これは大事なポイントで,北海道の公共交通の崩壊は利用者の減少よりむしろ「日本全体の産業構造の変化」によるもので,それに住民の生活が翻弄されたのです。「社会が変化する時に弱者が犠牲になる」例として私がいつもこの問題を挙げるのはそのためです。 @trivism
2012-07-21 17:05:16@peace_apple_ べつになにかの対策をしてその効果でこうなったわけではない。単に不景気で遠くの大学に行けない学生が増えただけ。
2012-07-21 17:06:02アメリカではよくあること RT @ynabe39: 北海道では「鉄道があった頃には街だった場所」も原野に戻っています。 RT @takashi7zzfe: 北海道で廃線後を見ましたが完全に原野でした。ここに線路があったと想像するのが無理なくらい
2012-07-21 17:07:08それは公共交通以外でも同じなんですよ。その構造自体が無理になったら人が死のうが弱者が苦しもうが結局そうなってしまうということ。 RT @TanTanKyuKyu: …じゃあ誰も乗らないバスを一時間おきに走らせられるかって、どういう基準に照らしても無理だ
2012-07-21 17:09:11事実そうです。世はすべて事もなし。 RT @ynabe39: それは公共交通以外でも同じなんですよ。その構造自体が無理になったら人が死のうが弱者が苦しもうが結局そうなってしまうということ。 RT @TanTanKyuKyu: …じゃあ誰も乗らないバスを一時間おきに走らせられるか
2012-07-21 17:10:07@ynabe39 循環線なら少しは救われたと思うのですが…病院に行って戻ってこれないバスってそれだけでそのバスを利用する老人の状態を表しているようですね
2012-07-21 17:11:17いつもいう「街の本屋の消滅」だって同じで,なにかが誰かにとって便利になったり合理的になったり安全になったりする陰では必ず「それによって生きられなくなる人」はいるんですよ。しかし自分がその利便を享受する場合にそういった「弱者」のことを考える人はいないんです。
2012-07-21 17:11:58地方公共交通↓で不便ぐらいのレベルなら都会・地方のメリットデメリットで済む話だし経済性を優先しても構わないと思うけど⇒渡邊芳之先生@ynabe39の「「○○で人生は決まらない」という人は○○をすでに充分に持っている人。」 http://t.co/eOSI96Ts
2012-07-21 17:13:49うちのばあちゃんは村から離れたとこの温泉でエアロビをするのが週一の楽しみでそのたび頑固なじいちゃんに頼み込んで車を出してもらってたけど、じいちゃんが運転できなくなってエアロビできなくなってからみるみる弱っていった 外に出かけられないことってそれだけでゆっくり人を殺すと思うの
2012-07-21 17:14:31「世の中なんてそういうものだ」といえばそうなんだけど,「世の中なんてそういうものだ」というのはあくまでも諦観を伴って主張されるべきことで「それでなにもかまわないのだ」と大手を振っていうようなことでもないと思います。
2012-07-21 17:17:17肯定するしないに関わらず「それしか選択肢がない」ようになっているんです。いまや田舎でベストセラー以外の本を買おうと思ったらAmazonしかない。 RT @samiwo: ヲレの周りにも資本主義に疑問を呈しながらamazon使いまくっている奴がいて微笑ましいです
2012-07-21 17:18:20「自動車社会に反対」といっても田舎では車に乗らなければ生きられない。しかしそれを指して「自分も車を利用しているんだから自動車社会に反対するな」というのはおかしいということ。立場に関わらず車に乗る以外の選択肢がないんだから。
2012-07-21 17:19:4940年前にその地域に今の2倍の人口があったわけではないですよね。同じくらいの人しかいなくても昔は鉄道もバスも走っていたんですよ。 RT @amaterasu101: 30〜40年前からだそうです。
2012-07-21 17:24:24高度経済成長とか勘違いしてチョーシこいてましたからね。 RT @ynabe39: 40年前にその地域に今の2倍の人口があったわけではないですよね。同じくらいの人しかいなくても昔は鉄道もバスも走っていたんですよ。 RT @amaterasu101: 30〜40年前からだそうです。
2012-07-21 17:26:01もう一度書きますが,地方から鉄道やバスがなくなったのは「人口が少ないから」じゃないんです。公共交通最盛期に田舎に今の2倍の人がいたわけじゃないんだから。「世の中の仕組み」が変わったんです。
2012-07-21 17:26:41帯広の心理学者の先生、 @ynabe39 さんの地方の公共交通論を追いかけている。都市計画や交通論が専門の先生とは異なり、「北海道の地方大学の心理学の先生」という立場からの論調が面白い。
2012-07-21 17:32:05「世の中がいちばん大きく変わった」のはそのポイント。「儲からなくても必要なものには公共の金を出す」ということができなくなった。その変化の利益は主に都会に住む強い人が享受して,田舎に住む人や弱い人が犠牲になった。
2012-07-21 17:39:22大学生協の出資金。寄付するか返還を受けるか、どうしたもんかな、という些末な悩みで単純に実感できたりする。 RT @ynabe39 「儲からなくても必要なものには公共の金を出す」ということができなくなった。
2012-07-21 17:41:51「昨日までと変わらない生活ができる」というのは「当たり前のこと」ではなくて「自分が相対的に得な立場にいることの結果」かもしれない。昨日までと同じ生活のできない人が自分からは見えないところでどんどん増えている。
2012-07-21 17:42:04