ゲームとは何か?
@sirouto たびたび意地悪な質問すみません。時間制限のあるジグソーパズルはゲームですかパズルですか?また、ジグソーパズルを2人で競争する場合は?
2010-03-30 03:24:29@hisuipanda 時間制限のあるジグソーパズルはパズルです。パズルにアトラクション要素を加えていると見なします。ジグソーパズルを2人で競争するのはパズルです。早く組み立てるのを競うだけなら、プレイヤーが独立であり、相互性がないからです。
2010-03-30 03:32:27@hisuipanda 今の例は境界を画定する、良い質問だと思います。逆に、私の方から例を提示しましょう。たとえば、多人数にジグソーパズルのピースをシャッフルして配り、足りないピースを交換して組み立てていくのは、ゲームと言えると思います。
2010-03-30 03:34:26@sirouto なるほど。では数人の競争の結果1位から順にポイントが与えられ、10回それを繰り返しそのポイントの累積で勝敗が決まる場合はどうでしょ?
2010-03-30 03:39:57@hisuipanda ポイントを与えて評価するのは「競技」ですね。日常の言葉の使い方として、それをゲームと呼ぶのは間違いではありません。しかしここでは、ゲームとは別と見なします。
2010-03-30 03:43:35@hisuipanda 単純作業や自然成長も順位付けできます。反復横跳びを何回できるかとか、垂直跳びをどれだけ飛べるかとか。小学生数人に、一年ごとの身長の伸びを競わせることもできるでしょう。それは、競技の形をとっていますが、ゲームとはまた別です。
2010-03-30 03:46:05@hisuipanda 「マインスイーパ」は境界線に近い、とても良い例です。数独は明確にパズルですが、マインスイーパは悩ましい。ソリティアやマインスイーパは、「1人用パズルゲーム」とできるかもしれません。
2010-03-30 03:58:56@hisuipanda 競馬は、天気予報のように「予測」する競技ですね。対自然ゲームという括りに入れましょうか。ジャンケンの場合、相手がこちらの手に反応して、変えてくる要素があります。ただし、オッズは対人要素ではあります。
2010-03-30 04:19:28@hisuipanda マネーゲームは、ゲームになります。特に、入札相手と価格を競う場合などは、ゲームですね。直接相手がいない場合も、対社会ゲームと括れるでしょう。
2010-03-30 04:30:09今回の基準では、多くのタイピングソフトが、「インタラクティブソフト」とでもいう位置づけになります。正しい字が打てるかどうかしかないものは、経路や解が1つしかないからです。
2010-03-30 03:48:40@hisuipanda 前回だけで言えば、モデルというより、指標のレベルではあります。たとえば、人間の体重だけ見ても、体型が分かりません。しかし、身長・胸囲・座高など、他の要素と組み合わせることで、可能な体型を少しずつ絞り込めます。
2010-03-30 04:22:31この条件だけだと、ジャンケンもゲームになります。単純なゲームも複雑なゲームも一緒くたです。それでも、ゲームかどうかは、ミニマムな条件でなるべく広く含むようにして、そこにゲーム性の高低の基準を乗せたいと思います。
2010-03-30 04:01:34前回、事象数の多さでゲーム性を計量したところ、そんなに単純ではないだろう、という疑問や批判が寄せられました。もちろん、単純化してるのだから、本来のゲームはそんなに単純ではありません。単純なモデルだから、単純なのは当たり前です。
2010-03-30 04:04:16しかし、単にボードゲームの盤面を大きくしたり、カードゲームのカード枚数を増やすのは、ゲーム性を高めることには直接つながらないとは、たしかに私も思います。
2010-03-30 04:05:36ゲーム性は「高低」というからには、スカラーではなくベクトルであり、単なるゲームスケールだけでは決まりません。しかしでは、何で決まるのでしょうか。
2010-03-30 04:07:24文章で表現する対象は無数にあります。しかし、人間の認知能力の限界から、アルファベットや単語を際限なく増やすことはできません。そこで、既知の文字や単語の組み合わせで、上位概念を表現します。この仕組みが多重分節です。
2010-03-30 04:34:33「わたしが・あなたが・かれが」と「話す・歩く・食べる」を組み合わせると、「わたしが話す」「あたなが歩く」など、6語で9通りの文章を作り出せます。このように、組み合わせることで、個々の単語よりも、多くの文章を作成できます。これが、二重分節です。
2010-03-30 04:37:33