- KeitaFuruya0612
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# 高度経済成長期は企業部門も黒字になる。
何回か書いたことかもしらんが、固定資本設備やら償却資産への投資が伸びるような高度成長期であれば、別に政府が赤字を出さなくても企業部門は、制度会計的に黒字になる。つまり、企業の支出=企業の出金、だとしても、企業の支出>企業の当期費用、となり、黒字になる。
2016-03-23 18:26:47「高度成長期でもない限り、」みたいなことは、おいら自身何回か書いた気がする。混乱しているのはMMT側ではなくて、MMTが混乱している、と批判している側、というのを何回か見ている。
2016-03-23 18:28:12「(対外関係は別として)政府が赤字にならなくても、民間は黒字になりうる」とする主張はしばしば見かけるが、MMT(およびCT、SFC)以外には、なぜそのようなことが生じるのか、きちんとした説明は、あまり見たことない。
2016-03-23 18:29:47@wankonyankorick というか、民間の支出=企業の貨幣支出+家計の支出=企業の収入=企業の経常支出+企業の固定設備支出+家計の支出>企業の経常支出+企業の償却性費用+家計の支出 ということ。企業部門の投資-減価償却費 分の利益は出る。当たり前の話。
2016-03-23 18:48:00MMTに対する誤解
2点ほど誤解がある。MMTは、「民間部門の行動が一定なら」政府が赤字支出する(国債を発行することは必ずしも必要ではない)ことが必要になる、と言っているだけ。第二に、「通貨が増える」ということでMMTは銀行預金とベースマネーが同時に同額増えることの両方を指している。
2016-04-03 00:23:13ただし、(ここでも民間は一定としてだが)インターバンク市場では、所要準備を上回るベースマネーが供給されるわけだから、(インターバンクレートを一定に保とうとする限り)中銀は国債を発行するなり準備に金利を支払うなりして、インターバンクレートを下支えする。国債を供給するなら
2016-04-03 00:24:54ベースマネーは結局減少する。準備に金利をつけるなら、準備残高は維持される。それだけのこと。MMTの教義も何も、全くの誤解。FRBが準備を増やしたところで、通貨は増加しはしない。勿論、景気が下支えされれば、それによって貨幣供給量の伸び率は旧に復すだろう。それを「中銀が準備を
2016-04-03 00:26:47大量に供給したおかげ」というかどうかは、人それぞれなんで、好きに考えればいいと思う。そもそも、通貨をベースマネーという意味にとるなら、大規模緩和でもやっていない限り、中銀はまとまった納税がベースマネーを供給する(国債でもCDでも付利でも何でもいい)し、政府のまとまった支出があれば
2016-04-03 00:29:24反対に、ベースマネーを回収する。政府が支出しようと徴税しようと(支出した瞬間を除けば)ベースマネーは一定に抑えられる(民間の動きに変化がないとして)。そんなことは、MMTというより各国中央銀行が言っていること。
2016-04-03 00:32:09「金融危機の際、住宅ローンの束でオペレーションしていた」という言葉が、ベースマネーのことを指しているのであれば、事実として、増えていたの単に利付きの資産であって、文字通りの準備預金通貨とは言いにくい(まあ、そうでないとは言わないけどね)し、「通貨が発行できない」という言葉の
2016-04-03 00:35:24「通貨」が銀行預金のことを指しているのであれば、バーナンキさんが言うとおり、「連銀がくずのような住宅ローンを買」うことには銀行預金を増加させる効果はない。勿論、景気が下支えされたことで民間の資金需要が旧に復すということまで否定しない。いずれにせよMMTとは関係ない
2016-04-03 00:37:42簿記=実務、ではないけれど、実務的に可能な取引のパターンというものを形式的に説明・理解するうえで、簿記というのは、数学同様、強い武器になる。「数学は言葉なり」といったのはサミュエルソンか誰かだったと思うけれど、会計書にはよく「簿記はビジネスの言葉」と書かれている。似たようなこと。
2016-04-03 00:48:25簿記の基本等式、つまり、0=資産の増加+費用-負債の増加-純資産の増加-売上 を常に頭においておかないと(ただし、費用と売り上げは、純資産の増加に吸収することが可能だが)、不可能な取引を可能なものとして考えたり、ごく簡単な取引のことを何やら混乱して理解することになり得る。
2016-04-03 00:53:10「準備を増やせば、それが貸し出しに回る」「貨幣が発行されるときは常に国債が必要」「家計の貯蓄によって銀行貸出がファイナンスされている」「国債を発行しすぎれば政府がデフォルトする」、、、この種の議論は、単純な簿記の原則を理解していないことから生じる混乱。
2016-04-03 00:55:23単純な市場モデルの論理は、簿記の論理と両立しないかもしれない。生産が過剰だからといって、物価が下がれば均衡に達する、というものではない。原価が回収できなければ借入金の返済ができず、倒産するかもしれない。少なくとも会計的には「市場が均衡しましたみんなハッピー」ではない。
2016-04-03 01:04:23国債発行しない形での政府預金調達。
大して難しい話じゃない。財務省は何も民間から資金を集めなくても 中銀の政府預金口座に当座貸越のファシリティーがあれば 問題ない。(法律的に無理とか、そういうことを言っているわけではない。) twitter.com/KF0612/status/…
2016-07-06 16:06:40@wankonyankorick 中銀の国債直接引き受けと同じことだが 財務省側は D) 政府預金 C) 短期借入金 まあ、当座貸越というのは普通は短期借入金で 処理するが、この場合、あえて短期にする必要はないですが。
2016-07-06 16:10:47@wankonyankorick 中銀側は D) 短期貸付金 C) 政府預金 当座貸越というのは、預金口座がすっからかんになっても 送金依頼や手形・小切手の引落とし(清算)ができる契約。 銀行が一時立て替えてくれるわけ。そして、 入金があったら自動的にそこから立替分が
2016-07-06 16:13:30@wankonyankorick 引き落とされる。それで政府が支出をすれば 支出先の銀行口座預金と、その銀行の準備預金とが 同時に同額増加する。この時、銀行の行動に変化がなければ 超過準備が発生するから、それを吸収するために 中銀が有利子負債を発行することが必要になる。
2016-07-06 16:14:52@wankonyankorick (手持ちの国債を売りオペするのでもよい。) もっとも、超過準備だけでなく準備預金全体に金利を付けてしまえば、 中銀が有利子負債を発行することすら必要なくなる というのが、現在の主要国中央銀行実務理論家の見解。
2016-07-06 16:17:27@wankonyankorick 実際に、日本の様に中央銀行による国債直接買い取りが禁止されているケースあるいはもっと一般的に、支出に先立ち政府預金口座に残高がなければならないケースでは、形の上では先に国債が発行されなければならない。が、そんなことは単に法律状の形式で、
2016-07-06 16:21:18@wankonyankorick 実際に、日本の様に中央銀行による国債直接買い取りが禁止されているケースあるいはもっと一般的に、支出に先立ち政府預金口座に残高がなければならないケースでは、形の上では先に国債が発行されなければならない。が、そんなことは単に法律状の形式で、
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