2013年2月9日

洗剤の泡立ちの話その1~専門家と素人のコミュニケーションギャップについて

洗剤の泡切れの良し悪しの話が出た時 界面活性剤について詳しい方がいろいろ説明して下さいました。 やりとりしているうちに専門家と素人の間のコミュニケーションギャップの話になりました。 ちょっと興味深かったのでまとめてみました。 続きを読む
152
うみんちゅ @DEEPBLUE1219

@Butayama3 @kobonona 洗剤の話も奥が深くて、ですね。昔の洗濯機は洗濯中でも蓋が開いたから、消費者に「洗ってます!」アピールするために泡立つような分子設計してたんですよ。(続く)

2013-02-08 13:17:56
うみんちゅ @DEEPBLUE1219

@Butayama3 @kobonona 安全のために洗濯中に蓋が開かなくなってからは汚れが落ちればそれで良くて、わざわざアピールする必要がなくなったので、最近の洗剤はあまり泡立たない設計になってます。だから濯ぎも早くなったでしょう?(僕は洗剤メーカーの回し者ではありません)

2013-02-08 13:21:18
うみんちゅ @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 あ、でも最近の濯ぎ1回の洗剤は、更に界面活性剤の分子設計を工夫した別物になってます。

2013-02-08 18:17:39
nona @kobonona

@DEEPBLUE1219 @Butayama3 えーと、それをわかりやすくお話してもらえることって・・・できるもんですか?素人には理解がむずかしいお話ですか?

2013-02-08 18:19:44
うみんちゅ @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 個人的に、という程度でしたら大丈夫ですよ。僕も専門ではないので、大人数に、という事でしたら、詳しい人を紹介する事はできると思います

2013-02-08 19:38:34
nona @kobonona

@DEEPBLUE1219 @Butayama3 いえいえそんな大げさなものでは無くて、今ここで2~3ツイートでわかる程度かなと思って。

2013-02-08 20:24:31
うみんちゅ @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 2〜3ツイートで、というのはちょっと難しいです。もう少し長くなりますが、iPhoneの電池が保つ範囲で、少しつぶやいてみます。

2013-02-08 20:31:54
うみんちゅ @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 まず洗浄成分である界面活性剤の説明から。水と油が混ざり合わない事は、ドレッシングを思い浮かべれば分かると思いますが、一つの分子の中に水と仲の良い部分と油と仲の良い部分の両方を持つものを界面活性剤と言います。

2013-02-08 20:35:32
うみんちゅ @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 界面活性剤と言うと、ある程度分子サイズが大きなものを指すので、エタノールのようにあまり分子サイズの大きくないものは界面活性剤とは呼びません。身近なものとしては、石鹸や、牛乳の中に入ってるカゼインというタンパク質も界面活性剤の一種です。

2013-02-08 20:40:41
nona @kobonona

@DEEPBLUE1219 @Butayama3 カゼインが界面活性剤とは!ほー。

2013-02-08 20:42:25
nona @kobonona

@DEEPBLUE1219 @Butayama3 はいはい!あー、よくイメージ図が書かれてますよね。

2013-02-08 20:41:37
うみんちゅ @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 そうです、そうです。オタマジャクシのような図がよく使われますね。あんな感じ。頭の部分が水と仲の良い部分、尻尾が油と仲の良い部分です。

2013-02-08 20:43:33
nona @kobonona

@DEEPBLUE1219 @Butayama3 ふむふむ。ということは分子設計を工夫したという事はその形を変えたと言う事かしらん?

