洗剤の泡立ちの話その1~専門家と素人のコミュニケーションギャップについて

洗剤の泡切れの良し悪しの話が出た時 界面活性剤について詳しい方がいろいろ説明して下さいました。 やりとりしているうちに専門家と素人の間のコミュニケーションギャップの話になりました。 ちょっと興味深かったのでまとめてみました。 続きを読む
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nona💙💛 @kobonona

@DEEPBLUE1219 @Butayama3 で、濃いなあと思うのは乳脂肪分が高くて油の粒が大きめ、逆になんだか薄いなあと思う牛乳は水で薄めてるんじゃなくて(笑)よく撹拌されて乳脂肪分がしっかり分散されてるって事ですかね。

2013-02-08 21:11:25
うみんちゅ💙💛 @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 もうちょっと脱線。界面活性剤と言うと、何だか毒性が高そうな響きがありますが、このように普通の食品にも入っている物もありますので、全ての界面活性剤が悪者な訳ではありません。だからと言って、全ての界面活性剤が食べて大丈夫という訳でもありません

2013-02-08 21:09:48
うみんちゅ💙💛 @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 日本では、食器を洗剤で洗ったら流水でしっかりすすぐのが常識ですが、これは水に恵まれた地域ならではの習慣です。欧州でも、洗剤で洗ったグラスを、溜め水に一回浸けるだけ、あるいはそのまま逆さに掛けて乾かすだけという事も珍しくないと聞きます。

2013-02-08 21:13:38
nona💙💛 @kobonona

@DEEPBLUE1219 @Butayama3 そうですそうです。向こうに住んでる友人がそういってました。泡を流さないって。びっくり。

2013-02-08 21:15:51
うみんちゅ💙💛 @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 そのような洗剤に使われている界面活性剤は、水と仲の良い部分に糖を、油と仲の良い部分に脂肪酸を使った、糖-脂肪酸エステルが使われている事が多いです。食べてしまっても、消化酵素で糖と脂肪酸に分解されるだけなので、普通の栄養素として消化されます

2013-02-08 21:16:58
うみんちゅ💙💛 @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 話を元に戻して…オタマジャクシのモデルまで話しましたね。

2013-02-08 21:19:12
うみんちゅ💙💛 @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 えっと、こっから先の泡立ちの説明は、図を使わないと言葉だけでは難しいので、また時間のある時でも良いですか?

2013-02-08 21:21:34
nona💙💛 @kobonona

@DEEPBLUE1219 @Butayama3 はい、もちろん。ありがとうございました。時間ができたらまた続きをお願いします。急ぎませんのでいつでも大丈夫ですよ。私はこの時間ならたいてい大丈夫です。

2013-02-08 21:22:53
うみんちゅ💙💛 @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 それでも何とか説明を試みる。水だけだとなんで泡立たないかと言えば、泡というのは非常に薄い膜ですので、膜の強度がもたない訳です。

2013-02-08 21:25:57
うみんちゅ💙💛 @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 界面活性剤というのは、先ほどから説明しているように、水と仲の良い部分(親水基)と油と仲の良い部分(疎水基、親油基)からできていますから、単純に水に溶ける事は難しいわけです。疎水基の部分が邪魔になりますから。

2013-02-08 21:28:58
うみんちゅ💙💛 @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 なので、水の中では界面活性剤同志が集まって、会合体を作ります。球状に集まるのですが、内側に疎水基(尻尾)を向けて、外側に親水基(頭)を向けて、綺麗に並ぶわけです。

2013-02-08 21:34:58
nona💙💛 @kobonona

@DEEPBLUE1219 @Butayama3 おおお、よくあるイメージ図のあれですね。

2013-02-08 21:37:11
nona💙💛 @kobonona

@DEEPBLUE1219 @Butayama3 ネロを天使が連れてった時みたいに、まん中に油の粒があってそのまわりを界面活性剤がよいしょよいしょとまとわりついて持ちあげて行くやつ。

2013-02-08 21:38:18
うみんちゅ💙💛 @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 それです。CMでよく見るのは油汚れを包んでいるので乳化という状態ですが、水に界面活性剤が溶けてるだけの時は、界面活性剤だけで集まったミセルという状態を作ります。でも、イメージとしてはあれと同じと思ってください。

2013-02-08 21:39:58
うみんちゅ💙💛 @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 これが泡の中ではどうなっているかというと、水に溶けない親油基(尻尾)を空気中に向けて、親水基(頭)を水に向けて並びます。薄い水の膜を挟んで泡の内側でも、同じように内側の空中に尻尾を出す形で並びます。

2013-02-08 21:45:57
うみんちゅ💙💛 @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 つまり、薄い水の膜を、界面活性剤の会合体でできたシートでコーティングしている状態になるわけです。これが、界面活性剤を入れると、泡が立ちやすくなる基本原理です。(もう少し続きますが、地下鉄に入るので、続きはまた後で<(_ _)>)

2013-02-08 21:48:19
nona💙💛 @kobonona

@DEEPBLUE1219 @Butayama3 はい、ありがとうございます。(^^ いつでも結構ですよ~。

2013-02-08 21:49:41
うみんちゅ💙💛 @DEEPBLUE1219

@kobonona @butayama3 纏めますと、界面活性剤でコーティングされる事による水の膜の強度アップが泡が長持ちする要因です。ですが、界面活性剤の被覆による強度は、界面活性剤の種類によって大きく異なります。

2013-02-08 22:00:45
nona💙💛 @kobonona

@DEEPBLUE1219 @Butayama3 なるほどなるほど。最近流行りのヘアダイのムース、泡がはじけにくくてしっかり髪につくというので人気だそうですね。あれも種類が違うんでしょうね。

2013-02-08 22:04:45
うみんちゅ💙💛 @DEEPBLUE1219

@kobonona @butayama3 ここから先は、専門家でないと難しいところなので、僕の理解が間違ってるかも。

2013-02-08 22:03:35
うみんちゅ💙💛 @DEEPBLUE1219

@kobonona @butayama3 そこで、電気の力を利用してやります。電気は、磁石と同じように、プラス同士、マイナス同士は反発し合います。

2013-02-08 22:05:28