【実況】▲黄昏のブッシャリオン▲第103話「予兆」&Tips「功徳情報理論(Lv.1)」

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黄昏のブッシャリオン @tsbsrion

だが……それが、成功していたとしたら。種が蒔かれていたとしたら。 果たして、この滅びは人類の滅びなのか。それとも、『徳エネルギーの失敗』なのか。 「……徳とは、一体。何なんでおじゃろうな」 彼は嘗て、その本質に最も迫った者の一人だった。その彼ですら、まだ、遠い。

2016-06-02 21:36:03
漣α/Synthia @sazanami_alpha

世界で一番長生きし、世界で一番徳エネルギーの本質に迫った者でも徳とは何なのかが分からない。これは根本的な徳エネルギー文明の問題点だなぁ #徳パンク

2016-06-02 21:38:37
黄昏のブッシャリオン @tsbsrion

徳とは、救いに至る道程だった筈だ。人の善性を定義するものだった筈だ。それは何時しか歪んでいた。 徳エネルギー。人の手にした無限の力。それが生まれる以前の世界の姿を、正しく思い返すことの出来る人間は、もう居ない。『マロ』と呼ばれる男と、トリニティ・ユニオンの中枢を除いては、だが。

2016-06-02 21:40:06
漣α/Synthia @sazanami_alpha

いや、他にもいる。意図的に2010年を再現した環境、それを作った存在…… #徳パンク

2016-06-02 21:43:36
黄昏のブッシャリオン @tsbsrion

いや。その世界を『記録』している者ならば居る。得度兵器となった『It(それ)』。徳エネルギー よりも遥かに以前から、人類の傍らに在り続けた機械知性。しかし、それを知る術は今の人類にはない。

2016-06-02 21:44:02
フジウズ @fuzzwall02

#徳パンク あ、なんか泣きそうに…… 救い…………善性…………

2016-06-02 21:44:07
四十川鮙 @A8_User_144

ああ、動力としての徳エネルギーより先に実用化してたんだっけ徳コンピュータ… #徳パンク

2016-06-02 21:45:33
ブーソン @BoosungX

単なるエネルギー源として捉える様になった時点で、もはや概念としての「徳」とは言い難いものになっているのだなあ #徳パンク

2016-06-02 21:46:44
漣α/Synthia @sazanami_alpha

Itの元になった人工知能、たぶん現代に既に存在してるはずなんだよなぁ。徳エネルギー流体演算器がまだない頃から存在してたわけだし #徳パンク

2016-06-02 21:47:08
黄昏のブッシャリオン @tsbsrion

「まぁ、考えるだけ無駄、でおじゃるか」 ひとしきり思考を脱線させた後。『マロ』は資料の山へと向き直った。逃げる算段をつけるよりも前に、知るべきことは山のようにある。考える時間も、まだ残されている。 そして……彼はデータベースの中の、ある資料に目を留めた。

2016-06-02 21:48:04
漣α/Synthia @sazanami_alpha

せっかくだからここでしか手に入らない知識は戴いていきましょう。もちろんそう簡単に逃げられるとも思えないけど…… #徳パンク

2016-06-02 21:49:29
黄昏のブッシャリオン @tsbsrion

比較的高い重要度が付加されたそのファイルは、彼自身、ひどく見慣れたものだった。 「……今なら、或いは」 足掻き続けると決めた、今ならば。そうして、彼は小さくつぶやき、その資料に手を付ける。 功徳情報理論。またの名を、転生理論。彼自身の遺した、未完の理論に。

2016-06-02 21:52:01
漣α/Synthia @sazanami_alpha

かつてマロ氏自身が提唱した理論。功徳情報理論についてもトリニティ・ユニオン内で重要度高になってるのか。いやまぁエミリアがマロ氏に資料を渡すにあたって優先度高にしただけかもしれないけど…… #徳パンク

2016-06-02 21:54:03
黄昏のブッシャリオン @tsbsrion

▲黄昏のブッシャリオン▲第104話へ続く

2016-06-02 21:56:03
ブーソン @BoosungX

ボージソワカ! かつて諦めた真実に近付けるか #徳パンク

2016-06-02 21:57:47
漣α/Synthia @sazanami_alpha

「転生理論」は第三部のタイトルでもある。ついにそこに踏み込むか!ボージソワカ! #徳パンク

2016-06-02 21:58:18
黄昏のブッシャリオン @tsbsrion

ブッシャリオンTips 功徳情報理論(Lv.1) 嘗て、ある徳エネルギー研究者が提唱した理論。功徳における情報量の保存を仮定しているが、論拠に乏しく評判は芳しくなかった。当時、徳は無限に発生するものと考えられており、理論そのものより提唱者の奇行が目立った、とすら言われる程である。

2016-06-02 22:00:16