この国は「何に金を使うか」という政治の基本のところが狂っていると思う。問うべきはセコい公私混同ではなく、もっと根幹のその部分だと考える。

まるでスケープゴートのようにセコ悪が追われるだけの、なんとも後味の悪い結果に終わりそう。 その後の都知事選でますます後味の悪いことにならないよう切に願うばかり。
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toriiyoshiki @toriiyoshiki

まるでスケープゴートのようにセコ悪が追われるだけの、なんとも後味の悪い結果に終わりそう。 その後の都知事選でますます後味の悪いことにならないよう切に願うばかり。www3.nhk.or.jp/news/html/2016…

2016-06-15 10:04:45
リンク NHKニュース 舛添知事 辞意固める 午前中にも辞職願提出へ | NHKニュース 東京都の舛添知事は政治資金などを巡る一連の問題で、都議会が不信任決議案を可決することが確実となったことを受けて、みずから辞職する意向を固め、…
toriiyoshiki @toriiyoshiki

何度も何度も何度も書くが、この国は「何に金を使うか」という政治の基本のところが狂っていると思う。問うべきはセコい公私混同ではなく、もっと根幹のその部分だと考える。 tokyo-np.co.jp/article/politi…

2016-06-15 14:12:09
リンク 東京新聞 TOKYO Web 国保支援の圧縮検討 加入者負担増の恐れも 消費増税再延期のあおり 自営業や無職の人らが加入する国民健康保険(国保)への国の財政支援を圧縮する案が、政府内で浮上していることが十四日、分かった。
toriiyoshiki @toriiyoshiki

みなもと太郎の大長編漫画「風雲児たち」をぼちぼちと読み進めているのだが、ちょうど昨夜、田沼意知斬殺の件に差し掛かった。成り上りと揶揄され大商人との癒着を取り沙汰されながら、果敢に幕政改革を推し進めようとしていた意知が殿中で佐野某に殺され、江戸の庶民は快哉を叫んだというのである。

2016-06-16 09:53:58
toriiyoshiki @toriiyoshiki

浅間山の噴火などの天災、天明の大飢饉、物価高騰…そうした凶事の責を庶民は老中・田沼意次、若年寄・意知の「成り上がり・金権」親子に押しつけ、私怨(?)から意知を斬った佐野某をヒーロー視して「大明神」とまで崇めたのである。みなもと太郎はこうした江戸庶民の大衆心理を活写する。

2016-06-16 10:00:14
toriiyoshiki @toriiyoshiki

思えば、俺がガキの頃、田沼意次は金権・汚職の腐敗政治という文脈で語られていたように思う。「勧善懲悪」に快哉を叫んだ庶民感情が2百年後まで影響を及ぼしたということ。田沼政治の開明的・重商主義的な改革(意知は開国まで想定していたと言われる)が再評価されたのは比較的近年のことである。

2016-06-16 10:09:21
toriiyoshiki @toriiyoshiki

(続き)田沼意次の失脚後、白河藩主だった松平定信が実権を握り、極端な緊縮財政・風紀取り締まりを推し進める。倹約の強制に音を上げた江戸庶民は今度は「白河の清きに魚のすみかねてもとの濁りの田沼恋しき」と歌うことになる。いわゆる「寛政の改革」である。

2016-06-16 10:39:53
toriiyoshiki @toriiyoshiki

現代の視点から見直してみると、蘭学の弾圧など、松平定信が行なった政治は基本的に「反動」的なものである。教科書的には「寛政の改革」と呼ばれるのだが、真に「改革」の言葉に値するのは田沼意次・意知が行おうとした政治の方だろう。改革は既得権を蚕食するため、敵も多かったのである。

2016-06-16 10:45:29
toriiyoshiki @toriiyoshiki

いや、舛添さんが改革の旗手でそのために潰されたとまでぼくは言いませんけどねw…みなもと太郎さんの「風雲児たち」を読んで、歴史のアナロジーに思いを馳せたわけです。大衆心理というのは江戸の昔から意外と変わっていないんじゃないか、と。

2016-06-16 10:48:40