有効には ちがいありませんが、からだを まもる しくみの 一部を 動員しているだけという 点で、すでに 限界のあるものです。(野島徳吉)
2016-07-14 12:09:01ワクチンを つくるときも、動物の 細胞のなかで ウイルスを ふやして つくりますが、その 場合に、ウイルスの 膜のなかには、動物の 細胞膜の 抗原が 入ってくる 可能性があります。(野島徳吉)
2016-07-14 12:11:51その ワクチンを 接種しますと、ヒトの からだの なかでは ウイルスに たいする 抗体が できると 同時に、ウイルスを ふやした 動物の 細胞膜の 抗原が 入ってくる 可能性があります。(野島徳吉)
2016-07-14 12:14:37ですから その 物質に たいして 免疫反応を 生体が おこすことは、自分の からだの 細胞に たいして 反応を おこしたのと 同じことになります。(野島徳吉)
2016-07-14 12:18:14武谷三男・野島徳吉著『現代生物学と弁証法〜モノー『偶然と必然』をめぐって』(1975年 勁草書房刊) ここにも 免疫に 関する 発言が いくつか 収録されています。
2016-07-14 18:22:15いま 免疫のほうでは クロン選択理論といって、最初から A という 抗体を つくる 細胞、B という 抗体を つくる 細胞、みんな ある、そういうふうに 考えます。(野島徳吉)
2016-07-14 18:24:08免疫のほうでは その前に、同じ 細胞から 抗原の 種類によって 違った 抗体が できるんだという 考え方が 支配的だった。(野島徳吉)
2016-07-14 18:30:37それを 指令理論と いうのですが、つまり 抗原の 情報 (指令) が 細胞 (ないし 抗体) に 伝わって、それで A という 抗原に 対する A 抗体が できる。 B 抗原が いけば B 抗体が できる。(野島徳吉)
2016-07-14 18:35:45結局 選択理論のほうが 現在では 正しいということに なっているのですが、その イェルネ という 人が、選択と 指令とは 違った イベントを 表しているので、日常、生体のなかで 起きている 免疫現象は 指令的なんだ、つまり 指令的イベントなんだという。(野島徳吉)
2016-07-14 18:38:54その もとになっている そういう 細胞が できてくる 過程、それは 選択的なのだ。 違った イベントを 表しているのだという。(野島徳吉)
2016-07-14 18:40:43いま 結局、A という 抗体を つくるのは A という 細胞ということで、2、3年前までは その クロンの 数は 数千と 考えられていて、その かみ合わせで 自然は すべて 認識できると いうことに なっていたのですが、
2016-07-14 18:46:58いま クロンの 数が 100万の オーダーに なってきたのですね。 この 場合には 免疫反応に 対して あらゆる 方向です。(野島徳吉)
2016-07-14 18:48:49生物学的方向だし、もともと 与えられた 細胞から つくるんだから、その 細胞も DNA の 構造に 規定されているんだから、あらゆる 方向じゃないわけですよ。(野島徳吉)
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