タグができるまで。
今までのまとめ
まとめその1 http://togetter.com/li/263732
まとめその2 http://togetter.com/li/264257
まとめその3 http://togetter.com/li/265298
まとめその4 http://togetter.com/li/266927
まとめその5 http://togetter.com/li/268178
まとめその6 http://togetter.com/li/269308
まとめその7 http://togetter.com/li/270339
まとめその8 http://togetter.com/li/271399
まとめその9 http://togetter.com/li/272971
まとめその10 http://togetter.com/li/274553
まとめその11 http://togetter.com/li/277925
まとめその12 http://togetter.com/li/280546
では、本題に入りましょう。
4/3 0:00~ #書き出し でお題がそれ以前のもの
原稿用紙と先の割れた万年筆、私はそれだけで成り立っている。幼い頃を振り返る道標は、たったこれきりだ。幼い記憶の中で私を慈しむ人とは血の繋がりがなかった。あなたは小説家だったのか、学者だったのか? 夢を追ったのか、未知に魅せられたのか? ……私も、連れていってほしかった。#書き出し
2012-04-03 01:53:55キスで濡れた君の唇を、そっと指でなぞった。君は寝息を立てて眠っている。それが愛おしくて腕をまわす。「…もう少しで、夜明け…か…」日がのぼるまで、このままでいさせて…。 #書き出し
2012-04-03 20:50:22世界を壊すために何をしようか。天使を呼ぶ機械を作ろうか。海底の神と契約しようか。…まずは手始めに、君と手を繋ごうか。そう言って照れ臭そうに手を差し出してきた彼は、世界に対する反逆罪で追われる悪の博士で、勇者(私)の破壊目標だ。 #書き出し @1017_kyoa
2012-04-03 18:15:05温かい風が頬を撫でる。髪を緩くまとめていたリボンがほどけ、丘の下の町に向かって空を滑り降りていく。後を追う滴の意味を、私は知らない。震える体を包み込む風の温度に呼び覚まされた感情にも、名を与えはしない。ただ立ち尽くす夕暮れの天の下、優しい風は次の丘へと去っていった。 #書き出し
2012-04-03 12:58:33沈んでゆく船と運命を共にする。君の住まう海底へと辿り着く手段はこれしか考えられないんだ。愛しい君にもう一度逢おうと潜れども、人の身には君の深淵は深すぎて。だから僕は、船ごと沈む。沢山の乗客を道連れに。乙姫、君のいない地上になど未練はない。竜宮の君にもう一度逢いたい。#書き出し
2012-04-03 18:25:10作られた命に宿る心は、鼓動を打ちはじめていた。トクリ、トクリと音を響かせ、チクリ、チクリと痛みを伴い。コレガ、ホンモノノーー。けども頬を伝う液体が、何を意味しているのかは理解が出来なかった。 #twinovel #書き出し
2012-04-03 01:24:03作られた命に宿る心は本物と言えるのだろうか。全てを正論と確率で判断する心に愛情はあるのだろうか。私のは分からないのです。なぜ私に悩む力を、他を愛したいという心を下さったのですか。他の全てと同じように3原則だけで行動できたなら幸せなまま御主人様にお仕え出来ましたのに。#書き出し
2012-04-03 02:13:05作られた命に宿る心は、温かな肌の記憶を求めた。たけどなかなか思い出せなかった。まだ小さいその胸にぽっかりと空いた穴は、無邪気な笑顔を奪う。祭りの夜が明けても、狐のお面の子供は屋台が並んでいた境内の側に居た。あの夜、ふと優しく握られた手の温もりが忘れられない。 #書き出し
2012-04-03 07:30:53ゼリーは宝石だと思います。透き通る綺麗な宝石、食べるなんてもったいない。私はお気に入りのゼリーを宝石箱にしまっていた。ところがある日。「あれ…ない…?」#書き出し わっしょいわっしょい。蟻たちが色とりどりの綺麗な粒を運んでいる。女王様に献上するため。「ゼリーは宝石だと思います!」
2012-04-04 22:14:12落ちた花弁はどこへ行くのだろう。あんなに一生懸命咲いていたのに…可哀想に。「私花びらなんかじゃないし。てかご心配なく、第一志望目指して浪人します。今年は絶対受かるし」「浪人なんかやめて早く俺のとこに嫁に来ればいいよ」そう言うと元教え子は分厚い参考書で俺の頭を叩いた。#書き出し
2012-04-04 22:04:47見上げた空には鳥が一羽。 翼を広げ飛んで行った。彼には休む必要がないのだろうか。 それとも、翼を持つ限り飛び続けなければならないのか。 私は涙を流した。 自由はなんて苦しいのだと。 #書き出し”
2012-04-03 01:36:04