『悪ノ娘』の公式ノベライズが象徴する今日のボカロ界における「疎外」の潮流と「衰退」への懸念
8/2 僕なりの総括をまとめの中に入れました。
8/1【重要!】下のコメント欄に僕の主張を追加しました。長いです。
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この記事での僕の主張は冒頭の文章だけでは分かりにくいと思いますので初見の方はこちらもお手数だとは思いますが必ず目を通してください。読まないで論点や僕の主張を誤解したまま何かをすると云うのは絶対にやめてください。それだけは最低限よろしくお願いします。
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おりひな英一
@H_orihina
課題として僕らに示されたのは、その様なPの自由な創作性を侵害せずどのようにして受け手が二次創作の可能性を擁護し作品に「参与」していくか、ということだ。両立はなかなか難しいがどちらもボカロの根幹を為す要素である以上、考えていくしかない。
2010-08-02 20:00:57
おりひな英一
@H_orihina
後者は、問題なのはむしろ製作者ではなく二次創作側の意識である、という意見から考えた。多くの方の意見の中で「それは受ける側が勝手にやればいい話だ」という言葉が見られた。確かにその通りではある。おそらく本来、二次創作は感銘を受けた個人が「勝手に」やるものだ。
2010-08-02 20:01:18
おりひな英一
@H_orihina
ボカロ文化が広範なものになるにつれて、もしかしたら僕らリスナーは段々と作品を「受け」なくなってきたのかも知れない。単なる視聴者であることに慣れ、積極的に作品に「参与」しようとしなくなった。
2010-08-02 20:01:38
おりひな英一
@H_orihina
まとめの方で述べた仮想公式性を築けなくなったのは間違いなく一つの理由としてあるだろう。そこに文化の為に製作者の配慮・思考を求めたのが今回の僕の主張であるわけだけど、そこに責任を求めるのみに終始するようではこの問題は解決しない。それは前者の製作者の権利と絡む話でもある。
2010-08-02 20:01:51
おりひな英一
@H_orihina
製作者にもこの件への思慮を求める事を間違っているとは僕は思わない。けれど、ならば同時に、僕らリスナーが自らの作品への「参与」性を自覚し積極的になっていく事も必要なのではないか、この件を通じて僕はそう考えた。それが具体的な「二次創作」であろうがなかろうがだ。
2010-08-02 20:02:06