【R15】5周目の勇者

だいす @sainome_text

魔王「……」勇者「怒ってるな」魔王「怒っている」勇者「どれに？願い横取り？奴の想いを無視したこと？それともちゃっかり南の国の奴らから約束よりも多額の報酬受け取ったこと？」魔王「違う、悪者にされてもいいと己を蔑ろにした事だ。お前が許しても私が許したくない」勇者「……ごめん」

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魔王「…けど、願いを己のために使わなかった事、想像も出来ずすまなかった。信頼していなかったようで恥ずかしい」勇者「あれ直前まで迷ったんだけどな。俺にもなんでも叶えるチカラくれって」魔王「…勇者」勇者「しなかっただろ」魔王「ちなみにどうして」勇者「何でも叶うような人生はつまらない」

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5周目越えた勇者的には「つべこべ言ってねぇで救われる手段があるならさっさと救われろお前が願わねぇなら俺が願うって感じで男に若干私怨が入ってます

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魔王さんのことあるからかっこつけとかそんなので幸せを諦めて欲しくないんです。掴めるなら掴んで欲しい、我慢して互いに辛い想いをすることはないと素直には言えない。

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そして途中で気付いたけど勇者の「飛ぶ」はワープ的な意味の飛ぶです。空を飛ぶのは魔王さんのほうで魔王さんが勇者を抱えてピューッて飛ぶ。絵面は微妙に間抜けだ。

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願いを叶える竜と大馬鹿者の章攻略_(　　　_^a^ )_わーい

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5周目勇者は第一シリーズが仲間(魔王)を増やす壮大な物語で、第二シリーズでは二人のイチャつき新婚旅行(新たな闇の勢力を討伐するおまけつき)のストーリーになってる。

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寝ている勇者を起こしに行ったら愛しさのあまり寝顔に見入ってしまい思わず頭を撫でようとしたら剣先を喉元に突きつけられ硬直する魔王様 「……敵かと」「夫です」「すまない」「朝ごはんできている」「たべる」 #五週目組

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魔王の魔王を朝抜きしてあげようかなと口でベルトをくわえてきっちりお口でしてあげた勇者だったがだいぶ経ってから魔王は眠らない種族だったと知って急に焦りだす勇者。魔王はむっつりすけべなのである。

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勇者「もしだけどさ…俺が死んだらどうする？」魔王「…そうだな、手始めにこの世界を潰そうかと」勇者「…へ」魔王「この世界を壊してシステムの向こう側にどうにかたどり着けないか試す。お前を奪った相手に報復しないと」勇者「…そ、そうか」 この男は魔王なのだと唐突に思い出す #五週目組

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結婚してから若干魔王に夢見てるところある勇者

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魔王にとっての世界の全ては勇者だから勇者がいなければこの世界に価値などない、そんな発想以前なら絶対しなかったのに勇者に恋してからの魔王はどっかおかしくて「魔王」の種族は大切なものを手に入れた瞬間そういう悪たる考えが発芽する種族だったらいいなって思ったんだよなぁ。 #五週目組

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勇者との最終決闘で今まで本気で戦ったことないのに相当強い魔王が大切な人を手に入れて、かつ旅でその戦闘技術を磨く場を手に入れてしまったことを考えると今の魔王は着々と勇者との戦闘力の差が詰まってきてて弱点の克服もしたから勇者より魔王のが強いけど強さの源は勇者っていう奴 #五週目組

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魔王の種族の面白い所は生存確率を上げるために大切な人を守ろうとする力が跳ね上がるだけでなく大切な人を失った場合自害するなんて事はせずに破壊の限りを尽くす事です。そんでこれはDNAに引き継がれた本能的なもので本人でさえそれを知らない。気がつけば世界で一人、故に魔王。 #五週目組

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全てを破壊し尽くした頃に魔王は悲しみから長い長い眠りにつく。そして世界がまた再生する頃に復活する。この破壊行動が起きたのはもう何千年も前の事で伝説程度にしか残っていなさそう。最初にこれを起こした魔王は二度目の恋で子孫を残したのかと思うと切ない #五週目組

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魔王「この街に行きたいんだが」勇者「いいよ」魔王「いいのか？遠回りだぞ」勇者「マップ埋めも兼ねて、移動はアンタに乗れば早い」魔王「ありがとう…ここでしか手に入らないハーブがあるんだ」勇者「脱法？」魔王「合法の茶葉だ」勇者「何だ今夜は楽しませてくれるかと思ったのに」 #五週目組

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魔王「そんなものなどなくても楽しませるつもりだ」勇者「言ったな？いい宿屋に泊まろう」魔王「…っ勇者はすぐそうやって私を誘惑する」勇者「いけないか？」魔王「いけなくはない…が…少し体調が心配だ…私のはなんといってもその…」勇者「鍛えててよかった。俺じゃないと死んでる」 #五週目組

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魔王「やはり思った通り、最高の味だぞ」勇者「俺にもいれて」魔王「勿論」勇者「！美味いな」魔王「だろう。この土地特有の気候が生み出す最高のハーブだ…ハーブに囲まれる生活…憧れるよ」勇者「魔王とは思えない台詞だ」魔王「今は魔王じゃなくただのお前の夫だ」勇者「…おう」 　#五週目組

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魔王「(…妙な気持ちだ。旅を始めてから勇者が心配で心配でたまらない。勇者は強い。強いがアップデートにより敵の強さが未知数になった。私がサポートできてもいつか限界が…失いたくない…いっそ旅をやめてしまえばこんな気持ちには…)」勇者「どうした？」魔王「いや、何でもない」 #五週目組

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勇者「…夫婦ならきちんと話すべきだと思う。隠し事はなしとまでは言わない。けどお前のそれは妙だ」魔王「…自分でもわからない…勇者。今ここで俺が旅をやめたいと望んだら、おまえは許してくれるか？」勇者「それはできない」魔王「…そうだろうな」勇者「…旅をやめたいのか？」 ＃五週目組