【R15】5周目の勇者

だいす @sainome_text

魔王の種が発芽してきているけど魔王に知るよしはない。魔王は自分の心境の変化が種の存続の為の本能であることがわからない。ただ勇者を安全な場所に閉じ込めてしまいたい気持ちになる事が増えた。この考えを勇者に知られたら嫌われてしまうだろうから表面上おだやかな振りをする #五週目組

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勇者「最近妙だな。何かあったか」魔王「…何も」勇者「どうして嘘をつくんだ」魔王「嘘じゃない。本当になにもない」勇者「何もないやつがそんな顔をするか」魔王「わからないだけだ。今の自分が。お前が望むならなんだって叶えてやりたいと思う…けど同時に……いや、何でもない」 #五週目組

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魔王「…旅は楽しい。強くなっていくことも面白い。だが…それと同じくらいに…恐怖している」勇者「恐怖？」魔王「…旅で何かあったとしたら私は私を抑えられる気がしない」勇者「それは俺も同じだ」魔王「同じじゃない。勇者、おまえは人間だ。俺とは違う」勇者「…さみしい言葉だな」 #五週目組

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勇者「俺は死なない。そういうシステムだ」魔王「追加アップデートには不明な点が多い」勇者「じゃぁどうしろっていうんだ。世界を脅かす敵が眼前に来るまで俺は城でのんびりしてろと」魔王「旅は続ける。ただし私一人で」勇者「…」魔王「城で待ってくれれば」勇者「却下。つまらない」 #五週目組

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勇者「悪いけどそれはナシ」魔王「…」勇者「俺達は死なない。俺が死なせない。それが勇者だ」魔王「昔の私ならその言葉を信じただろうな…」勇者「今は信じてくれないのか。……どうも妙だ。アンタらしくない。少し寄り道させてくれ。夫婦の危機。難易度の高いクエストだな全く…」 #五週目組

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勇者「聞かせて欲しい…かつて起こった世界の破滅の話」世界樹「…世界を救った男か。いいだろう話を聞いてやる。だがそいつは近づけるな。我が大地に足を踏み入れることは許さん」魔王「…浮いていても？」世界樹「だめだ」勇者「まぁ仕方ない。時間潰してこい」魔王「…ｼｮﾝﾎﾞﾘ」　#五週目

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有りしの顔をたまに村人を騙すために使います。現在レベルが99ですがアップデートによりレベル上限が120まで解放されたので多分今レベルは115位なんじゃないかな

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勇者「正義とは自分で決めるものなので正義を自称する俺にとっての悪は全部敵だ」 勇者はそういって笑顔で剣を振り下ろすのだ。

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勇者「ところで魔王、おまえは俺がモンスターを討伐することについてなにか問題はないのか？それよりも従えているはずなのでは？」魔王「…新勢力が現れた時点でモンスター達はあちら側についたのかは知らないが凶暴化したようだ。私の命令をきくような状態ではない」勇者「それもっと早く言おうぜ」

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魔王「モンスター達は種類によるが「個」というものを持たないのが多い」勇者「わかりません」魔王「だろうな…種族全体がその魔物の存在というか。倒された時点でその魂は魔力として大地に溶け今いるモンスター達の糧になる。巡るんだ」勇者「なるほど。じゃぁぶっ殺しても問題ない」魔王「うーん…」

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その生物を一匹残らず討伐しても、その世界にそのモンスターは必要な存在なのでいくら殺してもどこからか再生しまた現れます。それはゲーム的なメタ的な話でもあるんだけどこの世界では倒したあと、経験値をさずけ、魔力として空気中に溶け、またモンスターを生み出すシステムと理解されているようです

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魔王「ただそれは「個」をもたないモンスターに限る。「個」をもつのは例えば私だ」勇者「そういえばそうだな」魔王「件の竜もそれにあたる。きっと新しい世界を脅かす存在とやらもそれにあたるのだろう」勇者「ぶっ倒す前に話をしないとな」魔王「話」勇者「もう誤解で何かを奪いたくない」魔王「…」

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魔王「…(正直私は、その存在と話をさせたくはないのだが。私はもともと争いが好きではなかった。だからこういった結果になった。けれど、新しい存在がそうではなかったら、話すら聞かない卑怯な者だったら、勇者が死んでこの世界が新たにリセットされるに至ったら？…私はそんなのは認められない)」

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魔王「(認めしてしまえるはずがない。勇者には悪いが先に私が話をする必要があるな。私なら不意打ちを食らったとしても勇者より何倍もHPを有している。だが万が一私が死ぬのもいけない…いや、そもそも私の支配していた魔物を奪った時点でそいつは敵だ、殺してしまっても)」勇者「…魔王？」

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魔王「すまない」勇者「またアレが出たな。よくないことを考えているときお前は目がやばい」魔王「…」勇者「とりあえずそいつを倒す前にお前を治す」魔王「治す、か…私はすでに病気扱いか」勇者「その可能性もある。魔王も病気になるのかっていうのはあるけど」魔王「…私はどこもおかしくはない」

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魔王です

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魔王様は自分はどこもおかしくないし以前の自分なら絶対にしなかった破壊的思考ですら当然だと思っている。勇者という存在に種の本能が発動し狂わされているのである。でも自覚は当然ながらない。

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勇者が07ぐらいの髪の長さでツンツンしてないのはわかる、魔王は顔半分鎧で隠れてて下顎だけは人間、かなぁぐらいの想定しかない(確定でもない)

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五週目勇者さん(魔王さんはかけなかった) pic.twitter.com/nyLQY3nuvf

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五週目勇者さん簡易プロフィール pic.twitter.com/ocMykRIObC

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五週目魔王簡易プロフィール pic.twitter.com/DftW8H45se

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せっかくなので二人並べてみたよ(　・ω・)９ pic.twitter.com/saYEFd5mkZ

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