|日0TK氏(kyuumaruTK) のM1語り―M1A3(米軍時期次期主力戦車)の主砲(になるであろう砲)周りについて語る
「砲耳」とは、大砲の砲身の横に突き出た、台車に載せ傾動や角度を変えるための支持回転軸の事。http://ja.wikipedia.org/wiki/トラニオン
「駐退機・復座器」大砲を発射した際に生じる反動(recoil)を砲身のみを後座させることによって軽減するための装置のこと。
http://ja.wikipedia.org/wiki/駐退機
これは防護デザインの大きな足枷になるのだ。 砲塔正面から突き出た駐退器と復座器、それを護る『砲耳軸から遠い』防盾、側面の30mm級定格防御装甲板。せっかく軽い砲が実に台無しである。
2011-11-13 20:20:26これでも尚、正面60°防護と考えると砲システムの保護がおざなりであり、対戦車戦闘、あるいは対歩兵戦闘時、歩兵の携行する大口径AT火器との交戦において砲システムの被弾破損リスクを大幅に高めてしまうだろう。
2011-11-13 20:22:12それを無くしたければ、砲システム全体を保護するように防盾脇の左右砲塔主装甲を前部に張り出させるか、或いは砲耳軸を『砲塔内部に引き込む』しかない。
2011-11-13 20:23:39『砲塔内面積が減少する』事が二つ、そして、一番でかい事だが『恐らくシステムの構成上、XM360GUN-systemは手動装填に対応していない事』である。
2011-11-13 20:28:52色々な部分があるが今回の話に関連する部分いくつか。一つ、『防盾は悪である』 一つ、『自動装填は信用できない』 一つ、『可動虚弱部はもってのほか』
2011-11-13 20:35:05最初の一つはまさに米軍戦車の泣き所というか、『特殊装甲が信用できん』という悲しい話。 なので、わざわざRH120L44システムを自国専用の同軸式砲システムM256に改造生産しているのだけれども
2011-11-13 20:38:09M1の防盾は左右正面装甲がオーバーハングした奥にトラディショナルな鉄装甲を用いたガンマウントがあり、前方の『見かけ防盾』は実はペラいという何ともレガシーな構造である。
2011-11-13 20:40:00これと比較してXM360であるけれど、この平行式砲システムは90式スタイル、あるいはレオパルド2スタイル、若しくは10式スタイルのどれかの形状にする必要がある(厳密には違う。その点は後述①)
2011-11-13 20:41:57なので、まぁ流石に30年以上経ってて特殊装甲もマトモなのがあるだろう的な期待をしつつ(後述①)、次の部分、自動装填disである。
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