GC大戦七廻まとめ

七廻のまとめ
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藤倉カタナ_FateUMマスター(PLシキ) @haruna_kayabuki

不意打ちで条約の邪紋使いを平らげた。闖入者に気づいた条約魔法師の放つ雷撃に食らいつき、咀嚼しながら魔法師本人へと接近する。それを阻もうとする別な邪紋使いと取っ組み合いになったので、頭からバリバリかじってやろうとしたら、背中を何者かに斬られた。この痛みは、聖印によるものだ。

2016-05-25 08:13:23
リ雲 @kumogumogu

【危機/戦功8】ゴレム@連合の眼前で、強大なドラゴン型の投影体が戦場に乱入、炎の息を吐いて大暴れ! HP-10、SP+9。アーティストの支援を得られればさらにSP+4。 appli-maker.jp/analytic_apps/… 事前フレーバ診断4回目

2016-05-25 06:23:06
リ雲 @kumogumogu

「どうどう…」 戦に慣らされた軍馬とはいえ、遠くに聳え立つドラゴンの巨体と吐き出す炎には怯えるしかないようだ。ゴレムは騎乗している馬の首筋を撫でる。 「ど……」 ドラゴンの動きが、こちらを向いたままぴたりと止まっている。あれ、もしかして、今、目が合ってる…?

2016-05-25 08:23:58
リ雲 @kumogumogu

「が、頑張れ! カルカン!」 カルカンというのはこの馬の名前である。 背後から断続的な地響きが近付いてくる。確実に、来ている。絶対に振り向きたくない。 馬は、主人を助けるというよりは、ドラゴンの猛威から己が助かる為に走っている。

2016-05-25 08:25:53
リ雲 @kumogumogu

本来なら馬を操り、強い兵士が構える戦場へ誘導し、ドラゴンを討つべきだろう。しかし、ゴレムはそれをせず、聖印を馬の脚を速める事にのみ使った。 ゴレムはただ生き残りたかった。そしてその為には、馬の生存本能に任せる事が一番だと信じている。

2016-05-25 08:28:38
リ雲 @kumogumogu

馬は、蔦や樹木が入り組んだ自然林へ逃げ込む。追う勢いのまま林に飛び込んでしまったドラゴンは、巨体ゆえに動きを阻害され唸る。火を吐いて焼き払おうとするが、水を含んだ木はそう簡単に燃え尽きるものではない。 「やった! すごいぞ!」

2016-05-25 08:29:29
リ雲 @kumogumogu

馬の手柄だし別に倒せた訳でもないのに、生き残れた事に喜ぶゴレムであった。 蔦に絡まったドラゴンが口を窄め、ゴレムに向けて細く長く放った火のブレスが顔の横を掠める。髪が焦げた。 「あっ……。死ぬ……」 #泥の冠 (助けてくれそうな邪紋使いさんがいらっしゃればどうぞ)

2016-05-25 08:33:18
肉とともに生きるキャクレ @inv_taisen

@kumogumogu (支援いたします) 「おや、ゴレム様。ご無事でしたか」 意外そうに呟いてしまったあと、認識を改める。彼の悪運はなかなかのものだ、と。 「とは言え、大分疲弊しているご様子。ここはひとつキャクレさんにお任せください」 珍しくずいと一歩前に出る。→

2016-05-25 08:50:38
肉とともに生きるキャクレ @inv_taisen

@kumogumogu ゴレムを背にして巨大な竜と向き合う。竜が低く唸るのも気にせず、キャクレは不敵に笑った。 「ゴレム様、一つお聞きしたいのですが」 背を向けたままの問い。 「この竜、倒せなくとも構わないのでしょう?」 台詞とほぼ同時竜の鼻先でスタングレネードが炸裂した。

2016-05-25 09:03:11
藤倉カタナ_FateUMマスター(PLシキ) @haruna_kayabuki

@kumogumogu 邪紋使い支援! 「ドラゴンのブレス…、旨いな」 ぶつぶつ言いながら、木々の間から痩せた男が現れた。なにかを食べているのか、口をモグモグ動かしている。口の端から溢れているのは、火の粉のように見える。 「あの竜、食っていいすか?」 男はあなたに許可を求めた。

2016-05-25 08:41:50
リ雲 @kumogumogu

@haruna_kayabuki 「へ…?」 馬の背中にぺったりと伏せたゴレムは指一本分だけ顔を上げた。ブレスの延長線上から出てきたというのに、彼には火傷ひとつない。 「ど、どうぞ…?…?」 この人、やばい。口の端から火の粉を散らしながら何かを尋ねられれば、ゴレムは頷くしかない。

2016-05-25 08:50:36
藤倉カタナ_FateUMマスター(PLシキ) @haruna_kayabuki

@kumogumogu 「ありがとォございます」 頭を下げて一礼。先客の許可は得られたので、舌の邪紋を励起させ、食事の準備を整える。 「良い判断す。あいつ、森に引き込むの。頭、いいすね」 脈絡もなくそんなことを言い残して、痩せ男はドラゴンへと真っ直ぐ突っ込んでいった。

2016-05-25 12:34:43
リ雲 @kumogumogu

@haruna_kayabuki 案外、穏やかで礼儀正しい人なのだろうか…? と、釣られて頭を下げながら思う。 「あ、頭が良いのはこの馬ですね…私は何も」 まだ耳鳴りがするが、唇を読んで察する。その際、舌に邪紋が見えた…邪紋使いだ。戦場に慣れていないゴレムはにわかに緊張する。→

2016-05-25 19:24:19
リ雲 @kumogumogu

@haruna_kayabuki とはいえ、邪紋で変身したり、武器や炎が飛び出てくる様子はない。竜はキャクレさんの手助けによる怯みから復活しつつある…大丈夫なのだろうか?

