岩手県立図書館 企画展「岩手の新聞人たち」開催中です

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岩手県立図書館 @iwate_pref_lib

企画展「岩手の新聞人たち」開催中です。岩手最初の新聞「岩手新聞誌」の発行から140周年を迎えるのに合わせ、日本と岩手の新聞の歴史を所蔵資料でたどります。併せて、原敬や石川啄木など、新聞記者としても活躍した岩手の先人たちを紹介します。 pic.twitter.com/CWq1bfExnf

2016-06-15 12:23:49
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企画展「岩手の新聞人たち」

開催期間 平成28年6月3日(金曜日)~7月24日(日曜日)
http://www.library.pref.iwate.jp/info/evecale/kikakuten/20160603_shinbun.html
魚拓 http://archive.is/widKV

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企画展で取り上げた岩手ゆかりの新聞人たちの中でも、原敬は岩手県立図書館にとっても縁の深い人物です。大正9年の夏、盛岡に帰省中だった原は、訪ねてきていた北田盛岡市長、柿沼県知事に「盛岡に図書館を作ってはどうか」と提案し、これが岩手県立図書館建設へつながりました。

2016-06-15 12:27:40
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この件について、大正9年11月23日付の北田市長宛ての書簡が残っています。その中で原は、私財1万円と蔵書の寄付を申し出、また、設計図面に目を通した上で書庫が狭いのでもっと広くするよう助言しています。

2016-06-15 12:29:36
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大正10年6月23日の「原敬日記」にも、あらためて北田市長に書籍購入基金として1万円を寄附する旨の文書を送ったことが書かれています。

2016-06-15 12:29:52
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岩手県立図書館の建設は大正10年6月20日から始まりましたが、その年の11月4日に東京駅で暗殺されたため、原敬が図書館の完成を見ることはありませんでした。申し出ていた1万円は原の死後、遺族によって届けられ、その運用基金は昭和19年まで当館の図書購入費の一部に充てられました。

2016-06-15 12:30:32
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なお、1万冊以上と言われた原の蔵書は、寄贈に向けて整理作業中に関東大震災に遭い、残念ながら焼失してしまいました。現在は、昭和54年に原家別邸の所蔵庫を原敬紀念館敷地内に移転した際に、中に残っていた図書類が当館に寄贈され、原敬文庫として利用されています。

2016-06-15 12:31:09
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初代の岩手県立図書館とその閲覧室。(岩手県立図書館編『絵葉書アルバム 盛岡編(1)』より) 現在の岩手県公会堂向かい、内丸緑地内にありました。 pic.twitter.com/3sqf1An0F8

2016-06-15 12:32:13
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盛岡城址公園(岩手公園)隣にあった2代目の岩手県立図書館へは、昭和43年2月に新築移転しました。建築家・菊竹清訓による設計で、現在は「もりおか歴史文化館」として利用されています。アイーナへは平成18年5月に移転。3代目となります。

2016-06-15 12:32:52