2013-02-08 20:47:43
うみんちゅ @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 界面活性剤は油にも水にも溶けるので、油と水を混ぜ合わせる事ができます。牛乳はカゼインタンパクなどが界面活性剤として働いているから、乳脂肪が液中に分散しているのです。えーっと、せっかくなのでちょっと脱線します。

2013-02-08 20:47:43
うみんちゅ @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 せっかくなのでちょっと脱線。牛乳が白く見えているのは、液がもともと白いわけではありません。牛乳のように、水中に油が分散している状態を乳化と言いますが(なので界面活性剤を乳化剤とも呼びます)、分散している油の粒によって光が散乱するため、

2013-02-08 20:50:50
うみんちゅ @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 白く見えている、というわけです。ところで、牧場で飲む搾りたての牛乳って美味しいですよね。

2013-02-08 20:53:56
nona @kobonona

@DEEPBLUE1219 @Butayama3 なるほどねえ。なんかだんだんイメージ湧いてきた。牛乳の脂肪分ってかなり高いのに油は浮いてないし、そんなに油っぽくも感じない。界面活性剤のおかげなんですね。

2013-02-08 20:54:33
nona @kobonona

@DEEPBLUE1219 @Butayama3 はいはい。イトコのところで牛を飼っていたのでしぼりたてを飲んだ事があります。脂肪分が浮いてました!

2013-02-08 20:55:20
うみんちゅ @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 それです。搾りたての牛乳は、分散している油の粒ー乳化粒子と言いますーが大きいので、舌が油の甘みを感じやすいのが原因ではないかと、僕は考えています。

2013-02-08 20:57:54
うみんちゅ @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 搾りたての牛乳では、カゼインが油を分散するのに使われずに、余っている状態になってます。なので粒子径も大きいし、乳化されない油が浮いていたりします。ですがそれでは、商品として長期間保存する事ができません。

2013-02-08 21:00:20
うみんちゅ @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 そこで、搾った牛乳は分散機を通して、乳化粒子を小さく均一に整えます。成分自体は変わっていませんが、油の粒が小さくなる事で、油浮きを抑え、保存が可能になる代わりに、油の甘みを感じにくくなっているのかな?と。

2013-02-08 21:03:33
うみんちゅ @DEEPBLUE1219

@kobonona @Butayama3 搾りたての牛乳はやたらと泡立ちますよね。あれは、界面活性剤のカゼインが余っているせいだと思います。スーパーで買う牛乳は、カゼインが水と油の界面に集まって油を分散するのに使われているので、振ってもあまり泡立ちません。

2013-02-08 21:06:51
残りを読む(67)

コメント

nona @kobonona 2013年2月11日
まとめを更新しました。
0
Flying Zebra @f_zebra 2013年2月12日
界面活性剤の働きについてよく分かりました。今まで、分かっているつもりで分かっていなかったことも多々…あやふやな知識で人に説明してはいけませんね。ムスコよ、ごめん。
0
K.M@不要不急の超靴ひも理論 @Slight_Bright 2013年2月12日
こんな化学教育論文見つけました。「タンパク質を理解するための牛乳カゼインを用いた実験の教材化」http://ci.nii.ac.jp/naid/110008906376 600倍でカゼインミセルを顕微鏡観察するといった実験も。絞りたてと市販の牛乳で違いが見える?かも。
1
mikunitmr @mikunitmr 2013年2月13日
濯ぎ1回の分子構造が別物の界面活性剤がどうなっているかをもっと聞きたいですね。
0
船沢荘一という名の共同幻想🤪☁️ @Funaschon 2013年3月25日
無知は誤解と恐怖を生み、その解決から逃避し考えることもしない態度がさらなる無知を加速化させる――いつの時代も変わらぬ人間の真理であり、それ故に最近の反原発・反合成洗剤・反化学製品・反(以下略)の人々の過剰反応の根源にもなっています。そういう人々は kobonona さんのように「内なる恐怖の源を看破する」ことで本当の安心を手に入れるのではなく、正体不明の見えない敵におびえながらその姿を暴こうともせず「死のダンスを踊り続ける」ことでしか安んじることができない哀れな仔羊なのかもしれませんな。
2
Yoshimi W @guripapa 2015年8月9日
とても良いまとめ。勉強になるわ〜
1