ヒロシマ、ナガサキ、ミナマタ、フクシマなどのカタカナ表記に関するflurryさんの考察とそれを巡るやりとりとか
としてならありだと思っている。だから、まず撤回して謝罪したほうがいいというのは、kikumaco氏をまだ批判すべきと思い、さらにこの「フクシマ」という言葉に関する問題を焦点にしたいなら、ということになる。後者について「単純化」するのは批判する側は原則としては許されないと思う。
2012-01-16 04:34:23@flurry あのう…無知で恐縮なのですが、仮に南京大虐殺で殺された人が30万人だったとして、ポルポトだのダルフールだの考えると、one of themであるようにも思えるのですが、そう考えるのはおかしいのでしょうか。
2012-01-18 11:19:50@GoyoGakusha それぞれの「できごと」の固有性が相対化、矮小化されることがあってはならない、と読んでいただけますでしょうか。『ただし』これは、そのできごとの重要性はその中でのみ語られるべきということは意味せず、むしろその正反対であることは注意していただけると。
2012-01-18 11:54:25@GoyoGakusha 水俣/ミナマタの例を念頭に置いて書くと、有機水銀公害による被害はアマゾン流域など世界各地で出ていて、「ミナマタの教訓を世界に!」という、被害者間の連帯をめざし、さらには有機水銀中毒だけでなくより広いものへとつなげていこうとする動きがあるわけです。(続く)
2012-01-18 11:54:52@GoyoGakusha (続き)a)こういった動きに対して「本質は工場排水を原因とした有機水銀中毒なのだから、地名を冠した水俣病/ミナマタという形で水俣をスティグマ化するのはよくない」( https://t.co/6O3LEoTE )というのは間違っていると思います。(続く)
2012-01-18 11:55:31@GoyoGakusha (続き) b)その一方で、「被害者の苦しみはその被害者固有のものであるし、そうあるべきだ。(それを外部の人間が入り込んできて、政治的に他のものとつなげようとして云々……)」みたいな意見もあって、これも間違っていると思います。
2012-01-18 11:56:39@GoyoGakusha そして、(わたしの個人的な考えですが)a)とb)は往々にして互いに結びつきやすい、あるいは相補的な関係にあるように思います。そういうことをわたしは言いたかったように思います。(以上です)
2012-01-18 11:57:56@flurry 詳説ありがとうございます。よく理解できました。とすると、その文脈で南京大虐殺を持ち出すのは、ちょっとリスキーだったかも知れませんね。対話して考察を深められる人どうしなら有効だと思いますが、そういう関係は構築されていませんよね。
2012-01-18 14:03:29@flurry 批判とは何のためにするんだろうか、と時々考えます。相手の考えを変えたいからなのか、同じ意見の他の人を守りたいからなのか、自分の主張を広めて世論を形成するためなのか、もっとほかの理由か。今回のやりとりを拝見して、またそれを考えてしまいました。
2012-01-18 14:07:18@GoyoGakusha (今回のやりとり、という具体的な部分は抜きにして)ガンジーのことばと伝えられる「それは世界を変えるためにではなく、あなたが世界によって変えられないようにするため」という要素もあるのかな、と思いました。とくにマイノリティにとっては。>「批判とは何のために」
2012-01-18 14:16:48@flurry 311以降、放射能を恐れる人々の意見を抑圧するなという立場の人に、マイノリティ目線の人が多いように感じています。エア御用的人々のマジョリティ目線については、@kmiuraさんが「コンフォーミズム」ではないかと指摘されています。
2012-01-18 14:24:30http://t.co/9JL5Ywd0 水俣に関して言うと、第二水俣病(新潟)が発見されて、これに対する訴訟があって、水俣病の責任をチッソや政府が認め、初めて水俣でも訴訟を行うことができたという事情もあります。そのような捩れが起こること自体が「水俣病」が「水俣病」で(続く
2012-01-20 10:04:59なければならない理由を示してしています。「スティグマ化」自体がこのような捩れに深い関連があります。ですから「水俣病」の呼称批判は論外ではあります。それは水俣はチッソと極めて関わりが深く、しかも、被害を受けるかどうかの傾向は職業や居住地などで大きく違い、症状の現れ方も(続く
2012-01-20 10:16:14さまざまで、患者でなかった人がそうなることも起る。住民の間で軋轢もそういう原因がある。当事者の設定も難しい。「一つの住民」を想定するなとはそういうことです。「ヒロシマ」や「フクシマ」は県名もあるのだから住民で地名の事件化への違和感を感じる人は多いでしょう。ただ、そのような(続く
2012-01-20 10:34:59違和感自体が、水俣ではその初期からすでに事件の一部として意味を持ってしまっているということです。このように別の文脈を喚起することでkikumaco氏のエントリーが「フクシマ」という呼び方の拒否自体の政治性もさらされることになったのならいいのですが、あまり気にされてないような…
2012-01-20 10:49:00以下、後日の
などで扱われている話題を受けて
↓この辺りかしらね。 https://t.co/E4d9Mqmw https://t.co/pfqMwBKJ https://t.co/KnB10dNp https://t.co/WSl4fItF
2012-01-27 13:59:34つーか、この理屈ってたぶん、戦争の加害や被害を教科書に取り上げること、学校で学ぶことに文句を言い始めることになるわけで。まあ、このひと自称右翼なので、そうでしょうね、って感じではあるのですが。 https://t.co/lLeuP4sp
2012-01-27 14:03:17@A_laragi それについては、 https://t.co/AQBcFB2t とか https://t.co/o6sGgXm1 で。(あ、A_laragiさんがくだんのひとに賛成しているという意味ではなく)
2012-01-27 14:06:27あ、これ、「さっぱりわからん」「相手が言ってることが理解できないと言いたいんですか、それとも間違っていると言いたいんですか」問題だなあ。
2012-01-27 14:23:57