BBB劇場【テンパード・スティール、ランパート・ディール】#10 前半
- ahiruchan_phi
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「イヤーッ!」続いてトランプラーのサイバネ足によるケリ・キック!こればかりは受け止められぬ!回避するほかない!「イヤーッ!」インコンパラブルはホバー飛行で距離を取り、レーザーを敵顔面に向けて照射する!「ム、イヤーッ!」トランプラーはブリッジ回避!なんたるニンジャ反射神経か!
2016-07-16 13:25:18レーザーが消えると、トランプラーは姿勢を起こす。「イヤーッ!」そのタイミングを狙い、インコンパラブルはホバー飛行の速度を乗せ、必殺の右拳モーターストレートを放つ!「グゥーッ!」トランプラーは咄嗟にガード姿勢をとり、歯を食いしばり堪える!だが、身体は徐々に後方へ押されてゆく!
2016-07-16 13:28:44「モーターヤッター」インコンパラブルが戯ける。いかなビッグニンジャといえど、このサイバネビッグカラテのパワーに勝ることは不可能。そう確信した直後、ニンジャ第六感が危機を伝えた。「何」伸ばした右腕が動かない。掴まれている。圧倒的な力で!「まさか!」ホバーで振り払う……飛べない!
2016-07-16 13:32:08「イイイヤァァーッ!!」腕を固定し、逃げる手をなくしたインコンパラブルに、トランプラーは渾身のサイバネビッグカラテ・キックを叩き込んだ。バキバキと音を立て、テキナシ胴部がひしゃげる。原型を留めぬほどに。「驕ったな」サイバネの鎧など、全力のビッグカラテの前ではオセンベだ。
2016-07-16 13:35:35トランプラーは脚を下ろした。「若造のところに行ってやるとするか」だが、そのときトランプラーは違和感を覚えた。今度は自分の脚が動かない?「何?」見ればサイバネ脚を巨大な十本の指が弄り回っている。火花が散り、足の感覚が失われていく。「オアイコだ」巨腕を装着した女ニンジャがそこにいた。
2016-07-16 13:39:19インコンパラブルは逃げられないと悟った瞬間、左腕パーツだけを残してテキナシをキャストオフした。辛くも死を逃れたインコンパラブルはアームのサイバネ十指を展開。トランプラーのサイバネ脚を外部ハックし、神経との接続を乱したのだ。「グ」トランプラーは片脚の感覚を失い、転倒した。
2016-07-16 13:43:02ガシャンと音を立てて、テキナシ左腕がキャストオフ、地面に落下した。インコンパラブルは膝を付く。巨体を操縦するには相当の精神力が必要なのだ。「なあ、まだやるか、トランプラー=サン」「お前はどうしたい、インコンパラブル=サン」「休戦かな」「いいだろう」インコンパラブルは地に伏した。
2016-07-16 13:46:35