃあないなぁ?ふふ。」 『しゃあないねー。』

2016-05-15 00:21:45
りえこ @eighter_rieko83

17 俺の肩に頭乗っけたまんま、俺の顔を見上げてくる。 頭を撫でながら、チュッとキスをした。 「仕事来週も忙しいん?」 『わかんない…上の人次第かな…。』 「そっかぁー……大変やなぁ……。」 『……ごめんね、家のことなんにもしないで…。時間できたらちゃんとやるから。』

2016-05-15 00:21:51
りえこ @eighter_rieko83

18 「えぇよぉー。気付いたら俺もやるしぃ。無理せんとって?」 『ん……。章大さん、好きっ♡』 「あーっ♡ずるいわぁ!あはは!」 んーっ♡て、言いながらキスしたら、彼女が首に、空いてる手をかけてきた。 啄むようなキスを繰り返す。

2016-05-15 00:21:57
りえこ @eighter_rieko83

19 我慢できんくなって、まだ少し残った酒をテーブルに置いた。 彼女のも取り上げて同様に。 そして、ソファーに押し倒して、深いキスをした。 『…はぁ……っ、まだ……少し残ってるのにぃ……。』 「えぇやん……諦めてや……。」 唇を塞ぐ。

2016-05-15 00:22:06
りえこ @eighter_rieko83

20 『……したかった……?』 「当たり前やん……もぉ1週間してへんねんで?」 『じゃ……今すぐ……がいい……。』 「え?」 『今すぐー……。』 「欲しいってこと?」 『んっ……。』 少し赤らんで…でも目がモノ欲しげで……ドキッとする。

2016-05-15 00:22:11
りえこ @eighter_rieko83

21 「えぇよ……。」 スカートに手を入れて、下着を脱がし、自分も下だけ脱いだ。 ソファーの背もたれに片足かけて、まだ入りにくいそこに、ゆっくり入る。 『んんっ……は、あっ……。』 動かしながら、服を乱していく。 滑らかになる動きとともに、息を荒らげてく彼女。

2016-05-15 00:22:18
りえこ @eighter_rieko83

22 久しぶりやし……なんか……色々あかん……。 えっか……まだ長い夜……。 覆いかぶさってキスしながら、思いっきり彼女の芯を揺さぶった…。 ―――――― 「はぁっはぁっ…………ごめっ……なんか持たへんかった…。」 『はぁ…はぁ……いーの……あたしも……。』

2016-05-15 00:22:26
りえこ @eighter_rieko83

23 『……ねぇ……もっかい……したい……。』 「ふっ……俺も……同じこと思てた……。」 『……ほんと……?』 「んっ……今度はゆっくりしよ……。」 やさしくキスをした。 さて、つぎはどうしよっか……? Fin.

2016-05-15 00:22:40