2016-05-25 19:27:02
藤倉カタナ_FateUMマスター(PLシキ) @haruna_kayabuki

@kumogumogu ベンが駆け寄るより早く、竜が怯みから回復した。吐き出される炎のブレス。ベンは勢いに押されながらもそれを飲み下し、竜の頭部までたどり着いた。 「味見」 がぶり、と、竜の喉に噛みつく。舌の邪紋が混沌の結合を緩め、竜の喉をえぐりとる……はず、が。→

2016-05-25 21:10:51
藤倉カタナ_FateUMマスター(PLシキ) @haruna_kayabuki

@kumogumogu 「……?」 ドラゴンの混沌濃度が邪紋の力に勝ったらしい。《魔境を喰らう者》がまるで機能せず、竜鱗に噛みついたベンの前歯がバキバキと砕けた。 「ゴがッ!?」 竜の前足に無造作に薙ぎ払われて、ベンの身体は馬上の君主のいるあたりまで吹っ飛んで、転がった。→

2016-05-25 21:16:05
藤倉カタナ_FateUMマスター(PLシキ) @haruna_kayabuki

@kumogumogu 「あれ、食え、ね」 折れた歯と血を吐きながら、ベンは敗北を宣言した。

2016-05-25 21:17:25
リ雲 @kumogumogu

@haruna_kayabuki 「ああっ、邪紋使いさん…!」 戦闘のプロである邪紋使いであっても、ドラゴンには歯が立たないようだ。というか、本当に、文字通り「歯を立てようと」していた。ブレスも呑み込んでいたし、驚くべきことに、そういう能力なのだ。ドラゴンって美味しいのかな。→

2016-05-25 22:32:58
リ雲 @kumogumogu

@haruna_kayabuki 竜と再度目が合い、ゴレムの思考は停止した。こういう時、咄嗟に行動出来る者が強者であり、英雄なのだろう。どうしようもない事に、君主であるはずのゴレムにはそれがない。 ただ、ゴレムを乗せた馬だけが、生存本能に従い、走り出した。…邪紋使いの彼を置いて。

2016-05-25 22:34:51
肉とともに生きるキャクレ @inv_taisen

@kumogumogu @haruna_kayabuki 「ああ、行ってしまわれた…。仕方ありません、我々も退くとしましょう」 いつのまにやらベンジャミンの傍らに立つキャクレさん。 「時に、撤退で役に立つ能力などは?」

2016-05-25 22:57:59
藤倉カタナ_FateUMマスター(PLシキ) @haruna_kayabuki

@inv_taisen @kumogumogu 「…ある、けど、なァ」 非常に気が進まない。が、ここで死んだのでは仕方がない。食べ続けるために、もっともっとたくさん食べる未来のために、ここはーーー逆に吐く。 ベンはおもむろに喉の奥に指を突っ込むと、混沌の霧をぶわっと吐き出した。

2016-05-25 23:05:39
肉とともに生きるキャクレ @inv_taisen

@haruna_kayabuki @kumogumogu 「では、私も」  思考トリガーで周囲に散布したナノキャクレさんを一斉起動。一帯の温度を一気に低下させる。魔法師の術のような直接的なダメージになるほどではないが、目の前の竜が変温動物なら、確実に行動を阻害できる。

2016-05-25 23:18:17
藤倉カタナ_FateUMマスター(PLシキ) @haruna_kayabuki

@inv_taisen @kumogumogu 樽男がなにかしたのか、竜がその動きを鈍らせた。その隙に混沌の霧が広がり、竜の視界からこちらの姿を覆い隠す。今なら逃げられるはずだ。 「どっちへ逃げるのがァ、いいかねェ」 樽のひとに尋ねながら、とりあえずは立ち上がった。

2016-05-25 23:25:45
肉とともに生きるキャクレ @inv_taisen

@haruna_kayabuki @kumogumogu 「それでしたら、お任せください。逃げる、隠れるは私の得意分野ですので」  即座に、周囲の状況を広域知覚で確認。誤って敵陣知覚に突っ込んではことだ。 幸い森を抜けた先に、連合の野営地がある。 「どうぞ、こちらですよー」

2016-05-25 23:30:27
藤倉カタナ_FateUMマスター(PLシキ) @haruna_kayabuki

@inv_taisen @kumogumogu 「ドラゴン…、いつかァ、食いてえなァ」 樽のひとを背を追いながら、痩せ男は無念を噛みしめた。

2016-05-25 23:45:10
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