赤のキャスター風にカルデアを語る

津軽あまに @kuroyagi6

男の話をしよう。 輝くもの全て金ならず。 しかしてその男は全く金であった。 その眩さゆえ、彼は自分を隠すことができない。 悲劇に憤り、英雄譚に血を沸かす。 ああなんたる素晴らしき役者にして観客。 その名はゴールデン！ #リプされた鯖について赤のキャスター風味に語る

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@kuroyagi6 坂田金時（狂） I cannot hide what I am: I must be sad when I have cause, and smile at no man's jests.　「空騒ぎ」より

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女の話をしよう。 雪のような肌？　太陽のような瞳？　珊瑚のような唇？ 否！　否！　断じて否！ 全ての比喩よ頭を垂れよ。 あらゆる言葉を凌駕する、彼女こそ美の顕現なると。 偽の喩えで飾られずとも、月の歩みの輝きは万物を誘惑する。 #リプされた鯖について赤のキャスター風味に語る

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@kuroyagi6 クレオパトラ And yet by heaven I think my love as rare, As any she belied with false compare. 「ソネット集」130番より

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男の話をしよう。 マスター、貴方は幸運だ。魔術師なら、彼との縁は貴重だろう。 全てを平等に愛する導師。しかして油断めされるな。 彼は全てに平等で、全て等しく切捨てる。 男の手には稀代の短剣。その切っ先が向けられるのは敵か主か生贄か。 #リプされた鯖について赤のキャスター風味に語る

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@kuroyagi6 ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス Is this a dagger which I see before me, The handle toward my hand? 　「マクベス」より

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女の話をしよう。 紅引く唇、赤い舌。小さな頬を朱に染めて。 炎に巻かれた鐘の内、炭へと化した青年に、女はそれでも囁いた。 さあさ口説いてくださいな。愛の言葉をくださいな。とても気分がいいのです。だから今ならどんなことも―― #リプされた鯖について赤のキャスター風味に語る

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@kuroyagi6 清姫（狂） Come, woo me, woo me; for now I am in a holiday humour, and like enough to consent.　「お気に召すまま」より

津軽あまに @kuroyagi6

女の話をしよう。 合理の女王、統計の才女。最も苛烈な医療従事者。 常人なら一生為しえぬ大業を、数年で為した近代の女傑。 その代償は数十年にわたる病床。しかしなおその狂気（ねつ）は消えず。 彼女が医を語るベッドは玉座さながらに輝いた。 #リプされた鯖について赤のキャスター風味に語る

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@kuroyagi6 フローレンス・ナイチンゲール The barge she sat in, like a burnish'd throne, Burn'd on the water.　「アントニーとクレオパトラ」

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女の話をしよう。 あらゆる傷を癒すため魔を修めた少女がいた。 この世全ての善を信じ、この世全ての幸いを願った。 しかして今、裏切りの汚名が凍てた雨となって彼女を苛む。 ああ、幸いを約束されたから、少女は外套も持たず旅立ったのに。 #リプされた鯖について赤のキャスター風味に語る

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@kuroyagi6 メディア Why didst thou promise such a beauteous day, And make me travel forth without my cloak....　「ソネット集」34番

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男の話をしよう。 男は合理の徒でありながら、神を崇める者でもあった。 彼にとって神は現実であったから。 富を愛し女を愛し歌を愛し神を愛する。 その愛は唯一ではなかったが、随一には至ったのだろう。 想いなき祈りは天に届かぬのだから。 #リプされた鯖について赤のキャスター風味に語る

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@kuroyagi6 ダビデ Words without thoughts never to heaven go.　「ハムレット」より