- Kosumosu_Shota
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からっぽ 1 「もしもし…? 隆平…?」 『ん? どーしたん?』 「会いたい…」 やっぱり… 嫌な予感してん 七海から電話来ることなんかこんなことじゃないとこやんもん
2016-06-17 22:34:23からっぽ 2 七海と僕は幼なじみで1人になりたくない時はいつも僕を呼び出す そして僕は… そんな七海に片思い中… でもそんなこと七海は全く知らんくて彼氏と別れたらいつも僕を呼び出してやけ酒に付き合わされる そして今日も… 「隆ちゃーん!」
2016-06-17 22:34:57からっぽ 3 隆ちゃんって呼ぶ時は七海が酔った時 『はいはい なんですか笑?』 「私の好きなアーティストってね… 彼が好きなアーティストだったの 私の好きなもの全部彼が好きだったの… 彼の話を聞いてるうちにハマって好きになったの」 『うん…』
2016-06-17 22:35:18からっぽ 4 「でもね、そんな彼にフラれちゃったの笑 彼に嫌われないように、彼の前では泣いたりしなかったの 彼はすぐに泣く女が嫌い って言ってたから そしたらさ、彼最後になんて言ったと思う笑?」 『なんて言ったん?』
2016-06-17 22:35:36からっぽ 5 「お前は俺がいなくても大丈夫だろ? だって笑 ずっと我慢してたのにね笑」 『うん… なんで今、七海は笑ってんの? 寂しくないの? 悲しくないの?』 「だって笑ってないと泣いちゃうもん いまさらどうやって泣けばいいかわかんない笑」
2016-06-17 22:35:56からっぽ 6 そんな時でも七海は笑ってる 『僕の前では無理してわらったりしやんといて?』 僕にはその“彼”の役割は出来ひんの? “七海、 ずっと前から好きやった” 今日もその言葉は言えんまま七海の幼なじみのままやった
2016-06-17 22:36:19からっぽ 7 僕の中は七海でいっぱいやのに それを埋めてあげるのは僕にはできひんのかな? (end) pic.twitter.com/ZGjIR66tp1
2016-06-17 22:38:28