- uchida_kawasaki
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福島医大で手術が施行された125例の詳細。 125例中、男性44例、女性81例で、男女比=1:1.8)。 121例が片側(67例が右葉、53例が左葉、1例が峡部)で4例が両側。 病理結果は、乳頭がん121例(通常型110例、濾胞型4例、びまん性硬化型3例、モルラ型4例)。
2016-09-26 22:46:55術前診断 腫瘍径は、10mm以下が44例、10mm超が81例で、うち、T1b(1cm超2cm以下)が57例、T2(2cm超4cm以下)が12例、T3(4cm超か、大きさを問わず甲状腺被膜外に微少進展=EX1)が12例。
2016-09-26 22:48:11術前診断(続) 10mm以下44例中、本人の希望で手術となったのが11例で、そのうち転移も甲状腺外浸潤もないのは2例。残りの33例中、術後に転移も甲状腺外浸潤もなかったのは3例。合わせると、44例中、術後に転移も甲状腺外浸潤もなかったのは5例。 pic.twitter.com/QJxTOKYrN7
2016-09-26 22:50:02術前診断(続) 10mm以下44例中、手術が適応とされた33例では、甲状腺外浸潤(EX1かEX2)20例、N1aリンパ節転移1例、反回神経に近接10例、気管支に近接7例、バセドー病1例、肺GGO病変1例などの疑いがあった。 pic.twitter.com/tIziYm2QCV
2016-09-26 22:50:33遠隔転移は3例で、事故当時16歳男性2人と10歳女性1人。 術式は甲状腺全摘11例、片葉切除114例。リンパ節郭清は全例で実施。中央領域のみ実施が103例、外側領域まで実施が24例。 pic.twitter.com/9eSrGHZadn
2016-09-26 22:52:12術後病理診断 10mm以下が43例、10mm超が82例(1cm超2cm以下が31例、2cm超4cm以下が2例、T3が49例)。10mm以下でリンパ節転移、甲状腺外浸潤、遠隔転移なしが5例。全例で軽度甲状腺外浸潤pEX1は49例、リンパ節転移97例(N1a76例、N1b21例) pic.twitter.com/hfYyLjyUjz
2016-09-26 22:53:21遠隔転移3例 1)事故時16歳、手術時19歳男性。術前:T3、リンパ節転移N1a。術後:T3、軽度甲状腺外浸潤、リンパ節転移N1a。 2)事故時16歳、手術時18歳男性。術前:T3、リンパ節転移N1b。術後:2cm超4cm以下、甲状腺外浸潤なし、リンパ節転移N1b。
2016-09-26 22:53:46遠隔転移3例(続) 3)事故時10歳、手術時13歳女性。術前:1cm超2cm以下、リンパ節転移N1b。術後:T3、軽度甲状腺がん浸潤、リンパ節転移N1b。
2016-09-26 22:54:15(以上、鈴木眞一氏の発表スライドのデータから取ったけど、なんか去年の「手術の適応症例について」と一致しない部分がある。たとえば、10mm以下でリンパ節転移、甲状腺外浸潤、遠隔転移ないのは、以前は8例となっていたのに、今回は5例。なんで減るにゃ?)
2016-09-26 22:54:41twitter.com/YuriHiranuma/s… 例数が減った理由として、術後悪化・再発。(術後もカウントしてるのか要確認) また、疫学調査への不信感から患者の同意取り消しも充分考えられる。 「数字、間違えてました」といつもの訂正があるかもね。
2016-09-27 08:20:51また、信頼できない機関の疫学データは、「同意率」を含めた検証が必要。 疫学が根底から崩れてしまうので、当たり前の話なので開示させる。 また同意が無くてもどこまでデータとして使えるかは、管轄の倫理指針に左右される。 来春、大規模な個人情報保護法が改定されるので、更にややこしくなる。
2016-09-27 08:34:14